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7◆ジョルテ視点
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今日はマリウスをみないなと思っていた。
どこに行っているのかわからないが、きっと今日も女を侍らせているのだと思っていた。
でも、嫌な胸騒ぎがして……マリウスが心配で堪らない。
そして、そんな気持ちの中事件が起きた。
マリウスが、貴族に連れていかれたらしい。
無理矢理馬車に乗せられ、馬車は走り去ったそうだ。
マリウス!!
まさか、貴族の令嬢にも手を出して怒りをかったのか!?
俺は、急いでマリウスを連れていった貴族の屋敷に走った。
貴族の屋敷に侵入した俺は、マリウスの居場所を探った。
マリウスの匂いを辿り、そっと室内に入ると………。
「!?」
マリウスが……貴族令嬢になっていた。
綺麗なドレスを身に纏い、女らしい髪型で、ナチュラルメイクの美少女マリウス。
マリウスが女だと知らなかったら、マリウスだとわからないぐらいだな。
「ジョルテ、なんでここにいるんだ?」
「マリウスを助けに忍び込んだ」
「マジか」
マリウスがびっくりしているが、好きな人のためなら怖いものはないぞ。
「ところで、その見た目は………」
「ここな、僕の実家なんだよ」
「え、実家!?」
マリウスの話では、実家の人に強制帰還させられたらしい。
マリウス……貴族令嬢だったのか。
………似合わないんだが。
俺達が会話していると、室内にハンサムな紳士が入ってきた。
ヤバイ!みつかった!
「マリアベル、立ち話してないで座ってもらいなさい。失礼だろう?」
「わかったよ………お父様」
「お父様!?」
マリウスの口からお父様という言葉を聞いて、それなりに衝撃を受ける。
というか、マリアベルが本当の名前なんだな。
あと、俺は侵入者なんだがな。
ソファに座ると、どこにいたのか侍女がお茶の用意をしてくれた。
え、もしかしてこの人……部屋にずっといたのか?
どうやら俺は、侵入には向かないようだと初めて知った。
どこに行っているのかわからないが、きっと今日も女を侍らせているのだと思っていた。
でも、嫌な胸騒ぎがして……マリウスが心配で堪らない。
そして、そんな気持ちの中事件が起きた。
マリウスが、貴族に連れていかれたらしい。
無理矢理馬車に乗せられ、馬車は走り去ったそうだ。
マリウス!!
まさか、貴族の令嬢にも手を出して怒りをかったのか!?
俺は、急いでマリウスを連れていった貴族の屋敷に走った。
貴族の屋敷に侵入した俺は、マリウスの居場所を探った。
マリウスの匂いを辿り、そっと室内に入ると………。
「!?」
マリウスが……貴族令嬢になっていた。
綺麗なドレスを身に纏い、女らしい髪型で、ナチュラルメイクの美少女マリウス。
マリウスが女だと知らなかったら、マリウスだとわからないぐらいだな。
「ジョルテ、なんでここにいるんだ?」
「マリウスを助けに忍び込んだ」
「マジか」
マリウスがびっくりしているが、好きな人のためなら怖いものはないぞ。
「ところで、その見た目は………」
「ここな、僕の実家なんだよ」
「え、実家!?」
マリウスの話では、実家の人に強制帰還させられたらしい。
マリウス……貴族令嬢だったのか。
………似合わないんだが。
俺達が会話していると、室内にハンサムな紳士が入ってきた。
ヤバイ!みつかった!
「マリアベル、立ち話してないで座ってもらいなさい。失礼だろう?」
「わかったよ………お父様」
「お父様!?」
マリウスの口からお父様という言葉を聞いて、それなりに衝撃を受ける。
というか、マリアベルが本当の名前なんだな。
あと、俺は侵入者なんだがな。
ソファに座ると、どこにいたのか侍女がお茶の用意をしてくれた。
え、もしかしてこの人……部屋にずっといたのか?
どうやら俺は、侵入には向かないようだと初めて知った。
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