2 / 2
第1話
しおりを挟む
キーン…コーン…カーン…コーン_______________
「きりーつ、れい、ちゃくせーき」
間延びした力ない号令を合図に、今日も学校が終わった。
「ゆう!ボーッとしてないで、いくよ!」
「ちょ、待ってよ!」
そう言って声をかけてきた女の子は、まだ終わって1分も立たないというのに、荷物を持って私を待っている。
"ゆう"こと私、小鳥遊 悠里は急いで片付け始めた。そんな私を先程から急かしているのは矢嶋 京香、この学校に入学した時に知り合った友人だ。
ここは水鏡学園高等部。初等部、中等部、高等部からなり、エスカレーター式の学校である。名前の通り、学園の前には美しい湖が広がっている場所に建っている。
男女共学のこの学校には、沢山の入学志願者が毎日のようにあつまってくる。そして何より、この学校は部活動、サークル等がとても盛んであるが、中でも1番盛んなのが_______________
「もう!早くしないと見れもしなくなっちゃうじゃん!」
「そんなに行きたいかなぁ、カヌー部って……」
「もちろん!この学校に来て憧れない人なんていないでしょ!ほら、いくよ!」
"カヌー部"
カヌーと言っても多くの種目がある。その中でこの学校で行っているものは、カヌースプリントといわれるもので、細長い船に乗り、左右にブレードの付いたパドルで水面をかくことで進み、ゴールを目指すタイムレースの競技である。
なぜこんなに詳しいかって?それはまぁ後ほど……。
_____________________________________________
「着いた!げ、もうこんなに人がいるよ……」
私は肩で息をしながら、その光景を静かに見つめた。
「きりーつ、れい、ちゃくせーき」
間延びした力ない号令を合図に、今日も学校が終わった。
「ゆう!ボーッとしてないで、いくよ!」
「ちょ、待ってよ!」
そう言って声をかけてきた女の子は、まだ終わって1分も立たないというのに、荷物を持って私を待っている。
"ゆう"こと私、小鳥遊 悠里は急いで片付け始めた。そんな私を先程から急かしているのは矢嶋 京香、この学校に入学した時に知り合った友人だ。
ここは水鏡学園高等部。初等部、中等部、高等部からなり、エスカレーター式の学校である。名前の通り、学園の前には美しい湖が広がっている場所に建っている。
男女共学のこの学校には、沢山の入学志願者が毎日のようにあつまってくる。そして何より、この学校は部活動、サークル等がとても盛んであるが、中でも1番盛んなのが_______________
「もう!早くしないと見れもしなくなっちゃうじゃん!」
「そんなに行きたいかなぁ、カヌー部って……」
「もちろん!この学校に来て憧れない人なんていないでしょ!ほら、いくよ!」
"カヌー部"
カヌーと言っても多くの種目がある。その中でこの学校で行っているものは、カヌースプリントといわれるもので、細長い船に乗り、左右にブレードの付いたパドルで水面をかくことで進み、ゴールを目指すタイムレースの競技である。
なぜこんなに詳しいかって?それはまぁ後ほど……。
_____________________________________________
「着いた!げ、もうこんなに人がいるよ……」
私は肩で息をしながら、その光景を静かに見つめた。
0
お気に入りに追加
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
【ショートショート】雨のおはなし
樹(いつき)@作品使用時は作者名明記必須
青春
◆こちらは声劇、朗読用台本になりますが普通に読んで頂ける作品になっています。
声劇用だと1分半ほど、黙読だと1分ほどで読みきれる作品です。
⚠動画・音声投稿サイトにご使用になる場合⚠
・使用許可は不要ですが、自作発言や転載はもちろん禁止です。著作権は放棄しておりません。必ず作者名の樹(いつき)を記載して下さい。(何度注意しても作者名の記載が無い場合には台本使用を禁止します)
・語尾変更や方言などの多少のアレンジはokですが、大幅なアレンジや台本の世界観をぶち壊すようなアレンジやエフェクトなどはご遠慮願います。
その他の詳細は【作品を使用する際の注意点】をご覧下さい。
後悔と快感の中で
なつき
エッセイ・ノンフィクション
後悔してる私
快感に溺れてしまってる私
なつきの体験談かも知れないです
もしもあの人達がこれを読んだらどうしよう
もっと後悔して
もっと溺れてしまうかも
※感想を聞かせてもらえたらうれしいです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる