どこまでも玩具

片桐瑠衣

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枯らされた友情

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「そうだね……お前はこれが入るようになってもらおうか」
 そう言って類沢が取り出したのは、コピー機のインクボトル。
 使用済みなのでインクは無いが、拳大の直径に寒気がする。
「……んん」
「あぁ、勿論こっちの穴に決まってるだろ?」
 ズボンを脱がされ、下着に手をかけられる。
 自由な脚で蹴りを入れようと思ったが、半端におろされたズボンが邪魔をして上手く動かない。
 困惑するオレに冷笑が降りかかる。
 「くく…だから言っただろう? ここには拘束具が無いからさ、なるべく代用品でやるんだよ」
 知ってたか。
 ズボンって意外に体の動きを封じるんだぜ。
 オレは自棄になって力任せに脚を振るが、膝を押さえられると無力と化す。
「今からそんなに体力消耗したら三十分ももたないよ?」
 そして、彼は下着越しにオレのモノを掴んだ。
「んんん!?」
 突然の刺激に全身が跳ね上がる。
 類沢はゆるゆると手を動かしてそれを扱いた。
 ランダムに刺激を与える指先に翻弄される。
「ん………ふぅッ」
 形を変えつつある自分のものを見て情けなくなった。
「うわ……起つの早いな」
 相手は瑞希を、親友を犯した男だというのに。
 その男の愛撫に気持ち良くなっている自分がいる。
 グチャグチャ。
 下着に滲みた液が音を立てる。
「…んふ……ふあッッ」
「口塞いだ意味無いね。もう少し静かに出来ないの?」
 無茶を言う。
 オレは射精感を感じて、必死に首を振る。
 止めろ。
 止めてくれ。
 だが、類沢の手は止まらない。
 グチュ。
 グチュ。
「イけば?」
 とても教師の言葉に思えない。
 オレは涙目で何度も訴えた。
 嫌だ。
 絶対嫌だ。
「はぁ、焦れったい」
 類沢はそう毒づくと、一気に下着を下ろした。
 糸を引くそれの中から現れたのは、だらしなく液を流して上を向く肉棒。
 そして、彼は直接刺激を与え始めた。
 冷たい指に触れられるだけで腰が浮く。
「んぐ……ッ……ふぅう」
 グヂャ。
 グチュ。
 その音だけでイキそうになる。
「ふうん。瑞希より堪え性があるかもねー」
 類沢は感心したように頷くと、スピードを上げた。
 さらに爪で先端を引っ掻くので、もう限界だった。
「んんんん――!!」
 果てた。
 果てちまった。
 こんな奴に。
 オレは暫く息を整えて、類沢を見る。
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