転生管理局局員三日月ほまれと天の声

ぽぬん

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休日のお出かけ

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おはようほまれちゃん!今日もいい天気だね!ってここは天候は常に晴れだったね!

あ!余所行きのお洋服着てる!かわいい!キュート!かわいい!

「あんた天の声でしょ…語彙力もう少しどうにかしなさいよ。」

そう言われても…私はここでほまれちゃんとお話楽しむしかできないので。最低限でいいと思っておりますよ!

そんなことより、お出かけ?お買い物?ま、まさか…デート?!

「そっ。葵ちゃんとコウサカくんと一緒に買い出しとランチ!休みがせっかく合ったんだもの。少しくらい贅沢してもいいじゃない?」

おぉ!それは楽しそう!私もついていきましょう、そうしましょう。

「付いてくも何もあんたはずっとそこにいるでしょうに…。」

気分ですよ気分!細かいことは気にせず行きましょう!

…。

管理局がある場所も異世界、ということは管理局の外も一応あるわけだ。

と、言っても管理局に隣接している商業施設という感覚だねぇ…ここだけで外の世界は無い。

ただ遠くにある情景、視覚で捉えられるものはちゃんと世界だ。そこに行けないってだけ。

ここを創った神だって人というものを理解しているってことだね。
閉じ込められた状態の人がまともな精神でいられるわけないってことをね。ストレス溜まらないように娯楽は大事だよねぇ。

わかるわかる。

わかるけどさ、こういう場所を創ってあるとしても、結局、ここに閉じ込めてるだけってのは変わりないな。

あ、私の独り言はちゃんとミュートしてるよっ。

さてさて?ほまれちゃん達のご様子は?

「新作のクレープだぁ!食べよう!食べるしかない!食べるべき!」

「も~わかったから引っ張らないでって!ふふっ!」

「なぁ…荷物は…?あぁ、俺が持つのね…。」

相変わらず荷物持ちのコウサカくん。大事だぞー女性に尽くす姿勢はある方がいい!

それにしてもクレープかぁ…私はそうですね、スペシャルチョコバナナ生クリーム、生クリームは3倍盛でカスタードソースとアーモンドスライス追加で…カラースプレーチョコもトッピングでお願いしまーす。

「食べれないクセにこなれた注文してるんじゃないわよ…びっくりしたわ。」

「ほまれちゃん?どうしたの?」

「な、なんでもない!ほら、注文しなきゃ!」

語彙力あるでしょ?

「これは語彙力とは言わない。」

葵ちゃんは新作のいちごもりもりクレープで、ほまれちゃんはキャラメルりんごカスタード生クリーム、コウサカくんはスペシャルチョコバナナ生クリーム、生クリームは3倍盛でカスタードクリー…はっ!私と同じ!

「…こんなんかぶるとかどうかしてるわ。」

「いやーやっぱりスイーツは染みるねぇ!明日からも頑張れるっ!」

「俺も頑張れそう。予約システムのネットワーク構築するとか…また裏方だぁ。」

あー流石に飛び込み多すぎて予約システム導入したんだ。仕事が早いな局長。

「そういうの私わからなひ…むぐむぐ…。」

ほおばるほまれちゃん可愛いぞ!えっ!急に顔怖っ?!

「まぁまぁ!それぞれ役割あるのは良いことよ!頑張っていこー!ってことで次は雑貨屋さんからのぉ~…カフェだ!」

「えっ!まだ行くの?女子ってどんだけ…。」

コウサカくん、彼女ができたらこんなものじゃないから覚悟しておくんだよ。

…帰宅まで私は静かに見守りますかね?

「本来そういうもんでしょ?お休みを満喫するんだから私わ!」

は~い了解しましたよ~!

でも寂しくなったらいつでも私を呼んでくれて構わないからね!

「このカップいいな、かわいい!」

「色違いあるね!お揃いしよう~!」

無視も慣れてます。

仕方ない、ほまれちゃんのご機嫌悪くならないように黙ってましょうかね。

女の子たちが楽しそうに笑い合うのを見てるのは心地よいですし!
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