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5◆ヤマト視点
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ハーメルンさんと一緒にスローライフをすることになった僕は、実は嬉しかったりする。
やっぱりね、そのね、一人は………寂しいからね。
スローライフは確かに夢だけど、一人になりたかったわけじゃないから。
「ハーメルンさん」
「どうしましたか?」
「一緒にお風呂入りたい!」
「ぐはっ!」
たまにハーメルンさんは、変な反応をするけど、優しいから大好きだな。
「は…はい!一緒に入りましょう!」
ちょっとハアハアいっているハーメルンさんと、浴室に来たけど………お湯はどこから出すのかな?
ちなみに、井戸が外にあったけど、井戸の水を運んでくるのかな?
僕が不思議に思っていると、ハーメルンさんは魔法で水を出して、その水を魔法でお湯にしていた!
「すごいね!ハーメルンさんはなんでもできるんだね!」
「ふふ、なんでもはできませんよ?」
二人で、そんな和気あいあいとした会話をしながら服を脱いで、身体を洗う。
残念ながらシャワーは無いけど、贅沢は敵だ!
お風呂にこうして入れるんだから、充分有難いよね!
よく異世界に主人公が行くと、お風呂は高級だから入れないなんて話の本はいっぱいあった。
異世界初日でお風呂に入れて、僕は恵まれているなぁ。
「ハーメルンさん、背中洗っていい?」
「背中!?ヤマトに背中を……私の息子は大丈夫でしょうか?理性が…理性が……!!」
「ハーメルンさん?息子さんがいるの?」
ビクつくハーメルンさん。
そっか、ハーメルンさんには息子さんがいるのか。
じゃあ、奥さんとかもいるのかな。
……と、思っていたけど違うらしい。
「いえ、息子は息子でも……ペニスのことです」
「ペニスって何?」
「………チンコです」
「お子さんと奥さんは?」
「私は独身ですよ」
驚いちゃったよ!
だって、ハーメルンさんはこんなに優しくて美人なのに、独身だなんて………。
あ、森暮らしだから世の中の人の視界に入らないのか!
………もったいないな。
僕が女の子だったら、絶対に結婚したいと思うのに。
そう思っていたのが、ハーメルンさんに伝わってしまったのかな?
僕はいきなり告白をされたんだ。
「私は、ヤマトを私の妻にしたいと思っていますよ。一目惚れで……ヤマトのことが好きなんです」
もじもじとしているのは、ちょっと可愛いような気がする。
けれど、ハーメルンさん。
今…僕たちは……全裸で、石鹸の泡がたくさんついている状態なんだよ。
気持ちは嬉しいけど、告白のタイミングは考えてほしかったな。
どうしよう………すごく照れる。
やっぱりね、そのね、一人は………寂しいからね。
スローライフは確かに夢だけど、一人になりたかったわけじゃないから。
「ハーメルンさん」
「どうしましたか?」
「一緒にお風呂入りたい!」
「ぐはっ!」
たまにハーメルンさんは、変な反応をするけど、優しいから大好きだな。
「は…はい!一緒に入りましょう!」
ちょっとハアハアいっているハーメルンさんと、浴室に来たけど………お湯はどこから出すのかな?
ちなみに、井戸が外にあったけど、井戸の水を運んでくるのかな?
僕が不思議に思っていると、ハーメルンさんは魔法で水を出して、その水を魔法でお湯にしていた!
「すごいね!ハーメルンさんはなんでもできるんだね!」
「ふふ、なんでもはできませんよ?」
二人で、そんな和気あいあいとした会話をしながら服を脱いで、身体を洗う。
残念ながらシャワーは無いけど、贅沢は敵だ!
お風呂にこうして入れるんだから、充分有難いよね!
よく異世界に主人公が行くと、お風呂は高級だから入れないなんて話の本はいっぱいあった。
異世界初日でお風呂に入れて、僕は恵まれているなぁ。
「ハーメルンさん、背中洗っていい?」
「背中!?ヤマトに背中を……私の息子は大丈夫でしょうか?理性が…理性が……!!」
「ハーメルンさん?息子さんがいるの?」
ビクつくハーメルンさん。
そっか、ハーメルンさんには息子さんがいるのか。
じゃあ、奥さんとかもいるのかな。
……と、思っていたけど違うらしい。
「いえ、息子は息子でも……ペニスのことです」
「ペニスって何?」
「………チンコです」
「お子さんと奥さんは?」
「私は独身ですよ」
驚いちゃったよ!
だって、ハーメルンさんはこんなに優しくて美人なのに、独身だなんて………。
あ、森暮らしだから世の中の人の視界に入らないのか!
………もったいないな。
僕が女の子だったら、絶対に結婚したいと思うのに。
そう思っていたのが、ハーメルンさんに伝わってしまったのかな?
僕はいきなり告白をされたんだ。
「私は、ヤマトを私の妻にしたいと思っていますよ。一目惚れで……ヤマトのことが好きなんです」
もじもじとしているのは、ちょっと可愛いような気がする。
けれど、ハーメルンさん。
今…僕たちは……全裸で、石鹸の泡がたくさんついている状態なんだよ。
気持ちは嬉しいけど、告白のタイミングは考えてほしかったな。
どうしよう………すごく照れる。
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