完 あの、なんのことでしょうか。
私、シェリル・ラ・マルゴットはとっても胃が弱わく、前世共々ストレスに対する耐性が壊滅的。
よって、三大公爵家唯一の息女でありながら、王太子の婚約者から外されていた。
それなのに………、
「シェリル・ラ・マルゴット!卑しく僕に噛み付く悪女め!!今この瞬間を以て、貴様との婚約を破棄しゅるっ!!」
王立学園の卒業パーティー、赤の他人、否、仕えるべき未来の主君、王太子アルゴノート・フォン・メッテルリヒは壁際で従者と共にお花になっていた私を舞台の中央に無理矢理連れてた挙句、誤り満載の言葉遣いかつ最後の最後で舌を噛むというなんとも残念な婚約破棄を叩きつけてきた。
「あの………、なんのことでしょうか?」
あまりにも素っ頓狂なことを叫ぶ幼馴染に素直にびっくりしながら、私は斜め後ろに控える従者に声をかける。
「私、彼と婚約していたの?」
私の疑問に、従者は首を横に振った。
(うぅー、胃がいたい)
前世から胃が弱い私は、精神年齢3歳の幼馴染を必死に諭す。
(だって私、王妃にはゼッタイになりたくないもの)
よって、三大公爵家唯一の息女でありながら、王太子の婚約者から外されていた。
それなのに………、
「シェリル・ラ・マルゴット!卑しく僕に噛み付く悪女め!!今この瞬間を以て、貴様との婚約を破棄しゅるっ!!」
王立学園の卒業パーティー、赤の他人、否、仕えるべき未来の主君、王太子アルゴノート・フォン・メッテルリヒは壁際で従者と共にお花になっていた私を舞台の中央に無理矢理連れてた挙句、誤り満載の言葉遣いかつ最後の最後で舌を噛むというなんとも残念な婚約破棄を叩きつけてきた。
「あの………、なんのことでしょうか?」
あまりにも素っ頓狂なことを叫ぶ幼馴染に素直にびっくりしながら、私は斜め後ろに控える従者に声をかける。
「私、彼と婚約していたの?」
私の疑問に、従者は首を横に振った。
(うぅー、胃がいたい)
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penpenさま、コメントありがとうございます!!
この事件以降、ノエルくんの裏の名前が魔王になったとか、なっていないとか………。
どのみち、シェリルのお耳には入りません(笑)
penpenさま、ご感想本当にありがとうございます!!
ノエルくんは一応魔王ではありません。
一応………、
penpenさま、ご感想ありがとうございます!!
ただいまお砂糖警報発動中です!!
受け皿を用意してお楽しみください!!
番外編あたりでお願いしたいです(っ'ヮ'c)
戦闘狂で愛妻家で妻がシェリルちゃんみたいにゲロ令嬢だったに1票( ,,-`_´-)੭ੇ৸੭ੇ৸隔世遺伝で戦闘狂と胃痛持ちが生まれる家・・・王家にはなれなさそうだなぁ(笑)
penpenさま、承知いたしました!!
早速執筆してきます!!
その設定書いててとっても面白そう………!!
penpenさま、ご感想ありがとうございます!!
初代国王の嫡男は戦闘狂で戦場で兵を率いたいために公爵家に降り、現国王の血筋たる弟に国王を押し付けました!
よって、初代国王の嫡男の血筋を引いているのはマルゴット家となっているという裏設定がございます!!
テンポ上書いておりません!!
ご希望があれば、執筆します!!
penpenさま、ご感想ありがとうございます!!
はい!ノエルくん逃げます!!
penpenさま、ご感想ありがとうございます!!
はい。ノエルくんは一卵性の双子ちゃんです。王様になるかならないかはノエルくん次第です😁
penpennさま、ご感想ありがとうございます!!
あちゃっ、気づかれました!?
penpenさま、ご指摘とご感想ありがとうございます!!
早速直して参りました!!
双子案件に関しては黙秘しておきます!!
penpenさま、ご感想ありがとうございます!
はい!王子さまはマザコン・ファザコン・バブちゃんです!!
penpenさま、ご感想ありがとうございます!!
はい!切れちゃいました!!
penpenさま、ご感想本当にありがとうございます!!
あはは………、
見えちゃってますよねぇ………………。
愚かな王家に鉄槌を。
penpenさま、ご感想ありがとうございます!!
はい!一瞬で滅亡すると思います!!
penpenさま、ご感想ありがとうございます!!
これからもめちゃくちゃ甘々ラブラブで進んでいきます!!
お砂糖の受け皿を用意してお楽しみください!!
penpenさま、ご感想ありがとうございます!!
吐いちゃいます!
そして匂いは………、まぁ、優秀な従者ノエルによって風魔法で匂い緩和が行われていることでしょう。
それに、会場内は貴族の嗜みの香水やら練香やらによって、元々とんでもない匂いをしておりますんでそこまで気にならないかと思います。
見に纏い
↓
身に纏い
penpenさま、ご指摘ありがとうございます!!
早速直して参りました!!
penpenさま、ご感想ありがとうございます!!
学園には全ての生徒が寮に入らなくてはならないというルールが存在していることにしています。
お仕事によって帰宅ができない場合と長期休暇時のみ、学園に申請して許可が降りたら家に帰宅できます。
よって、引きこもりによって社交界のお仕事がないシェリルは寮からお仕事ができると判断され、長期休暇時のみ帰宅していました。
分かりづらくてすみません(>_<)
penpenさま、ご感想ありがとうございます!
はい、シェリルはものすっごく吐きます。
可哀想なぐらい胃が弱いご令嬢です。
最後までお楽しみいただけると嬉しいです!!
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