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20◆マフユ視点
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マリウスさんは結婚式のためにすごくお仕事を頑張っている。
………頑張りすぎている。
マリウスさんは、食事は片手ですむ物を少ししか食べないで仕事している。
マリウスさんは、トイレとかお風呂とか歯磨きとか…必要なことはちゃんとしてるけど全然休まない。
マリウスさんは……寝るときは一緒だけど、僕が起きる時はそばで書類仕事している。
………部下の人たちが、またマリウスさんを心配そうにみていて、何度も休むように言っていた。
マリウスさんは……結婚式とか、初夜とか、新婚旅行とかが余裕でできるように頑張っているらしいけど………僕はマリウスさんの身体が心配だよ。
僕といっぱいイチャイチャするためなら全然辛くないって笑っていた。
………嘘…だよね?
辛くないって本当に思っていたとしても、こんなに頑張りすぎたら身体が持たないよ。
リウミアさんが、怖い顔で言う。
リウミア「そろそろ休ませないと、いくら陛下でも限界です。マフユ君、どんな手段を使っても大丈夫ですから、陛下を休ませるのを手伝ってください」
リウミアさんの瞳が急いだほうがいいと僕を急かした。
………でも、一足遅くて………マリウスさんは青い顔をして倒れていた。
マフユ「マリウスさん………っ!マリウスさん!!!!」
マリウスさんの苦しそうな呼吸が僕を混乱させた。
マリウスさん……マリウスさん……マリウスさん………!!
リウミア「マフユ君、今は落ち着いてください。陛下の診察をします。陛下は大丈夫ですから、レインを呼んできてください」
リウミアさんがマリウスさんをベッドに運んだ。
僕は護衛のお兄さんと一緒にレインさんを探した。
………頑張りすぎている。
マリウスさんは、食事は片手ですむ物を少ししか食べないで仕事している。
マリウスさんは、トイレとかお風呂とか歯磨きとか…必要なことはちゃんとしてるけど全然休まない。
マリウスさんは……寝るときは一緒だけど、僕が起きる時はそばで書類仕事している。
………部下の人たちが、またマリウスさんを心配そうにみていて、何度も休むように言っていた。
マリウスさんは……結婚式とか、初夜とか、新婚旅行とかが余裕でできるように頑張っているらしいけど………僕はマリウスさんの身体が心配だよ。
僕といっぱいイチャイチャするためなら全然辛くないって笑っていた。
………嘘…だよね?
辛くないって本当に思っていたとしても、こんなに頑張りすぎたら身体が持たないよ。
リウミアさんが、怖い顔で言う。
リウミア「そろそろ休ませないと、いくら陛下でも限界です。マフユ君、どんな手段を使っても大丈夫ですから、陛下を休ませるのを手伝ってください」
リウミアさんの瞳が急いだほうがいいと僕を急かした。
………でも、一足遅くて………マリウスさんは青い顔をして倒れていた。
マフユ「マリウスさん………っ!マリウスさん!!!!」
マリウスさんの苦しそうな呼吸が僕を混乱させた。
マリウスさん……マリウスさん……マリウスさん………!!
リウミア「マフユ君、今は落ち着いてください。陛下の診察をします。陛下は大丈夫ですから、レインを呼んできてください」
リウミアさんがマリウスさんをベッドに運んだ。
僕は護衛のお兄さんと一緒にレインさんを探した。
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