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婚約破棄なんて言う悪い子は………?
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「シュラ、貴様とは婚約破棄する!」
第二王子のミリアムは、シュラを婚約破棄しようとしました。
しかも、ミリアムの隣にいる令嬢キャサリンと浮気していた悪い子ちゃんはミリアムです。
ミリアムはキャサリンと婚約するために、シュラに冤罪を吹っ掛けて婚約破棄をするため……学園の卒業パーティーで婚約破棄イベントをやりやがりました。
冤罪内容は、シュラがキャサリンを殺そうとしたというもの。
最初から冤罪だとわかっているので、証拠はありません。
ミリアムは、完全に恋に盲目状態でした。
ミリアムの隣のキャサリンは、勝ち誇った顔をしています。
キャサリンは、まさに理想の男性ナンバー1のミリアムが欲しかった。
無事に婚約破棄が終われば、ミリアムは自分のモノだと完全に勝利を確信しています。
しかし、残念ながらシュラはミリアムのことを愛していて、絶対に手放すつもりはありません。
そして、ミリアムにちょっとお仕置きをするため風魔法でエイ!っと………ズボンのベルトとファスナーを全開にしてやりました。
ズボンがするりと脱げて、その場にいた皆にバレたこと………。
第二王子ミリアムは、可愛いイチゴ柄のパンツを愛用しているのです。
ちなみに、この事実はシュラと家族しか知りません。
「み、みるなぁ~~!」
恥ずかしそうに赤面するミリアム。
そしてミリアムは、キャサリンから蔑むような瞳でみつめられているのに気づきました。
「キャサリン?」
「キモ!まさかミリアム様が変態だったなんて、騙されたわ!いくら家柄も外見も性格も良くて、運動も勉強も完璧な理想の男性でも、変態はお断りよ!」
変態変態とキャサリンに罵られ、ミリアムの心はボロボロです。
涙目になりながら、キャサリンに話しかけようとしますが………。
「キャサリン、話を……」
「私の名前を気安く呼ぶな変態!アンタとは二度と会いたくないわ変態!さようなら変態!」
キャサリンはミリアムを置いて去ってしまいました。
「うわあぁぁん!!」
ミリアム…今年で18歳。
大号泣です。
「ミリアム……」
シュラはミリアムに近くに行き、ハンカチを差し出しました。
優しく微笑み、ミリアムの涙を拭いてあげます。
「僕は、ミリアムのイチゴパンツは可愛いと思っているよ。可愛いミリアムに良く似合うよね。僕は、ミリアムが変態だとは思っていないよ。イチゴパンツが好きなのは、悪いことじゃない。僕は、イチゴパンツが好きなミリアムのこと、大好きだよ」
「シュラ……!ごめんなさ~い!!」
ミリアムは、シュラに抱きついてひたすら謝りました。
シュラのせいでイチゴパンツを晒されたことは………気づいていません。
「うっ…えぐっ…裏切ってごめんなさい!私にはシュラだけだ!」
「いい子いい子……。ちゃんとわかってくれたならもういいんだよ?でも、もうオイタしたらダメだからね」
「うん!」
二人は無事、仲直りしましたとさ。
めでたしめでたし。
後日談。
イチゴパンツが、何故か仲直り必須アイテムとして大人気商品になったことを、その一ヶ月後に知ったシュラとミリアムでした。
第二王子のミリアムは、シュラを婚約破棄しようとしました。
しかも、ミリアムの隣にいる令嬢キャサリンと浮気していた悪い子ちゃんはミリアムです。
ミリアムはキャサリンと婚約するために、シュラに冤罪を吹っ掛けて婚約破棄をするため……学園の卒業パーティーで婚約破棄イベントをやりやがりました。
冤罪内容は、シュラがキャサリンを殺そうとしたというもの。
最初から冤罪だとわかっているので、証拠はありません。
ミリアムは、完全に恋に盲目状態でした。
ミリアムの隣のキャサリンは、勝ち誇った顔をしています。
キャサリンは、まさに理想の男性ナンバー1のミリアムが欲しかった。
無事に婚約破棄が終われば、ミリアムは自分のモノだと完全に勝利を確信しています。
しかし、残念ながらシュラはミリアムのことを愛していて、絶対に手放すつもりはありません。
そして、ミリアムにちょっとお仕置きをするため風魔法でエイ!っと………ズボンのベルトとファスナーを全開にしてやりました。
ズボンがするりと脱げて、その場にいた皆にバレたこと………。
第二王子ミリアムは、可愛いイチゴ柄のパンツを愛用しているのです。
ちなみに、この事実はシュラと家族しか知りません。
「み、みるなぁ~~!」
恥ずかしそうに赤面するミリアム。
そしてミリアムは、キャサリンから蔑むような瞳でみつめられているのに気づきました。
「キャサリン?」
「キモ!まさかミリアム様が変態だったなんて、騙されたわ!いくら家柄も外見も性格も良くて、運動も勉強も完璧な理想の男性でも、変態はお断りよ!」
変態変態とキャサリンに罵られ、ミリアムの心はボロボロです。
涙目になりながら、キャサリンに話しかけようとしますが………。
「キャサリン、話を……」
「私の名前を気安く呼ぶな変態!アンタとは二度と会いたくないわ変態!さようなら変態!」
キャサリンはミリアムを置いて去ってしまいました。
「うわあぁぁん!!」
ミリアム…今年で18歳。
大号泣です。
「ミリアム……」
シュラはミリアムに近くに行き、ハンカチを差し出しました。
優しく微笑み、ミリアムの涙を拭いてあげます。
「僕は、ミリアムのイチゴパンツは可愛いと思っているよ。可愛いミリアムに良く似合うよね。僕は、ミリアムが変態だとは思っていないよ。イチゴパンツが好きなのは、悪いことじゃない。僕は、イチゴパンツが好きなミリアムのこと、大好きだよ」
「シュラ……!ごめんなさ~い!!」
ミリアムは、シュラに抱きついてひたすら謝りました。
シュラのせいでイチゴパンツを晒されたことは………気づいていません。
「うっ…えぐっ…裏切ってごめんなさい!私にはシュラだけだ!」
「いい子いい子……。ちゃんとわかってくれたならもういいんだよ?でも、もうオイタしたらダメだからね」
「うん!」
二人は無事、仲直りしましたとさ。
めでたしめでたし。
後日談。
イチゴパンツが、何故か仲直り必須アイテムとして大人気商品になったことを、その一ヶ月後に知ったシュラとミリアムでした。
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