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16◆アルベルト視点(最終回)
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「………クーロ?」
「はい!魔王様!」
目覚めると、クーロが子犬になっていた。
喋る子犬に。
「何故子犬に?」
「わからないので、遊びましょう!」
「?」
よくわからない状況で、私はクーロと遊んだ。
主に、犬とする遊びを。
「楽しいか?」
「最高です!!」
正直に言えば、私は楽しい!
可愛いモフモフのクーロが、私にこれでもかというほど甘えるんだ。
可愛いくてたまらないな!
「魔王様、俺は魔王様が大好きです!だから、俺の番になってください!」
「ふふ、クーロの番になら、喜んでなろう」
そして、私とクーロはキスをするために顔を近寄せて………。
ハッ!!
「おはようございます。魔王様!」
………夢だったらしい。
「………後少しで、クーロと番になれたのに………」
私は、あまりにもいいところで夢が覚めて、ショックだった。
せめてキスぐらいしたかった………。
「……俺と番?今すぐなりましょう!!」
「!?」
「まさか、魔王様に告白されるだなんて、なんて光栄な!嬉し過ぎて空を飛んでしまいそうです!!」
「死ぬから早まるな!?」
私は、クーロが飛び降りでもするのかと焦ったが、クーロは私に抱き着いてきた。
「魔王様!大好きです!」
「クーロ………ふふ、私も大好きだ」
案外、正夢だったのかもしれないな。
………子犬ではないが、子犬のようにクーロは可愛い。
「クーロ、ずっと側にいてくれ」
「もちろんですよ!大好きな魔王様!」
クーロの笑顔が、私の世界で一番大切な宝だ。
完
★
読んでくれて、ありがとうございました!ヽ(・∀・)ノ
「はい!魔王様!」
目覚めると、クーロが子犬になっていた。
喋る子犬に。
「何故子犬に?」
「わからないので、遊びましょう!」
「?」
よくわからない状況で、私はクーロと遊んだ。
主に、犬とする遊びを。
「楽しいか?」
「最高です!!」
正直に言えば、私は楽しい!
可愛いモフモフのクーロが、私にこれでもかというほど甘えるんだ。
可愛いくてたまらないな!
「魔王様、俺は魔王様が大好きです!だから、俺の番になってください!」
「ふふ、クーロの番になら、喜んでなろう」
そして、私とクーロはキスをするために顔を近寄せて………。
ハッ!!
「おはようございます。魔王様!」
………夢だったらしい。
「………後少しで、クーロと番になれたのに………」
私は、あまりにもいいところで夢が覚めて、ショックだった。
せめてキスぐらいしたかった………。
「……俺と番?今すぐなりましょう!!」
「!?」
「まさか、魔王様に告白されるだなんて、なんて光栄な!嬉し過ぎて空を飛んでしまいそうです!!」
「死ぬから早まるな!?」
私は、クーロが飛び降りでもするのかと焦ったが、クーロは私に抱き着いてきた。
「魔王様!大好きです!」
「クーロ………ふふ、私も大好きだ」
案外、正夢だったのかもしれないな。
………子犬ではないが、子犬のようにクーロは可愛い。
「クーロ、ずっと側にいてくれ」
「もちろんですよ!大好きな魔王様!」
クーロの笑顔が、私の世界で一番大切な宝だ。
完
★
読んでくれて、ありがとうございました!ヽ(・∀・)ノ
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