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24◆エドワード視点

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僕は『結界』をパルマに使って閉じ込めて、皆を救うため二つのスキルを連続で使った。

突然結界に閉じ込められて、ビックリしているあんなやつより皆の方が優先度は高いからね!

『全状態異常回復』『体力・魔力全回復』

会場にいた皆が、さっきまでの苦しみは嘘だったみたいに元気になったがまだ困惑しているようだ。

ハロルドも元気になり、お得意のナイフを取り出し浮かせて戦闘態勢になっている。
………パルマに対する殺意がすごい。

セインも回復して、近くにいた警備員から剣を借りて戦闘態勢に入った。
さすが一応騎士なだけあって、意外に様になっている。

パルマ「なにこれ~?想像と違う!」

ちょっと怒っているみたいで、また頬をぷくぅ~と膨らませるが……やっぱり可愛いくないな。

エドワード「おいたをする悪い子は叱らないとね?」

そう言って僕は『拘束』のスキルでパルマを鎖で動けないように拘束した。

皆がこれでこの騒ぎは終わったと思ったが、鎖で拘束されたままパルマが炎に包まれ唖然とする。

え、待って?
僕燃やしてないよ!?
なんで燃えているのかな!?

だが炎はあっさりと消えて、パルマともう一人赤い髪の男が立っていて………敵が増えたのかと思った。
ちなみに、鎖がなくなっていたけど………まさか炎で溶かしたの?

赤髪「パルマ様、あの男とはまた後日お楽しみください」
パルマ「ちょっと!邪魔しないでよ~!俺今機嫌悪いんだよ~?」
赤髪「しかし、オヤツの時間です。本日はガトーショコラですが、いりませんか?」
パルマ「え、もうそんな時間?仕方ないな~♪」

………やっぱり子供なのかな?
今は午後3時、確かにオヤツの時間だが……まぁ、帰るならさっさと帰ってね?

パルマは帰ることにしたようだが、去り際に不吉な置き台詞を残して去った。

ああ、ちなみに捕まえることはできなかったんだ。

何故なら、炎に包まれて、炎が消えたら姿も消えていたから。

そして置き台詞とは。

パルマ「俺、君ともっと遊びたくなったからまた来るね~♪僕は必ず君の幸せを壊してあげるから、楽しみにしていてね~♪次は君のこと調べてから来るから待っててね~♪」

………もう来るな!!

ついプッチンとキレて怒鳴ったけど…皆同じ気持ちだったと思うよ。


その後、結婚式は一度休憩をとってから続きが行われた。

祝福の光の花びらはすごく美しくて、嫌なことを忘れるには充分だった。
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