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1学期

37◆梓視点

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遊ぶ約束をした休日。

俺と環と青山と天波で、町に行くことにした。

ちなみに、桜崎も誘ってみたら………。

「ごめんなさい。その日は、彼女のアリスとデートなんです」

と言われた。

デートかぁ………青春だね!



さて、俺達はゲームセンターに来ていた。

遊ぶっていったら、やっぱりゲームセンターかなってなったからね!

最初は青山が、ゾンビを撃ち倒すやつでハイスコアを叩きだした。

す…すげぇ。

「俺、こういうの得意なんだよ!」

「銃持たせたら最強だな」

次に環がパンチングマシンで、高威力のパンチを繰り出していた。

「全力だと壊れてしまうので、威力控えめです」

「………今ので!?」

次に俺と青山が、リズムゲームで対戦とかをした。

「俺はリズム感覚ないから、竜城君の方がうまいね!」

「何言ってんだよ。青山すごくカッコ良かったじゃん!」

そんな感じで盛り上がっているけど、天波はというと………。

「はぁはぁ……ぐへぐへ………」

俺達の写真と映像をこれでもかと撮っている。

………俺達、天波の萌えの対象としてネタにされているようだ。

「天波もゲームを」

「僕は忙しいから、ゲームはパス!」

「あ、はい………」

最後まで言う前に、パスされてしまった!

仕方ないので、天波以外はゲームを楽しむのだった。


「おい、あれって………」

「あ!久しぶりの再開なんだし、潰そうか~♪」

「賛成ー☆」



忍び寄る魔の手に、ゲームを楽しむ俺は気付かなかった。
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