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1章
対集団ゾンビ戦法
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「けっこういるな…」
森の中へと進んでいくと度々他の冒険者と出会った
緊急依頼とはここまで人が集まるものなのか
それとも異世界の物が関わってるからだろうか
「なあこの世界で異世界のものが流れ着くのはあまり無いことなのか?」
この状況を不思議に思ったイッセイは聞いてみた
『いえ、かなり頻度は高いです。ただ今回のような魔物が異世界の装備を身につけているケースは稀ですね。』
「なるほどな…」
異世界の装備を魔物が付けている
皆何かあるんじゃないかと期待して来てるのかもしれないな
となると…もしお宝があったらその時は…
イッセイが考えていると目の前にゾンビが飛び出してきた
「ぅァァ!」
「遂にお出ましか…」
イッセイは予め出しておいた武器で軽くいなす
「ギャ…」
「これなら油断して不意を突かれない限りは平気だろう。」
1、2匹くらいなら攻撃される心配はない
イッセイはそう思った
だがその考えは甘かった
森の奥へ奥へと進んでいく内に一度に遭遇するゾンビの数は1匹から2匹に
2匹から3匹に
4匹から5匹…と数を増していった
「ゾンビと言えば増殖が付き物…なんてどっかの社長さんが言ってたっけか。」
ゾンビは防御面は大したことは無い
こいつで1発だ
だが注意するべきはやつの攻撃面だ
触れた場所を腐らせる
5匹ともなると包囲され、対処が厄介になる
加えて今の装備は街で軽く揃えたいわゆる皮装備だ
゛創造゛で創ろうにもどれだけ魔力が吸われるかわからない以上今すぐに防具は作れない
「がァ…」
「グギャァ…」
「今度は6匹か…」
今度のゾンビは槍だけでなく刀を持った者もいた
「リーチが無い分槍よかマシだけど…」
6匹に周りを囲まれる
ゾンビ達は各々の武器を構える
回転斬りでもするか…?
いやまだ初心者に近い俺には当たらなかった時のリスクが高すぎる
考えろ…こいつの骨を飛ばしてはどうだろう?
それこそ意のままに操るような
「ガギャァ!」
「グギャァ!!」
ゾンビ達がイッセイに襲いかかる
゛創造゛はイメージの力…だったら!
「…行けっ!」
剣に力を込め、骨を射出する
ゾンビ達はそれを避けようとするが追尾を避けることは出来なかった
射出された骨はゾンビ達を串刺して倒すと
そのままイッセイの周りを浮かんだ
『射出された骨がボーンサーペントに戻らず周りに浮遊…これは…』
「名付けて…ボーン・ファンネルだ!」
かっこいい名前に気分が高揚したのかイッセイは森の中1人叫んだ
叫び声が森に谺響する
名前…安直すぎませんか?
素直にそう思ってしまったナビちゃんだった
森の中へと進んでいくと度々他の冒険者と出会った
緊急依頼とはここまで人が集まるものなのか
それとも異世界の物が関わってるからだろうか
「なあこの世界で異世界のものが流れ着くのはあまり無いことなのか?」
この状況を不思議に思ったイッセイは聞いてみた
『いえ、かなり頻度は高いです。ただ今回のような魔物が異世界の装備を身につけているケースは稀ですね。』
「なるほどな…」
異世界の装備を魔物が付けている
皆何かあるんじゃないかと期待して来てるのかもしれないな
となると…もしお宝があったらその時は…
イッセイが考えていると目の前にゾンビが飛び出してきた
「ぅァァ!」
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イッセイは予め出しておいた武器で軽くいなす
「ギャ…」
「これなら油断して不意を突かれない限りは平気だろう。」
1、2匹くらいなら攻撃される心配はない
イッセイはそう思った
だがその考えは甘かった
森の奥へ奥へと進んでいく内に一度に遭遇するゾンビの数は1匹から2匹に
2匹から3匹に
4匹から5匹…と数を増していった
「ゾンビと言えば増殖が付き物…なんてどっかの社長さんが言ってたっけか。」
ゾンビは防御面は大したことは無い
こいつで1発だ
だが注意するべきはやつの攻撃面だ
触れた場所を腐らせる
5匹ともなると包囲され、対処が厄介になる
加えて今の装備は街で軽く揃えたいわゆる皮装備だ
゛創造゛で創ろうにもどれだけ魔力が吸われるかわからない以上今すぐに防具は作れない
「がァ…」
「グギャァ…」
「今度は6匹か…」
今度のゾンビは槍だけでなく刀を持った者もいた
「リーチが無い分槍よかマシだけど…」
6匹に周りを囲まれる
ゾンビ達は各々の武器を構える
回転斬りでもするか…?
いやまだ初心者に近い俺には当たらなかった時のリスクが高すぎる
考えろ…こいつの骨を飛ばしてはどうだろう?
それこそ意のままに操るような
「ガギャァ!」
「グギャァ!!」
ゾンビ達がイッセイに襲いかかる
゛創造゛はイメージの力…だったら!
「…行けっ!」
剣に力を込め、骨を射出する
ゾンビ達はそれを避けようとするが追尾を避けることは出来なかった
射出された骨はゾンビ達を串刺して倒すと
そのままイッセイの周りを浮かんだ
『射出された骨がボーンサーペントに戻らず周りに浮遊…これは…』
「名付けて…ボーン・ファンネルだ!」
かっこいい名前に気分が高揚したのかイッセイは森の中1人叫んだ
叫び声が森に谺響する
名前…安直すぎませんか?
素直にそう思ってしまったナビちゃんだった
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