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10◆ロベルト視点
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ルートの長時間の惚気を聞いた私は、恥ずかしさのあまり気絶していた。
魔王なのに情けない!
しかし、あんなに熱烈に愛を語られて応えないなんて男としてダメだろう。
私は、ルートに告ることにした。
「ルート、私もルートを愛している」
「ロベルト!嬉しいよ!ありがとう!」
こうして、私とルートは結ばれたのだった。
後日、勇者一行には恋のキューピッドになってもらったお礼に、スイーツをプレゼントしておいた。
私は、ルートの望みでたまに動物の姿になってルートにもふもふされている。
「クゥンクゥン♡」
今は、大人サイズの狼になってルートにブラッシングしてもらっていて、最高に気持ちがいい。
ルートはいろんな私を愛したいらしく、私もルートに愛されたいからどんな動物にだってなる。
犬や鳥な猫………。
私は一度で二度美味しいではなく、何度も美味しい魔王だからな!
毎日ルートと愛しあって、一緒にスイーツを食べて………。
幸せ過ぎて魔王なのを忘れそうになるが、そこは宰相が目を光らせているからサボりはない。
そして………ルートの脱ぎ癖はやはりまだ直っていない。
もう皆気にしなくなったから、よくルートが全裸で目撃されるが問題無しだ。
思い出のパンケーキを、たまにルートに作ってもらって一緒に食べる。
思い出のパンケーキは、ただ焼いただけのパンケーキだが、これがルートと出会った記念の味。
大切な思い出のパンケーキだ。
完
★
読んでくれてありがとうございました!
魔王なのに情けない!
しかし、あんなに熱烈に愛を語られて応えないなんて男としてダメだろう。
私は、ルートに告ることにした。
「ルート、私もルートを愛している」
「ロベルト!嬉しいよ!ありがとう!」
こうして、私とルートは結ばれたのだった。
後日、勇者一行には恋のキューピッドになってもらったお礼に、スイーツをプレゼントしておいた。
私は、ルートの望みでたまに動物の姿になってルートにもふもふされている。
「クゥンクゥン♡」
今は、大人サイズの狼になってルートにブラッシングしてもらっていて、最高に気持ちがいい。
ルートはいろんな私を愛したいらしく、私もルートに愛されたいからどんな動物にだってなる。
犬や鳥な猫………。
私は一度で二度美味しいではなく、何度も美味しい魔王だからな!
毎日ルートと愛しあって、一緒にスイーツを食べて………。
幸せ過ぎて魔王なのを忘れそうになるが、そこは宰相が目を光らせているからサボりはない。
そして………ルートの脱ぎ癖はやはりまだ直っていない。
もう皆気にしなくなったから、よくルートが全裸で目撃されるが問題無しだ。
思い出のパンケーキを、たまにルートに作ってもらって一緒に食べる。
思い出のパンケーキは、ただ焼いただけのパンケーキだが、これがルートと出会った記念の味。
大切な思い出のパンケーキだ。
完
★
読んでくれてありがとうございました!
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