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正直に言って、旦那さまが怒り狂っていた事案候補はたくさんありすぎるし、怒られる覚えもありすぎる。
まず初めに、旦那さまの綺麗なご相貌に鉄製の扇子を思いっきり叩きつけたこと。
そして他には、
旦那さまの大きな足に思いっきりピンヒールの踵を捻り込んだこと。
旦那さまとの契約結婚の経緯を王太子殿下並びに王女殿下にお話ししたこと。
王女殿下に略奪愛をお勧めしたこと。
あとは、
勝手にお屋敷の内装を弄りまわって、屋敷を原型がわからなくなるくらいにリフォームしたことや、
旦那さまの悪評………、ぎゃふん、愚痴を宝石商時代の馴染みのお客さま伝手にちょこちょこお手紙でお伝えしていることと、
お屋敷のお庭の芝生広場を潰してお野菜とハーブ畑にしたこと、
厨二病グッズを見たくないがために、旦那さまのお部屋に厨二病系の置物を全て置きまくって、旦那さまの私室を物置にしたこと、
他にも、
旦那さまへの殺意と憎悪を発散させるためにお外で購入してきた旦那さまの肖像画にお屋敷の使用人みんなで髭とか鬘とかぐるぐるほっぺとか鼻毛を落書きしまくったこととか、
真っ白なノートいっぱいに恨みつらみを書き殴ったこと、
帳簿の計算ミスを全部丁寧に書き連ねて指摘しまくったものを王宮の旦那さまの職場に叩きつけてやったこととか、
上げれば上げるほどキリがない。
うん。
ちょぉっとやり過ぎたかなぁ。
わたしは現実逃避気味に苦笑いを浮かべながら、天井を向いた。
「はぁー、………エメラルドさん、旦那さまにお時間が出来次第そちらに伺いますとお知らせしておいてくださいますか」
「承知いたしました」
どうやったら叱られるのを回避できるかなぁというどうにもならないことを考えながら、引き続きマーサさんによる気持ち良すぎる頭皮マッサージを受けたわたしは、いつのまにか夢の楽園へと旅立ってしまった。
*************************
読んでいただきありがとうございます🐈🐈🐈
まず初めに、旦那さまの綺麗なご相貌に鉄製の扇子を思いっきり叩きつけたこと。
そして他には、
旦那さまの大きな足に思いっきりピンヒールの踵を捻り込んだこと。
旦那さまとの契約結婚の経緯を王太子殿下並びに王女殿下にお話ししたこと。
王女殿下に略奪愛をお勧めしたこと。
あとは、
勝手にお屋敷の内装を弄りまわって、屋敷を原型がわからなくなるくらいにリフォームしたことや、
旦那さまの悪評………、ぎゃふん、愚痴を宝石商時代の馴染みのお客さま伝手にちょこちょこお手紙でお伝えしていることと、
お屋敷のお庭の芝生広場を潰してお野菜とハーブ畑にしたこと、
厨二病グッズを見たくないがために、旦那さまのお部屋に厨二病系の置物を全て置きまくって、旦那さまの私室を物置にしたこと、
他にも、
旦那さまへの殺意と憎悪を発散させるためにお外で購入してきた旦那さまの肖像画にお屋敷の使用人みんなで髭とか鬘とかぐるぐるほっぺとか鼻毛を落書きしまくったこととか、
真っ白なノートいっぱいに恨みつらみを書き殴ったこと、
帳簿の計算ミスを全部丁寧に書き連ねて指摘しまくったものを王宮の旦那さまの職場に叩きつけてやったこととか、
上げれば上げるほどキリがない。
うん。
ちょぉっとやり過ぎたかなぁ。
わたしは現実逃避気味に苦笑いを浮かべながら、天井を向いた。
「はぁー、………エメラルドさん、旦那さまにお時間が出来次第そちらに伺いますとお知らせしておいてくださいますか」
「承知いたしました」
どうやったら叱られるのを回避できるかなぁというどうにもならないことを考えながら、引き続きマーサさんによる気持ち良すぎる頭皮マッサージを受けたわたしは、いつのまにか夢の楽園へと旅立ってしまった。
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読んでいただきありがとうございます🐈🐈🐈
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