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1学期
33◆杏視点
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ずっと隠れて竜城君を尾行していた。
流石、あの男……竜城 遥が自慢するだけはあるね。
俺が追いながら感心していると、竜城君は会長とばったりエンカウントした。
そして、ハチマキを奪い合おうとしていたけど………ダメだよ?
竜城君のハチマキは、俺以外には取らせないよ。
だから、俺が取ってやった。
………おまけで、会長のハチマキも取ったけどね!
「青山いつからいたんだ?」
「ん?たまたま近くを通ったら、二人をみつけたんだよ。偶然だね!」
爽やかに笑って、誤魔化す。
ずっといたなんて、気付かせない。
会長が不満そうな顔をしているけど、俺には関係ない。
これはあくまで、新入生歓迎会というイベントで、ただのゲームだ。
ルールに誰かをずっと尾行してはいけないなんてない。
「会長さん。何か不満ですか?」
「チッ!不満はない」
さて、ハチマキを奪われたら体育館に行かなくてはいけないから、ここで竜城君の尾行はおしまいだ。
何故なら、俺のハチマキはまだあるからね。
「そんじゃ、青山またな!」
「うん!もっと頑張ってくるよ」
竜城君をずっと追いかけていたとバレないように、俺は多少点数稼ぎをしに行くことにした。
流石、あの男……竜城 遥が自慢するだけはあるね。
俺が追いながら感心していると、竜城君は会長とばったりエンカウントした。
そして、ハチマキを奪い合おうとしていたけど………ダメだよ?
竜城君のハチマキは、俺以外には取らせないよ。
だから、俺が取ってやった。
………おまけで、会長のハチマキも取ったけどね!
「青山いつからいたんだ?」
「ん?たまたま近くを通ったら、二人をみつけたんだよ。偶然だね!」
爽やかに笑って、誤魔化す。
ずっといたなんて、気付かせない。
会長が不満そうな顔をしているけど、俺には関係ない。
これはあくまで、新入生歓迎会というイベントで、ただのゲームだ。
ルールに誰かをずっと尾行してはいけないなんてない。
「会長さん。何か不満ですか?」
「チッ!不満はない」
さて、ハチマキを奪われたら体育館に行かなくてはいけないから、ここで竜城君の尾行はおしまいだ。
何故なら、俺のハチマキはまだあるからね。
「そんじゃ、青山またな!」
「うん!もっと頑張ってくるよ」
竜城君をずっと追いかけていたとバレないように、俺は多少点数稼ぎをしに行くことにした。
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