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5◆アイリス視点
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セルジュは、僕のただの専属護衛だ。
なのに、僕の世話を進んでせっせとしている。
僕の服の着せ替え。
……脱いだ服の匂い嗅ぐの、貴方と同じだね。
僕の食事。(食料、飲料、オヤツなど)
あーんって食べさせるのが好きなのも、貴方と同じだね。
僕の入浴。
洗い方が………エロいのも貴方と同じだね。
………トイレは流石に一人ですることを死守した。
多少(?)トイレ内に必死に入ろうとするセルジュと、攻防戦があったけどね。
そこまで貴方と同じなんだね。
僕の移動は、何故かセルジュの片腕に小さな子供のように抱っこしている。
「重くないの?」
「俺は戦神の加護がありますから、アイリス様が子供より軽く感じます」
セルジュは、ニッコリと微笑んだ。
食事はちゃんと食べてはいるのに、子供より軽いのか………。
『ラースは子供より軽いですね』
『もう!キールの意地悪!』
『ふふ、俺のラースは本当に可愛いです』
僕達がまだ幸せだった頃、貴方も僕を子供より軽いとからかったことがあったね。
普通なら、羽のように軽いって言うんじゃないかな?
でも、貴方は子供より軽いという表現を使った。
あぁ、懐かしい。
生まれ変わりだから、同じ表現を使うのかな?
君の言動の全てが、貴方を思い出させる。
懐かしくて………とても辛い。
あんまり同じ過ぎると、君に貴方の記憶があるんじゃないかと勘違いしてしまいそうだ。
………そんなはずないと、わかっているはずなのに。
僕から涙は出ない。
だから………記憶のない君に、僕の悲しみの涙をみられることはない。
セルジュは、僕に自傷行為をさせてはくれない。
「怪我がすぐに治るから?死なないから?だからといって、痛みは感じるのでしょう。貴方が傷つけば、悲しむ者がいることを忘れないでください」
僕の涙は出ないのに、どうして君は涙を流すの?
………君には、貴方の記憶はないのに………。
なのに、僕の世話を進んでせっせとしている。
僕の服の着せ替え。
……脱いだ服の匂い嗅ぐの、貴方と同じだね。
僕の食事。(食料、飲料、オヤツなど)
あーんって食べさせるのが好きなのも、貴方と同じだね。
僕の入浴。
洗い方が………エロいのも貴方と同じだね。
………トイレは流石に一人ですることを死守した。
多少(?)トイレ内に必死に入ろうとするセルジュと、攻防戦があったけどね。
そこまで貴方と同じなんだね。
僕の移動は、何故かセルジュの片腕に小さな子供のように抱っこしている。
「重くないの?」
「俺は戦神の加護がありますから、アイリス様が子供より軽く感じます」
セルジュは、ニッコリと微笑んだ。
食事はちゃんと食べてはいるのに、子供より軽いのか………。
『ラースは子供より軽いですね』
『もう!キールの意地悪!』
『ふふ、俺のラースは本当に可愛いです』
僕達がまだ幸せだった頃、貴方も僕を子供より軽いとからかったことがあったね。
普通なら、羽のように軽いって言うんじゃないかな?
でも、貴方は子供より軽いという表現を使った。
あぁ、懐かしい。
生まれ変わりだから、同じ表現を使うのかな?
君の言動の全てが、貴方を思い出させる。
懐かしくて………とても辛い。
あんまり同じ過ぎると、君に貴方の記憶があるんじゃないかと勘違いしてしまいそうだ。
………そんなはずないと、わかっているはずなのに。
僕から涙は出ない。
だから………記憶のない君に、僕の悲しみの涙をみられることはない。
セルジュは、僕に自傷行為をさせてはくれない。
「怪我がすぐに治るから?死なないから?だからといって、痛みは感じるのでしょう。貴方が傷つけば、悲しむ者がいることを忘れないでください」
僕の涙は出ないのに、どうして君は涙を流すの?
………君には、貴方の記憶はないのに………。
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