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10◆セルジュ視点
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森を進むと、突然黒い霧の様なものに身を包まれました。
そして………一段と霧が濃くなって進めなくなった時のことです。
「キール、会いたかったよ」
目の前には、ラースがいました。
懐かしいあの頃のラース。
「………ラース?」
「もう!僕に会いに来ないで浮気でもしていたの?寂しかったんだよ!」
「浮気なんてあり得ません!俺はラース一筋ですから!」
無邪気にラースが笑っいます。
あぁ、俺の愛しいラース。
「キール、僕と一緒に行こうよ!」
俺に手を差し出し、さぁ来てと誘われます。
ラース、俺は一途な男なんです。
だから………。
「ラース………君が本物だったなら、俺は迷わず行ったでしょう。けれど、偽物の手をとることはありません」
俺が、偽物を見破れないと思っていましたか?
一途だからこそ、わかるんですよ。
笑っていたラースの姿が消え、そこには黒い塊がありました。
あれが、スタンピードの原因のようですね。
そして………一段と霧が濃くなって進めなくなった時のことです。
「キール、会いたかったよ」
目の前には、ラースがいました。
懐かしいあの頃のラース。
「………ラース?」
「もう!僕に会いに来ないで浮気でもしていたの?寂しかったんだよ!」
「浮気なんてあり得ません!俺はラース一筋ですから!」
無邪気にラースが笑っいます。
あぁ、俺の愛しいラース。
「キール、僕と一緒に行こうよ!」
俺に手を差し出し、さぁ来てと誘われます。
ラース、俺は一途な男なんです。
だから………。
「ラース………君が本物だったなら、俺は迷わず行ったでしょう。けれど、偽物の手をとることはありません」
俺が、偽物を見破れないと思っていましたか?
一途だからこそ、わかるんですよ。
笑っていたラースの姿が消え、そこには黒い塊がありました。
あれが、スタンピードの原因のようですね。
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