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手初めに
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なかなか決断出来ずにいると、
「…そんなに畏まらないで。」
「えっ?」
「お互い知り合ったはがりですし、まずは友達として付き合いませんか?葛城さんのように何でも話せる友達になりませんか?」
「…友達…」
「大学生みたいな感じから始めましょう?」
友達がいない自分には、わからない…..
「まずは、休みの日に会いませんか?」
ニコニコで話す神宮寺さんの話にうなづく。
今日のところはお開きになった。
変わったところと言えば、神宮寺さんの新たな連絡先がスマホに入ったこと位。
帰り道にスマホが鳴る。
『次の休みはいつですか?いつでもいいので連絡してください!』
葛城にさえ、休みの日に会うことは無い。
精々琉生伯父さんのとこに行くくらいで。
何て返すのが正解……?
いろんな考えが巡ってしまい、そのまま返信できず……。
スマホをポケットにしまい、自宅へと歩き出す。
どうしても時間の無駄に思えてしまう。
自分の為に時間を作ってまで会おうだなんて。
まさか自分の匂いがあるなんて、まさかそれに気づく人がいるなんて……。
まさかの連続で、頭が回らない。
考えが追いつかない。
「…そんなに畏まらないで。」
「えっ?」
「お互い知り合ったはがりですし、まずは友達として付き合いませんか?葛城さんのように何でも話せる友達になりませんか?」
「…友達…」
「大学生みたいな感じから始めましょう?」
友達がいない自分には、わからない…..
「まずは、休みの日に会いませんか?」
ニコニコで話す神宮寺さんの話にうなづく。
今日のところはお開きになった。
変わったところと言えば、神宮寺さんの新たな連絡先がスマホに入ったこと位。
帰り道にスマホが鳴る。
『次の休みはいつですか?いつでもいいので連絡してください!』
葛城にさえ、休みの日に会うことは無い。
精々琉生伯父さんのとこに行くくらいで。
何て返すのが正解……?
いろんな考えが巡ってしまい、そのまま返信できず……。
スマホをポケットにしまい、自宅へと歩き出す。
どうしても時間の無駄に思えてしまう。
自分の為に時間を作ってまで会おうだなんて。
まさか自分の匂いがあるなんて、まさかそれに気づく人がいるなんて……。
まさかの連続で、頭が回らない。
考えが追いつかない。
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