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1学期
14◆梓視点
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寮の俺の部屋で、俺は制服から私服へと着替えてから、ベッドで大の字になって寛いでいた。
チラリと、テーブルに置いたままにしている物をみる。
電源をずっと切っているスマホは、電源を入れるのがかなり恐ろしい品物だ。
きっと、兄ちゃんからの電話とメールが山のようにきていることだろうな………。
でも確認しなかったら、兄ちゃんが学園に来てしまう恐れがあるため、俺は覚悟を決めて電源を入れた。
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴッ!!!!!!
ひぇっ!
激しすぎる振動に、思わずスマホから距離をとってしまったじゃないか!
スマホ画面には、未読メールが5桁。電話なんて3桁だ。
兄ちゃん!
いつものことだけど、怖いよ!!
ドン引く気持ちで、俺は兄ちゃんにメールを送った。
『俺は元気だから、仕事頑張ってね!』
ピッ。
そして、たぶん1分ぐらいかな………兄ちゃんから返信きたよ。
『俺の可愛い可愛い梓!お兄ちゃんがいなくて寂しいだろう?素直に寂しいと言ってお兄ちゃんの胸に飛び込んできていいんだ!お兄ちゃんは梓がいないと、寂しくて寂しくてライバル会社を3つ程潰しちゃったよ。梓がいないと、お兄ちゃんは心臓が苦しくて苦しくて、もういっそその学園買収しようかと思う程なんだよ。休みには帰って来るよね?帰って来るんだよね?帰って来なかったら学園粛清するからね?』
………。
兄ちゃーーーんっ!!
メールの内容が怖いよーーー!!
でも、俺の返事は決まっているんだ。
『無理。学園粛清したり買収したりしたら、兄ちゃんのこと嫌いになるから』
必殺☆そんなことしたら嫌いになっちゃうぞ♪だ。
俺に嫌われたくない兄ちゃんだから、こう言えば多少は我慢してくれたりする。
………あくまで、多少だけどね?
チラリと、テーブルに置いたままにしている物をみる。
電源をずっと切っているスマホは、電源を入れるのがかなり恐ろしい品物だ。
きっと、兄ちゃんからの電話とメールが山のようにきていることだろうな………。
でも確認しなかったら、兄ちゃんが学園に来てしまう恐れがあるため、俺は覚悟を決めて電源を入れた。
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴッ!!!!!!
ひぇっ!
激しすぎる振動に、思わずスマホから距離をとってしまったじゃないか!
スマホ画面には、未読メールが5桁。電話なんて3桁だ。
兄ちゃん!
いつものことだけど、怖いよ!!
ドン引く気持ちで、俺は兄ちゃんにメールを送った。
『俺は元気だから、仕事頑張ってね!』
ピッ。
そして、たぶん1分ぐらいかな………兄ちゃんから返信きたよ。
『俺の可愛い可愛い梓!お兄ちゃんがいなくて寂しいだろう?素直に寂しいと言ってお兄ちゃんの胸に飛び込んできていいんだ!お兄ちゃんは梓がいないと、寂しくて寂しくてライバル会社を3つ程潰しちゃったよ。梓がいないと、お兄ちゃんは心臓が苦しくて苦しくて、もういっそその学園買収しようかと思う程なんだよ。休みには帰って来るよね?帰って来るんだよね?帰って来なかったら学園粛清するからね?』
………。
兄ちゃーーーんっ!!
メールの内容が怖いよーーー!!
でも、俺の返事は決まっているんだ。
『無理。学園粛清したり買収したりしたら、兄ちゃんのこと嫌いになるから』
必殺☆そんなことしたら嫌いになっちゃうぞ♪だ。
俺に嫌われたくない兄ちゃんだから、こう言えば多少は我慢してくれたりする。
………あくまで、多少だけどね?
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