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27,仕事
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「はい?何て?」
外交担当の国務大臣の執務室に呼び出されたイールは、意図を飲み込めないまま、分厚い資料を渡される。
「君の知識を確認したいのだ。曖昧な情報をうのみにする訳にはいかないからな。君の知り得る情報を偽りなく出してくれれば良い」
「…へぇー、なるほどね」
大臣の面倒そうな口調と、資料の内容をペラペラ見て、何をさせたいのか理解する。資料にはいわゆる主要国の概要等が記してある。イールが世界情勢にどのくらい詳しいのか知りたいのだろう。大臣の態度が腹立たしくもあり、この機会に言いたかったことをぶちまけてやろうと思う。
「あのさぁ、ウェア王国が平和ボケしてるってのは承知の上だけど、これはヒド過ぎでしょ」
「何?」
「例えばこの国、何年前の情報なの?今は軍事費、3倍はつぎ込んでいるよ」
トンと、資料上のある国の名を指す。罪人となってから数か月、他国の情報は断たれているが、それでもこの資料の情報は明らかな間違いが目立つ。
「何?嘘をつくな。それは我々が直接訪問し、得た情報だ」
「はぁ?バカなの?」
「ば…っ?!」
ウェア王国の一般国民は他国へ行くことは出来ないが、国務大臣は頻繁に行き来し、外交を行なっている。資料にある情報は各国首脳から提出されたものだ。イールの言い草に大臣はカッとなる。
「あんたたち、お偉方が聞いたとこで本当のこと言うワケないでしょ。軍事費増やしました~なんて印象悪くするだけじゃない。媚売って、好印象与えて、あわよくば金眼の情報をかすめ取りたいんだから。どの国も大体そうだよ」
戦争を放棄し、国を閉じているウェア王国は行事の際などに招待する国を、表面上は友好的で平和な国であることを条件としており、あからさまな軍事国家には大臣の訪問すらしない。よって、『金眼』の情報が欲しい国は少しでもウェア王国に気に入られようと、偽った情報を提供する可能性は高い。しかも、一般国民が他国へ行かないウェア王国では、その真偽を確かめようがないのだ。
「…」
「あはは、目からウロコってカンジ?」
黙ってしまった大臣を見て、イールはわざとらしく笑う。
「いいよ。僕に任せてくれれば、主要国の情報全部調べ直してあげる」
と、赤縁のメガネを指先でクイッと上げた。
「ほう…それもレンか」
その夜。ヨイチの自室で、イールは早速大臣に呼び出された件の話をふたりにした。ヨイチは歴史書をめくりながら言う。
「多分ね。大臣に言った覚えないし。ホント、ビックリしちゃった」
大臣が『蓮からの話だ』と、明言した訳ではないが、イールが世界情勢に精通しているという話はヨイチとワンスを除けば、情報源となるのは蓮しかない。彼にも『地理に詳しい』と言っただけなので、それを過大評価したのか、勘違いしていたのかもしれないが。
「本気でやるのか?」
「もちろん。終身刑の身じゃ、ここでやらないと宝の持ち腐れになっちゃうでしょ。それに、レン君の期待に応えたいじゃない?」
ワンスに聞かれ、イールは得意げに言う。この国の者よりは知識も、情報収集能力もあるのは確かで。ウェア王国が有利となる、世界の正しい情報を提供出来るだろう。
「うまくやれば、外国旅行に行けそうだしね」
「…」
視察と銘打って、城外どころか国外に出ようと企んでいるらしい。蓮よりそっちが目的かと、ワンスは呆れた。
「ヨイチはどうするの?今からでもレン君に何かアピールしてくれば?」
「俺はいい」
「何で?!」
すぐに拒否したヨイチに、イールはぎょっとする。
「俺にはお前たちのような技術も学もない。レンを困らせる。役立たずの罪人は必要ないとこの国が判断したなら、それに従うまでだ」
ヨイチは淡々と話しながら、歴史書に目を落とす。
「ヨイチ…」
その表情は何もかもを悟り、諦めたかのようで。イールとワンスはこのままでは彼が自ら命を断つのではないかと、不安がよぎった。
数日後。
「レン」
「あ?」
戦闘訓練の休憩中、闘技場の床に座る蓮にワンスが声をかける。
「…」
「「ヒッ…?!」」
ついでに蓮の周りにいた護衛たちをにらみつけ、彼らは青ざめて離れていく。
「もうひとつ、面倒を頼めるか」
と、ワンスは蓮の脇に座る。
「もうひとつって何が」
「イールの件、お前が手を回したんだろう?」
「さぁな」
「ふ…お前は意外に偉ぶらないのだな」
「ああ?」
他国の者でありながら(実際はこの世界の者ですらないが、ワンスは蓮の素性を知らない)、一国の王を、議会を動かす影響力を持っているにも関わらず、それをひけらかさない。意地っ張りな性格のせいなのかもしれないが、それも好感を持たれる一因なのだろうとワンスは思う。
「レン、ヨイチにも何か仕事を与えることは出来ないか?」
「…」
「あのままでは、生きる意味を失ってしまいそうだ。何でもいい。何か、お前の口添えで出来ることはないか?」
頼れる者は蓮しかいない。ワンスはすがる思いで頼む。
「お前、俺を何だと思ってんだ?俺の役目、知ってんだろ」
「もちろん知っている。だが、現に俺もイールもお前のおかげでこうして仕事を与えられただろう」
「関係ねーし」
蓮はワンスをチラっとだけ見上げ、ため息をつく。
「俺に言わねーで、担当の大臣にでも言えよ」
「レン…!」
蓮が立ち上がり、ワンスも追うように立ち上がる。
「待て、レン!頼む…っ」
「ワンス」
頭を下げようとしたワンスを、蓮は遮る。
「もう一本、相手しろ」
と、手合わせの再戦を命じた。
訴えを受け入れられず、もどかしい気分のまま、ワンスは蓮と手合わせを始める。すると、いつもは押さえ込まれるのを避けるために常に間を取る蓮が、ぐっと肩口をつかんで身体を引き寄せてくる。
「レン…?」
「黙って聞け」
蓮は不思議に思うワンスの耳元にささやく。そして、身体を反転させて背負投げのポーズをとるが、さすがに投げられる訳がなく、バランスを崩してワンスの下敷きになる。
「!」
ワンスは驚きながらも蓮を潰さないよう、床に手をついて身体を支える。
「ここで、いらねーこと言うな」
「…」
蓮は見守っている護衛たちをチラッと見てから、覆いかぶさっているワンスにまたささやく。
「夜、バレねーように部屋来い」
そう言うと、蓮は素早くワンスの下から抜け出し、いつものように間を取って構えた。
その日の深夜。ワンスは見張りの護衛が交代する一瞬のすきに自室を抜け出し、一度訪れたことのある蓮の自室に向かった。蓮の自室がある5階は空き部屋が多いのもあり、誰とも鉢合わせすることなく、意外にすんなりたどり着いた。
「ん…ワリ、寝てた…」
何度かノックをすると、寝ぼけ眼の蓮がのそのそとドアを開けた。脱いでしまっていたらしいTシャツから、ずぼっと顔を出す。
「ふ…構わん」
久しぶりに見た蓮の無防備な姿になんとなく嬉しくなり、ワンスは笑みがこぼれる。あくびをしながら、招き入れる様もかわいらしく思った。
「お前、あんま話しかけんな。訓練に参加出来なくなんだろ」
うるせーのがいるんだよと、蓮はベッドにドカッと座る。ワンスとの戦闘訓練への参加許可は出ているが、やはりシオンとクラウドが反対している。会話をしないという条件でふたりは渋々目をつぶっており、護衛たちから報告されてしまったら、参加を止められてしまう。
「そうか。悪かった。お前と話せるのは訓練の時しかないと思ってな」
ワンスは焦りすぎたなと思い、椅子に座る。今のように、時間帯や場所を考えれば話せなくもないのだ。
「あと、俺がお前らをどーにかしたとかも言うな」
「何故だ?王も含め、皆、承知のことではないのか?」
自分たち罪人の処遇については蓮の意見が大前提で、それを国も認めていると思っていた。
「ショーチじゃねーよ」
蓮はため息をつく。
「アイツが…王が俺の話なんかで色々決めちまってるのはマズイだろが」
「はは…っレン、お前は話すたびに新たな一面を見せるな」
仏頂面で話す蓮を見て、ワンスは思わず笑ってしまう。本来の役目以上のことをしているのが後ろめたいということか。偉ぶらないどころか、実は真面目なのかと思う。
「お前は王に『身代わり』としてだけでなく、相談役としても頼られているのだろう?名誉あることだ。堂々としていればいい」
隠すことではないと、話すが
「違ぇーよ。俺はここの人間じゃねー。つーか、存在すらしてねーんだ」
「何?」
蓮の言う意味がわからず、ワンスは顔をしかめる。
「どういう意味だ?」
「いーから、あのふたりにも言っとけ」
疑問には答えず、蓮は話を切り上げた。
ウェア城で働く国務大臣や補佐官、王室護衛たちは蓮がこの世界の者ではないことを理解した上で関わっている。しかし、部外者であるワンスら3人にはそれを説明する訳にもいかない。いつか、あいまいにでも伝えておかなければと蓮は思っていた。
「あー、あと…っ?!」
話をつけ加えようとすると、ふいに立ち上がったワンスに抱きしめられていた。
「ワンス…?」
どうしたのかと、太い腕の中で彼を見上げる。
外交担当の国務大臣の執務室に呼び出されたイールは、意図を飲み込めないまま、分厚い資料を渡される。
「君の知識を確認したいのだ。曖昧な情報をうのみにする訳にはいかないからな。君の知り得る情報を偽りなく出してくれれば良い」
「…へぇー、なるほどね」
大臣の面倒そうな口調と、資料の内容をペラペラ見て、何をさせたいのか理解する。資料にはいわゆる主要国の概要等が記してある。イールが世界情勢にどのくらい詳しいのか知りたいのだろう。大臣の態度が腹立たしくもあり、この機会に言いたかったことをぶちまけてやろうと思う。
「あのさぁ、ウェア王国が平和ボケしてるってのは承知の上だけど、これはヒド過ぎでしょ」
「何?」
「例えばこの国、何年前の情報なの?今は軍事費、3倍はつぎ込んでいるよ」
トンと、資料上のある国の名を指す。罪人となってから数か月、他国の情報は断たれているが、それでもこの資料の情報は明らかな間違いが目立つ。
「何?嘘をつくな。それは我々が直接訪問し、得た情報だ」
「はぁ?バカなの?」
「ば…っ?!」
ウェア王国の一般国民は他国へ行くことは出来ないが、国務大臣は頻繁に行き来し、外交を行なっている。資料にある情報は各国首脳から提出されたものだ。イールの言い草に大臣はカッとなる。
「あんたたち、お偉方が聞いたとこで本当のこと言うワケないでしょ。軍事費増やしました~なんて印象悪くするだけじゃない。媚売って、好印象与えて、あわよくば金眼の情報をかすめ取りたいんだから。どの国も大体そうだよ」
戦争を放棄し、国を閉じているウェア王国は行事の際などに招待する国を、表面上は友好的で平和な国であることを条件としており、あからさまな軍事国家には大臣の訪問すらしない。よって、『金眼』の情報が欲しい国は少しでもウェア王国に気に入られようと、偽った情報を提供する可能性は高い。しかも、一般国民が他国へ行かないウェア王国では、その真偽を確かめようがないのだ。
「…」
「あはは、目からウロコってカンジ?」
黙ってしまった大臣を見て、イールはわざとらしく笑う。
「いいよ。僕に任せてくれれば、主要国の情報全部調べ直してあげる」
と、赤縁のメガネを指先でクイッと上げた。
「ほう…それもレンか」
その夜。ヨイチの自室で、イールは早速大臣に呼び出された件の話をふたりにした。ヨイチは歴史書をめくりながら言う。
「多分ね。大臣に言った覚えないし。ホント、ビックリしちゃった」
大臣が『蓮からの話だ』と、明言した訳ではないが、イールが世界情勢に精通しているという話はヨイチとワンスを除けば、情報源となるのは蓮しかない。彼にも『地理に詳しい』と言っただけなので、それを過大評価したのか、勘違いしていたのかもしれないが。
「本気でやるのか?」
「もちろん。終身刑の身じゃ、ここでやらないと宝の持ち腐れになっちゃうでしょ。それに、レン君の期待に応えたいじゃない?」
ワンスに聞かれ、イールは得意げに言う。この国の者よりは知識も、情報収集能力もあるのは確かで。ウェア王国が有利となる、世界の正しい情報を提供出来るだろう。
「うまくやれば、外国旅行に行けそうだしね」
「…」
視察と銘打って、城外どころか国外に出ようと企んでいるらしい。蓮よりそっちが目的かと、ワンスは呆れた。
「ヨイチはどうするの?今からでもレン君に何かアピールしてくれば?」
「俺はいい」
「何で?!」
すぐに拒否したヨイチに、イールはぎょっとする。
「俺にはお前たちのような技術も学もない。レンを困らせる。役立たずの罪人は必要ないとこの国が判断したなら、それに従うまでだ」
ヨイチは淡々と話しながら、歴史書に目を落とす。
「ヨイチ…」
その表情は何もかもを悟り、諦めたかのようで。イールとワンスはこのままでは彼が自ら命を断つのではないかと、不安がよぎった。
数日後。
「レン」
「あ?」
戦闘訓練の休憩中、闘技場の床に座る蓮にワンスが声をかける。
「…」
「「ヒッ…?!」」
ついでに蓮の周りにいた護衛たちをにらみつけ、彼らは青ざめて離れていく。
「もうひとつ、面倒を頼めるか」
と、ワンスは蓮の脇に座る。
「もうひとつって何が」
「イールの件、お前が手を回したんだろう?」
「さぁな」
「ふ…お前は意外に偉ぶらないのだな」
「ああ?」
他国の者でありながら(実際はこの世界の者ですらないが、ワンスは蓮の素性を知らない)、一国の王を、議会を動かす影響力を持っているにも関わらず、それをひけらかさない。意地っ張りな性格のせいなのかもしれないが、それも好感を持たれる一因なのだろうとワンスは思う。
「レン、ヨイチにも何か仕事を与えることは出来ないか?」
「…」
「あのままでは、生きる意味を失ってしまいそうだ。何でもいい。何か、お前の口添えで出来ることはないか?」
頼れる者は蓮しかいない。ワンスはすがる思いで頼む。
「お前、俺を何だと思ってんだ?俺の役目、知ってんだろ」
「もちろん知っている。だが、現に俺もイールもお前のおかげでこうして仕事を与えられただろう」
「関係ねーし」
蓮はワンスをチラっとだけ見上げ、ため息をつく。
「俺に言わねーで、担当の大臣にでも言えよ」
「レン…!」
蓮が立ち上がり、ワンスも追うように立ち上がる。
「待て、レン!頼む…っ」
「ワンス」
頭を下げようとしたワンスを、蓮は遮る。
「もう一本、相手しろ」
と、手合わせの再戦を命じた。
訴えを受け入れられず、もどかしい気分のまま、ワンスは蓮と手合わせを始める。すると、いつもは押さえ込まれるのを避けるために常に間を取る蓮が、ぐっと肩口をつかんで身体を引き寄せてくる。
「レン…?」
「黙って聞け」
蓮は不思議に思うワンスの耳元にささやく。そして、身体を反転させて背負投げのポーズをとるが、さすがに投げられる訳がなく、バランスを崩してワンスの下敷きになる。
「!」
ワンスは驚きながらも蓮を潰さないよう、床に手をついて身体を支える。
「ここで、いらねーこと言うな」
「…」
蓮は見守っている護衛たちをチラッと見てから、覆いかぶさっているワンスにまたささやく。
「夜、バレねーように部屋来い」
そう言うと、蓮は素早くワンスの下から抜け出し、いつものように間を取って構えた。
その日の深夜。ワンスは見張りの護衛が交代する一瞬のすきに自室を抜け出し、一度訪れたことのある蓮の自室に向かった。蓮の自室がある5階は空き部屋が多いのもあり、誰とも鉢合わせすることなく、意外にすんなりたどり着いた。
「ん…ワリ、寝てた…」
何度かノックをすると、寝ぼけ眼の蓮がのそのそとドアを開けた。脱いでしまっていたらしいTシャツから、ずぼっと顔を出す。
「ふ…構わん」
久しぶりに見た蓮の無防備な姿になんとなく嬉しくなり、ワンスは笑みがこぼれる。あくびをしながら、招き入れる様もかわいらしく思った。
「お前、あんま話しかけんな。訓練に参加出来なくなんだろ」
うるせーのがいるんだよと、蓮はベッドにドカッと座る。ワンスとの戦闘訓練への参加許可は出ているが、やはりシオンとクラウドが反対している。会話をしないという条件でふたりは渋々目をつぶっており、護衛たちから報告されてしまったら、参加を止められてしまう。
「そうか。悪かった。お前と話せるのは訓練の時しかないと思ってな」
ワンスは焦りすぎたなと思い、椅子に座る。今のように、時間帯や場所を考えれば話せなくもないのだ。
「あと、俺がお前らをどーにかしたとかも言うな」
「何故だ?王も含め、皆、承知のことではないのか?」
自分たち罪人の処遇については蓮の意見が大前提で、それを国も認めていると思っていた。
「ショーチじゃねーよ」
蓮はため息をつく。
「アイツが…王が俺の話なんかで色々決めちまってるのはマズイだろが」
「はは…っレン、お前は話すたびに新たな一面を見せるな」
仏頂面で話す蓮を見て、ワンスは思わず笑ってしまう。本来の役目以上のことをしているのが後ろめたいということか。偉ぶらないどころか、実は真面目なのかと思う。
「お前は王に『身代わり』としてだけでなく、相談役としても頼られているのだろう?名誉あることだ。堂々としていればいい」
隠すことではないと、話すが
「違ぇーよ。俺はここの人間じゃねー。つーか、存在すらしてねーんだ」
「何?」
蓮の言う意味がわからず、ワンスは顔をしかめる。
「どういう意味だ?」
「いーから、あのふたりにも言っとけ」
疑問には答えず、蓮は話を切り上げた。
ウェア城で働く国務大臣や補佐官、王室護衛たちは蓮がこの世界の者ではないことを理解した上で関わっている。しかし、部外者であるワンスら3人にはそれを説明する訳にもいかない。いつか、あいまいにでも伝えておかなければと蓮は思っていた。
「あー、あと…っ?!」
話をつけ加えようとすると、ふいに立ち上がったワンスに抱きしめられていた。
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