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4◆マリウス視点
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バレてしまった。
女の子だとバレてしまった!
せっかく人目を避けて、深夜に水浴びしていたのになんてことだ!
しかも、僕を好きだと付け狙う男にみつかるなんて………今日は厄日かもしれない。
というか………。
「ひぇっ!?血塗れ!?」
鼻から下をあり得ない程血に濡らしたジョルテが、僕の身体をガン見していた。
ひぃっ!!
これだから男は嫌なんだ!
野蛮だ変態だ野獣だぁーーー!!
「変態クソ野郎が!もげろ!もげてしまえ!」
威嚇する猫のように、全力で罵倒してみる。
あの姿は、僕の身体をみたからあんなに血塗れなんだろう?
僕の水浴びを覗くだけでも万死なのに、あんなに鼻血を出すなんて………去勢してやる!
「マリウスは、女なんだな」
「知られたなら殺すしかないか」
「ま、待て!?黙ってるから!神様に誓うから!」
「神様じゃ信用ならん!全世界の女の子に誓え!」
「わかった!全世界の女の子に誓うから!」
「………なら良し」
僕の絶対的存在は女の子だ。
だから、誓うなら女の子じゃないとね?
神様は男かもしれないし。
男は神様でも嫌いだよ。
こうして、ジョルテと秘密を共有することになった僕。
もしも僕が女の子だとバラしたら、ジョルテを去勢するよ。
ちんも玉ももいでやるから!
「ひえぇ……!」
「僕は殺ると言ったら殺る男だよ」
僕は、怯えるジョルテを冷たく睨んだ。
女の子だとバレてしまった!
せっかく人目を避けて、深夜に水浴びしていたのになんてことだ!
しかも、僕を好きだと付け狙う男にみつかるなんて………今日は厄日かもしれない。
というか………。
「ひぇっ!?血塗れ!?」
鼻から下をあり得ない程血に濡らしたジョルテが、僕の身体をガン見していた。
ひぃっ!!
これだから男は嫌なんだ!
野蛮だ変態だ野獣だぁーーー!!
「変態クソ野郎が!もげろ!もげてしまえ!」
威嚇する猫のように、全力で罵倒してみる。
あの姿は、僕の身体をみたからあんなに血塗れなんだろう?
僕の水浴びを覗くだけでも万死なのに、あんなに鼻血を出すなんて………去勢してやる!
「マリウスは、女なんだな」
「知られたなら殺すしかないか」
「ま、待て!?黙ってるから!神様に誓うから!」
「神様じゃ信用ならん!全世界の女の子に誓え!」
「わかった!全世界の女の子に誓うから!」
「………なら良し」
僕の絶対的存在は女の子だ。
だから、誓うなら女の子じゃないとね?
神様は男かもしれないし。
男は神様でも嫌いだよ。
こうして、ジョルテと秘密を共有することになった僕。
もしも僕が女の子だとバラしたら、ジョルテを去勢するよ。
ちんも玉ももいでやるから!
「ひえぇ……!」
「僕は殺ると言ったら殺る男だよ」
僕は、怯えるジョルテを冷たく睨んだ。
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