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32◆ランバート視点
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どういう風の吹き回しか、ルーカスは俺にアクセサリーをプレゼントしてくれた。
ルーカスの瞳の色の宝石がついた、指輪とイヤリングだ。
はっきり言って、俺には似合わない。
けれど、ルーカスがすごく嬉しそうにしているので仕方ないからつけておく。
最近、ルーカスにちょっとほだされ気味な俺は、変態に慣れ過ぎてしまったのだろう。
この前……ルーカスのコレクションルームの前を通ると、その扉が少し開いていて、うっかり中が見えてしまった。
………その時の恐怖を、俺は忘れないだろう。
何を見たかは察してくれ。
あれは、言葉では語れないほどの恐ろしさがある。
「ランバート、私のコレクションルーム見ましたよね。どうですか?最近は、かなり充実してきましたよ!私としては、もう少し増やしたいんですけどね♪」
「無理無理無理無理!本当に無理!怖い!とにかく怖い!本気で怖い!めちゃくちゃ怖い!!」
たまに……いや最初から?
ルーカスの変態性というよりも、あれはむしろストーカー……いや、ヤンデレなのか?
とにかく、たまったもんじゃない!
あのコレクションルームはルーカスの恐ろしさが、たまりにたまった部屋だと俺は思っている。
「リアム、アクセサリーのお礼って何をあげればいいと思う?」
俺は友達のリアムの家で、アクセサリーのお礼について相談をしていた。
今回はルーカスに、どこに行くかをちゃんと言ってある。
家を出るまで一悶着あったが、俺は問題を片付けてリアムの家に来ている。
ちなみにその一悶着とは………。
ルーカスが私を捨てないで!あんな男の所に行かないで!と泣きついて、俺にすがりついて離さなかったから………なかなか大変だった。はぁ………。
「ランバートが脱いだパンツをあげたら、喜ぶんじゃない?」
「それは無理だから。俺のメンタル的に無理だから。他にしてくれ!」
「セクシーランジェリーで迫れば?」
「セクシーランジェリーなら、今も穿かされてるよ。見るか?」
「やめろ!汚い物を見せるな!」
「誰が汚いだ!?」
そんな言い争いをしていると、あの日のようにルーカスは現れるんだ。
「ランバート。友人の家に行くことは百歩譲って許しましたが、下着を見せることは許しませんよ!浮気とみなします!その友人を闇に葬られたくなければ、言動には気をつけてください!」
「「………」」
ルーカスは、言いたいことを言ったら去っていくんだ。
いきなり転移で現れて、いきなり転移で帰っていく。
………不法侵入し放題じゃないか!?
「リアム、なんかごめん」
「いや、もうある意味慣れたよ」
ため息を吐きつつ、リアムはクッキーをポリポリ食べる。
………お前、本当にクッキー好きだな。
ルーカスの瞳の色の宝石がついた、指輪とイヤリングだ。
はっきり言って、俺には似合わない。
けれど、ルーカスがすごく嬉しそうにしているので仕方ないからつけておく。
最近、ルーカスにちょっとほだされ気味な俺は、変態に慣れ過ぎてしまったのだろう。
この前……ルーカスのコレクションルームの前を通ると、その扉が少し開いていて、うっかり中が見えてしまった。
………その時の恐怖を、俺は忘れないだろう。
何を見たかは察してくれ。
あれは、言葉では語れないほどの恐ろしさがある。
「ランバート、私のコレクションルーム見ましたよね。どうですか?最近は、かなり充実してきましたよ!私としては、もう少し増やしたいんですけどね♪」
「無理無理無理無理!本当に無理!怖い!とにかく怖い!本気で怖い!めちゃくちゃ怖い!!」
たまに……いや最初から?
ルーカスの変態性というよりも、あれはむしろストーカー……いや、ヤンデレなのか?
とにかく、たまったもんじゃない!
あのコレクションルームはルーカスの恐ろしさが、たまりにたまった部屋だと俺は思っている。
「リアム、アクセサリーのお礼って何をあげればいいと思う?」
俺は友達のリアムの家で、アクセサリーのお礼について相談をしていた。
今回はルーカスに、どこに行くかをちゃんと言ってある。
家を出るまで一悶着あったが、俺は問題を片付けてリアムの家に来ている。
ちなみにその一悶着とは………。
ルーカスが私を捨てないで!あんな男の所に行かないで!と泣きついて、俺にすがりついて離さなかったから………なかなか大変だった。はぁ………。
「ランバートが脱いだパンツをあげたら、喜ぶんじゃない?」
「それは無理だから。俺のメンタル的に無理だから。他にしてくれ!」
「セクシーランジェリーで迫れば?」
「セクシーランジェリーなら、今も穿かされてるよ。見るか?」
「やめろ!汚い物を見せるな!」
「誰が汚いだ!?」
そんな言い争いをしていると、あの日のようにルーカスは現れるんだ。
「ランバート。友人の家に行くことは百歩譲って許しましたが、下着を見せることは許しませんよ!浮気とみなします!その友人を闇に葬られたくなければ、言動には気をつけてください!」
「「………」」
ルーカスは、言いたいことを言ったら去っていくんだ。
いきなり転移で現れて、いきなり転移で帰っていく。
………不法侵入し放題じゃないか!?
「リアム、なんかごめん」
「いや、もうある意味慣れたよ」
ため息を吐きつつ、リアムはクッキーをポリポリ食べる。
………お前、本当にクッキー好きだな。
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