86 / 122
第九章 襲撃と出立
匙を投げる
しおりを挟む
「叱ってくれって言われても」
匙を投げつけられた。
もちろん「匙を投げる」は比喩で、実際にはそこに何もないわけだが、クライスは丁寧に拾って投げ返す仕草をした。
「嫌ですよ。殿下の弟君です」
「話は聞いている『フィリス』。あれはお前の弟の『クライス』なんだろ?」
投げつけられた架空の何かをかわす仕草をしながら、アレクスは確認するように言った。
「前世の話はやめてください。率直に嫌なんですよ。イカロス殿下とは関わりたくないんです」
「『嫌です』二回目だな」
「嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です」
数えられたのが癇に障ったせいで、意固地になってしまった。
何か言おうとしたアレクスだが、結局何も言わずにふーーっと大きな息を吐き出してクライスを見つめ、眉間に皺を寄せる。
膠着状態に陥った。
広場での後処理が終わった昼すぎ、王宮のアレクスから呼び出しがあった。
何事かと急いで帰ってみれば、前日使った会議室に通されて、バルコニーで待ち構えていたアレクスに「ちょっとイカロスを叱ってくれ」などと言われてしまい。
なんでそっちの兄弟喧嘩をこっちに投げて来るのかと、感情的に反発してしまった次第。
「イカロスが、『お姉ちゃん』の言うことなら聞くって言っている。裏を返せばお姉ちゃんの言うことしか聞きたくないと。そもそも昨日両親を人質にとって要求してきたのがお前、『お姉ちゃん』だったんだ」
さらりと驚愕の事実が明かされていたが、クライスは黙殺をすることにした。よもやクーデターもどきの原因が自分にあるなどと、迂闊に話題にしたくない。すでに片付いたその件は、事情を知る家臣団の間では兄弟喧嘩+親子喧嘩で、解決済みとみなされている。クライスもその流れにのりたい。
「僕がお姉ちゃんだったのはもう随分前の話です。どうにもできません。それに、お姉ちゃんがいなくてもお兄ちゃんはもう一人いますよね。何しているんですか、クロノス様。戦闘にも出てきませんでしたし」
「クロノスはいない」
「いない?」
片眉をぴくっと跳ね上げて聞き返すと、アレクスは細めた目でクライスを見返した。
「どこに行ったか、知らないか」
「朝早くに会いましたけど。部屋にはいませんか」
「誰も入るなとは言っていたらしいが、そもそも封印されている。あと、いる様子がない。イカロスの件はともかく、昨日の襲撃者の件はクロノスが対応している。詳しい話を聞いて、早急に話し合う必要があるというのに。街が強襲されても姿を見せなかったとなると、本格的にいないようだ」
風が吹いて、アレクスの長い黒髪を乱していた。
その様子をしげしげと見ていたクライスだが、思わず口走ってしまった。
「元気がないですね。アレクス様が。よぼよぼしていますけど、大丈夫ですか」
「クライスは容赦がないな」
しおれた様子で返されても、よぼよぼの裏付けにしかならない。
(容赦する筋合いでもないような……)
この先王宮勤務を続けるなら、まず間違いなく仕えることになる相手だ。出世の類にそれほど関心がなかったとはいえ、意地悪しちゃまずいな、くらいはわかる。
わかるが、昨日また終わったはずの求婚話で無駄に引っ掻き回された覚えがあるので、優しくできない。
「殿下。発言してもよろしいですか」
クライスの後ろに控えていたスヴェンが、そのときになってようやく口を挟んだ。
「許可する。早速の働きご苦労だった。スヴェンと……」
アレクスの視線が、その横にいる金髪の麗人に向けられる。
心得ていたように、スヴェンがひとつ頷いてみせた。
「神聖教団の脱走兵です。魔族の逃亡を手引きした罪状で教団に追いかけ回されていましたが、無事に保護が完了しました。この上は殿下の良き兵として剣を振るうと誓いをたてています。ジュリア」
促されて、ジュリアが進み出る。
(教団の脱走兵!? しかも、魔族の逃亡を手引? 魔族と関わりのある「人間」?)
この若さであの強さ、何かわけはあるだろうなとひしひしと感じていたが、思った以上の素性を明らかにされたような気がする。
「お初にお目にかかります。お招きいただきありがとうございます」
「君か。かなり実戦向きだったとは報告を受けている。『魔族』を切るのに躊躇はなかったのか」
アレクスの問いかけに対し、ジュリアはすうっと目を細めた。まとう空気が冷ややかなものになる。
「どういう意味ですか?」
相手が王族であると知っていてなお、態度に卑屈さのかけらもない。
(このひと、強い)
剣の腕だけじゃない。そもそも、この若さであれだけの強さを身に着けている時点で、並の精神力ではないのだと知れた。
ジュリアから圧を感じているだろうに、アレクスは泰然自若としてしれっと言った。
「ずっと『魔族』と暮らしてきたと聞いている。街を襲撃した魔物たちが本当は人型をとれて、人間と意思疎通もできる相手だと、ちらっとも考えなかったのか。問答無用で切ることに抵抗はなかったのか」
(人型をとれる? 人間と意思疎通ができる?)
クライスには未知の情報が語られる中、ジュリアは落ち着き払って答えた。
「戦争で人間を切った兵士にも同じ質問をしますか? お前はいつも人間と暮らしているだろうに、よくも敵というだけで相手を殺せるな、と。殿下の仰っているのはそういうことです。俺はそれに答えた方がいいんですか」
すらっと言い放ってから、こほんと咳ばらいをして、言い直した。「私は」と。
(このひと、どっちなんだろう。男の人にも、女の人にも見える)
それこそほんの少し化粧をして着飾れば、これ以上ないくらい映えるだろう。だが、名目上男性しかいない近衛の正装で街にくりだそうものなら、確実に女性たちの目も心も奪うのがわかる。
聖剣の勇者が、かつての自分だと言われているからこそ結びつけないようにしていたが、「ルミナス」の名にふさわしいのはこういう人なのではないだろうか。
「たしかに。今の質問は悪かった。君はそういった事情に流されない人間のようだ」
言いながら、アレクスが視線を広間の方へと向ける。バルコニーとの境目に立つ柱に、いつの間にか現れたアゼルがもたれかかっており、ぼんやりとアレクスを見つめていた。
クライスと同じように、ジュリアも視線を流す。そして物言いたげにアレクスを見つめた。そのまま待ちになるのかと思いきや、待たなかった。
「スヴェンの説明を聞いたときから気になっていました。殿下は随分魔族に詳しいようです。身近にいたんですか。人型の魔族が。というか……、将来的に魔族と王族の婚姻もあり得ると? それはどんな未来予想図ですか」
「ジュリア」
さすがにスヴェンが口を挟むが、ジュリアは黙れとばかりにきつい視線をスヴェンに向ける。苦言を聞く気はないと態度で示していた。
「人型をとれる魔族な……。その辺の事情を知る人間は一握りだ。実際に彼らに会えばかなり特殊なので気付かざるを得ないわけだが。彼らは一様に人間の魔導士より魔力が高く、人間基準で言えば寒気がするほどの美形が多い。本来は人間よりよほど高等な生き物ではないかと思わされる。不老長寿でもあるし」
アレクスの語る内容が、クライスの耳から耳へと通り過ぎる。
何か、聞いてはならないことを言っているような気がする。
優れた魔力と容姿。不老長寿。そういった特徴を持つひとを知っている。
人とは少し違う種族だという彼の同族は、いずれもずば抜けて端正な容姿の持ち主である。
そして、力の強い魔導士でもあった。
クライスが見つめると、アゼルは曰く言い難い顔をして目を逸らした。
(勇者ルミナスの仲間の「アゼル」だとしても、年齢が合わない気はしていたけど、不老長寿……、いやいやいやいやいや!? 『魔族』なの!? なんで魔族が勇者の仲間で魔王と戦っているの!?)
クライスはそっと挙手してみた。アレクスは気付いただろうに顔をそむけた。
もう少しわかりやすく主張しようと背伸びまでして手をぴんとたててみる。やっぱりアレクスは目を向けてこない。
「アレクス様。こっち」
「嫌だ」
「嫌だじゃないです。僕の質問にも答えてください。今の話を総合すると、ルーク・シルヴァは魔族ですか?」
ものすごくハッキリと聞いたのに、アレクスは横顔をさらしたままだ。大人げない。
一部始終きっちり見ていたジュリアが口を開く。
「なんで無視しているんですか? 私がそれ答えてもいいんですか。その名前、教団にいたときに聞いたことがあります」
ジュリアはアレクスにやけに厳しい。
弱り切った様子でアレクスは首を振ると、ジュリアに対し「それ以上はやめておけ」と今さらなことを言った。
匙を投げつけられた。
もちろん「匙を投げる」は比喩で、実際にはそこに何もないわけだが、クライスは丁寧に拾って投げ返す仕草をした。
「嫌ですよ。殿下の弟君です」
「話は聞いている『フィリス』。あれはお前の弟の『クライス』なんだろ?」
投げつけられた架空の何かをかわす仕草をしながら、アレクスは確認するように言った。
「前世の話はやめてください。率直に嫌なんですよ。イカロス殿下とは関わりたくないんです」
「『嫌です』二回目だな」
「嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です」
数えられたのが癇に障ったせいで、意固地になってしまった。
何か言おうとしたアレクスだが、結局何も言わずにふーーっと大きな息を吐き出してクライスを見つめ、眉間に皺を寄せる。
膠着状態に陥った。
広場での後処理が終わった昼すぎ、王宮のアレクスから呼び出しがあった。
何事かと急いで帰ってみれば、前日使った会議室に通されて、バルコニーで待ち構えていたアレクスに「ちょっとイカロスを叱ってくれ」などと言われてしまい。
なんでそっちの兄弟喧嘩をこっちに投げて来るのかと、感情的に反発してしまった次第。
「イカロスが、『お姉ちゃん』の言うことなら聞くって言っている。裏を返せばお姉ちゃんの言うことしか聞きたくないと。そもそも昨日両親を人質にとって要求してきたのがお前、『お姉ちゃん』だったんだ」
さらりと驚愕の事実が明かされていたが、クライスは黙殺をすることにした。よもやクーデターもどきの原因が自分にあるなどと、迂闊に話題にしたくない。すでに片付いたその件は、事情を知る家臣団の間では兄弟喧嘩+親子喧嘩で、解決済みとみなされている。クライスもその流れにのりたい。
「僕がお姉ちゃんだったのはもう随分前の話です。どうにもできません。それに、お姉ちゃんがいなくてもお兄ちゃんはもう一人いますよね。何しているんですか、クロノス様。戦闘にも出てきませんでしたし」
「クロノスはいない」
「いない?」
片眉をぴくっと跳ね上げて聞き返すと、アレクスは細めた目でクライスを見返した。
「どこに行ったか、知らないか」
「朝早くに会いましたけど。部屋にはいませんか」
「誰も入るなとは言っていたらしいが、そもそも封印されている。あと、いる様子がない。イカロスの件はともかく、昨日の襲撃者の件はクロノスが対応している。詳しい話を聞いて、早急に話し合う必要があるというのに。街が強襲されても姿を見せなかったとなると、本格的にいないようだ」
風が吹いて、アレクスの長い黒髪を乱していた。
その様子をしげしげと見ていたクライスだが、思わず口走ってしまった。
「元気がないですね。アレクス様が。よぼよぼしていますけど、大丈夫ですか」
「クライスは容赦がないな」
しおれた様子で返されても、よぼよぼの裏付けにしかならない。
(容赦する筋合いでもないような……)
この先王宮勤務を続けるなら、まず間違いなく仕えることになる相手だ。出世の類にそれほど関心がなかったとはいえ、意地悪しちゃまずいな、くらいはわかる。
わかるが、昨日また終わったはずの求婚話で無駄に引っ掻き回された覚えがあるので、優しくできない。
「殿下。発言してもよろしいですか」
クライスの後ろに控えていたスヴェンが、そのときになってようやく口を挟んだ。
「許可する。早速の働きご苦労だった。スヴェンと……」
アレクスの視線が、その横にいる金髪の麗人に向けられる。
心得ていたように、スヴェンがひとつ頷いてみせた。
「神聖教団の脱走兵です。魔族の逃亡を手引きした罪状で教団に追いかけ回されていましたが、無事に保護が完了しました。この上は殿下の良き兵として剣を振るうと誓いをたてています。ジュリア」
促されて、ジュリアが進み出る。
(教団の脱走兵!? しかも、魔族の逃亡を手引? 魔族と関わりのある「人間」?)
この若さであの強さ、何かわけはあるだろうなとひしひしと感じていたが、思った以上の素性を明らかにされたような気がする。
「お初にお目にかかります。お招きいただきありがとうございます」
「君か。かなり実戦向きだったとは報告を受けている。『魔族』を切るのに躊躇はなかったのか」
アレクスの問いかけに対し、ジュリアはすうっと目を細めた。まとう空気が冷ややかなものになる。
「どういう意味ですか?」
相手が王族であると知っていてなお、態度に卑屈さのかけらもない。
(このひと、強い)
剣の腕だけじゃない。そもそも、この若さであれだけの強さを身に着けている時点で、並の精神力ではないのだと知れた。
ジュリアから圧を感じているだろうに、アレクスは泰然自若としてしれっと言った。
「ずっと『魔族』と暮らしてきたと聞いている。街を襲撃した魔物たちが本当は人型をとれて、人間と意思疎通もできる相手だと、ちらっとも考えなかったのか。問答無用で切ることに抵抗はなかったのか」
(人型をとれる? 人間と意思疎通ができる?)
クライスには未知の情報が語られる中、ジュリアは落ち着き払って答えた。
「戦争で人間を切った兵士にも同じ質問をしますか? お前はいつも人間と暮らしているだろうに、よくも敵というだけで相手を殺せるな、と。殿下の仰っているのはそういうことです。俺はそれに答えた方がいいんですか」
すらっと言い放ってから、こほんと咳ばらいをして、言い直した。「私は」と。
(このひと、どっちなんだろう。男の人にも、女の人にも見える)
それこそほんの少し化粧をして着飾れば、これ以上ないくらい映えるだろう。だが、名目上男性しかいない近衛の正装で街にくりだそうものなら、確実に女性たちの目も心も奪うのがわかる。
聖剣の勇者が、かつての自分だと言われているからこそ結びつけないようにしていたが、「ルミナス」の名にふさわしいのはこういう人なのではないだろうか。
「たしかに。今の質問は悪かった。君はそういった事情に流されない人間のようだ」
言いながら、アレクスが視線を広間の方へと向ける。バルコニーとの境目に立つ柱に、いつの間にか現れたアゼルがもたれかかっており、ぼんやりとアレクスを見つめていた。
クライスと同じように、ジュリアも視線を流す。そして物言いたげにアレクスを見つめた。そのまま待ちになるのかと思いきや、待たなかった。
「スヴェンの説明を聞いたときから気になっていました。殿下は随分魔族に詳しいようです。身近にいたんですか。人型の魔族が。というか……、将来的に魔族と王族の婚姻もあり得ると? それはどんな未来予想図ですか」
「ジュリア」
さすがにスヴェンが口を挟むが、ジュリアは黙れとばかりにきつい視線をスヴェンに向ける。苦言を聞く気はないと態度で示していた。
「人型をとれる魔族な……。その辺の事情を知る人間は一握りだ。実際に彼らに会えばかなり特殊なので気付かざるを得ないわけだが。彼らは一様に人間の魔導士より魔力が高く、人間基準で言えば寒気がするほどの美形が多い。本来は人間よりよほど高等な生き物ではないかと思わされる。不老長寿でもあるし」
アレクスの語る内容が、クライスの耳から耳へと通り過ぎる。
何か、聞いてはならないことを言っているような気がする。
優れた魔力と容姿。不老長寿。そういった特徴を持つひとを知っている。
人とは少し違う種族だという彼の同族は、いずれもずば抜けて端正な容姿の持ち主である。
そして、力の強い魔導士でもあった。
クライスが見つめると、アゼルは曰く言い難い顔をして目を逸らした。
(勇者ルミナスの仲間の「アゼル」だとしても、年齢が合わない気はしていたけど、不老長寿……、いやいやいやいやいや!? 『魔族』なの!? なんで魔族が勇者の仲間で魔王と戦っているの!?)
クライスはそっと挙手してみた。アレクスは気付いただろうに顔をそむけた。
もう少しわかりやすく主張しようと背伸びまでして手をぴんとたててみる。やっぱりアレクスは目を向けてこない。
「アレクス様。こっち」
「嫌だ」
「嫌だじゃないです。僕の質問にも答えてください。今の話を総合すると、ルーク・シルヴァは魔族ですか?」
ものすごくハッキリと聞いたのに、アレクスは横顔をさらしたままだ。大人げない。
一部始終きっちり見ていたジュリアが口を開く。
「なんで無視しているんですか? 私がそれ答えてもいいんですか。その名前、教団にいたときに聞いたことがあります」
ジュリアはアレクスにやけに厳しい。
弱り切った様子でアレクスは首を振ると、ジュリアに対し「それ以上はやめておけ」と今さらなことを言った。
0
お気に入りに追加
85
あなたにおすすめの小説
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
光のもとで2
葉野りるは
青春
一年の療養を経て高校へ入学した翠葉は「高校一年」という濃厚な時間を過ごし、
新たな気持ちで新学期を迎える。
好きな人と両思いにはなれたけれど、だからといって順風満帆にいくわけではないみたい。
少し環境が変わっただけで会う機会は減ってしまったし、気持ちがすれ違うことも多々。
それでも、同じ時間を過ごし共に歩めることに感謝を……。
この世界には当たり前のことなどひとつもなく、あるのは光のような奇跡だけだから。
何か問題が起きたとしても、一つひとつ乗り越えて行きたい――
(10万文字を一冊として、文庫本10冊ほどの長さです)

異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*無断転載、無断翻訳を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
異世界道中ゆめうつつ! 転生したら虚弱令嬢でした。チート能力なしでたのしい健康スローライフ!
マーニー
ファンタジー
※ほのぼの日常系です
病弱で閉鎖的な生活を送る、伯爵令嬢の美少女ニコル(10歳)。対して、亡くなった両親が残した借金地獄から抜け出すため、忙殺状態の限界社会人サラ(22歳)。
ある日、同日同時刻に、体力の限界で息を引き取った2人だったが、なんとサラはニコルの体に転生していたのだった。
「こういうときって、神様のチート能力とかあるんじゃないのぉ?涙」
異世界転生お約束の神様登場も特別スキルもなく、ただただ、不健康でひ弱な美少女に転生してしまったサラ。
「せっかく忙殺の日々から解放されたんだから…楽しむしかない。ぜっっったいにスローライフを満喫する!」
―――異世界と健康への不安が募りつつ
憧れのスローライフ実現のためまずは健康体になることを決意したが、果たしてどうなるのか?
魔法に魔物、お貴族様。
夢と現実の狭間のような日々の中で、
転生者サラが自身の夢を叶えるために
新ニコルとして我が道をつきすすむ!
『目指せ健康体!美味しいご飯と楽しい仲間たちと夢のスローライフを叶えていくお話』
※はじめは健康生活。そのうちお料理したり、旅に出たりもします。日常ほのぼの系です。
※非現実色強めな内容です。
※溺愛親バカと、あたおか要素があるのでご注意です。
転生の水神様ーー使える魔法は水属性のみだが最強ですーー
芍薬甘草湯
ファンタジー
水道局職員が異世界に転生、水神様の加護を受けて活躍する異世界転生テンプレ的なストーリーです。
42歳のパッとしない水道局職員が死亡したのち水神様から加護を約束される。
下級貴族の三男ネロ=ヴァッサーに転生し12歳の祝福の儀で水神様に再会する。
約束通り祝福をもらったが使えるのは水属性魔法のみ。
それでもネロは水魔法を工夫しながら活躍していく。
一話当たりは短いです。
通勤通学の合間などにどうぞ。
あまり深く考えずに、気楽に読んでいただければ幸いです。
完結しました。

【☆完結☆】転生箱庭師は引き籠り人生を送りたい
うどん五段
ファンタジー
昔やっていたゲームに、大型アップデートで追加されたソレは、小さな箱庭の様だった。
ビーチがあって、畑があって、釣り堀があって、伐採も出来れば採掘も出来る。
ビーチには人が軽く住めるくらいの広さがあって、畑は枯れず、釣りも伐採も発掘もレベルが上がれば上がる程、レアリティの高いものが取れる仕組みだった。
時折、海から流れつくアイテムは、ハズレだったり当たりだったり、クジを引いてる気分で楽しかった。
だから――。
「リディア・マルシャン様のスキルは――箱庭師です」
異世界転生したわたくし、リディアは――そんな箱庭を目指しますわ!
============
小説家になろうにも上げています。
一気に更新させて頂きました。
中国でコピーされていたので自衛です。
「天安門事件」
公爵家長男はゴミスキルだったので廃嫡後冒険者になる(美味しいモノが狩れるなら文句はない)
音爽(ネソウ)
ファンタジー
記憶持ち転生者は元定食屋の息子。
魔法ありファンタジー異世界に転生した。彼は将軍を父に持つエリートの公爵家の嫡男に生まれかわる。
だが授かった職業スキルが「パンツもぐもぐ」という謎ゴミスキルだった。そんな彼に聖騎士の弟以外家族は冷たい。
見習い騎士にさえなれそうもない長男レオニードは廃嫡後は冒険者として生き抜く決意をする。
「ゴミスキルでも美味しい物を狩れれば満足だ」そんな彼は前世の料理で敵味方の胃袋を掴んで魅了しまくるグルメギャグ。

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる