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1,Rising
謎の男
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「んん…」
「おお、気がついたか。」
目を開けると先程の先生の声がした
「ここは…?」
「保健室だ。お前があんなに投げて、ぶっ倒れて…驚いたよ。」
「すみません…」
次第に状況を理解する
先生の言うように僕は投げて直ぐに気を失い、保健室に運ばれたみたいだ
今はベッドに寝かされ、右腕を見ると包帯が巻かれていた
「これは…」
「骨にヒビだってさ。1週間は絶対運動すんなよ。じゃ、俺はこれで。」
「あ、ありがとうございました…」
先生はそう言って保健室から出ていった
「あれを…僕がが投げたんだよね…」
体力テストでのことを思い出してみる
今までとは比べ物にもならない大遠投
薄れゆく視界の中でもはっきりと捉えることが出来た
「あのおばさんが言ってたことは本当だったんだ…」
自分の包帯巻きにされた腕を見ながら言う
驚きとともに嬉しさもまた込み上げてきた
帰り支度を済ませ、帰路に着く
「何かどっと疲れた…」
体がとてつもなく重い
まるで自分の体じゃないみたいだ
まっすぐ家に帰るか…
「でもお婆さんにお礼しなきゃな…」
自分のことを占ってくれて、トレーニングメニューを出してくれた
それであんな想像も出来なかった力を出せたんだ
お礼はしなくちゃ
「ここを曲がって…いたいた!お婆さーん!」
「おや、ちょうどいいとこに来たね。」
「え?」
ちょうどいい?
どういうこと?
「お前が…虎屋 流希か。」
お婆さんの後ろから1人の男が出てくる
小柄な老人
身長も自分と同じくらいだ
けれどそんな体じゃ収まりきらないほどの力・威圧感がひしひしと伝わってきた
「おお、気がついたか。」
目を開けると先程の先生の声がした
「ここは…?」
「保健室だ。お前があんなに投げて、ぶっ倒れて…驚いたよ。」
「すみません…」
次第に状況を理解する
先生の言うように僕は投げて直ぐに気を失い、保健室に運ばれたみたいだ
今はベッドに寝かされ、右腕を見ると包帯が巻かれていた
「これは…」
「骨にヒビだってさ。1週間は絶対運動すんなよ。じゃ、俺はこれで。」
「あ、ありがとうございました…」
先生はそう言って保健室から出ていった
「あれを…僕がが投げたんだよね…」
体力テストでのことを思い出してみる
今までとは比べ物にもならない大遠投
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「あのおばさんが言ってたことは本当だったんだ…」
自分の包帯巻きにされた腕を見ながら言う
驚きとともに嬉しさもまた込み上げてきた
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「何かどっと疲れた…」
体がとてつもなく重い
まるで自分の体じゃないみたいだ
まっすぐ家に帰るか…
「でもお婆さんにお礼しなきゃな…」
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お礼はしなくちゃ
「ここを曲がって…いたいた!お婆さーん!」
「おや、ちょうどいいとこに来たね。」
「え?」
ちょうどいい?
どういうこと?
「お前が…虎屋 流希か。」
お婆さんの後ろから1人の男が出てくる
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