完 余命1週間の私は、1週間だけの恋をする

 私、柊あゆみは、あと1週間しか生きられない。
 
 生まれた意味も、生まれてからやってきたことも、何もかもわからない。
 わからないまま死ぬしかない。
 でも、そんなのは嫌だ。

 私は、余命1週間を迎えた日、屋上で出会った一目惚れの相手にして自殺未遂犯・柏木奏馬に生きる意味を与えることで、自分が生きた証を残すことを決意する。

 生きたいけれど生きれない少女と、生きれるけれど死にたい少年の攻防は、少女の死と共に終了する。
 少年が決めた未来は………?
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