123 / 126
終章 満ち足りた世界
舞踏会~王子達と聖女達~
しおりを挟む
バートランドの元へ歩き出そうとしたエルシーは、一人の貴公子とばったり顔を合わせた。
藍色の髪に黒い瞳、セルザム王国第三王子のシミオンだった。今日は王子らしく立派な服装をしている。
彼は美しい顔立ちに少し愁いのある微笑を浮かべてエルシーに挨拶した。
「一曲お願いできますか、エルシー嬢」
「はい、もちろんですわ」
二人は大広間の中央に踊り出る。
こうして彼と共に踊るのは奇妙な感じだった。
本来なら彼と結ばれていたはずとルビィが言ったものの、「アイリーン様のため」と言っては何かと突っかかってきた彼だった。
ヴィクトリーヌの影響から解放されてからは、人が変わったように感じのいい青年になり、エルシーを助けてくれた。
「色々助けてくださってありがとうございます。お姉様と和解できたのも、貴方が協力してくださったお蔭ですわ」
「大したことではありません。過去の非礼の償いになれば良いのですが。私は祖国へ帰ることになりましたから」
「まぁ、これからはずっとセルザムでお暮しになるの?」
「はい、当分グリーンフィールドに来ることはないでしょう」
シミオンは静かに微笑んだ。
「……それでいいのですか?」
「えぇ、貴女の幸せを祈っています」
「きっと幸せになりますわ。貴方にも良い方が現れるといいですわね」
「……そう願います」
そっと目を伏せ、シミオンは呟いた。
そうして、運命の恋は始まることもなく終わりを告げた。
だが、きっと彼にも、故郷で別の運命が待っていることだろう。
「エルシー!」
駆け寄ってきたのは、黒髪の可愛らしい顔立ちの少女。
今日は鮮やかなオレンジ色のドレスを身にまとい、綺麗に化粧をしている。
宮廷にあっても生き生きした表情の豊かさは失われていない。
「もー、緊張したよ!聖女の演説、上手くできたかな?」
「えぇ、菜々美も聖女らしくなってきたわ」
「よかった、ずっと特訓で大変だったんだよ!町でお話しするのとは違うからね」
菜々美のつやつやした黒い髪とは対照的な輝く金髪の貴公子が歩み寄ってきた。
今日は見事な礼服に身を包み、一国の王太子らしい出で立ちであった。
周囲の令嬢達も憧れの眼差しで見つめている。
エルシーは淑女らしく腰を屈めた。
「菜々美は本当によく頑張ったからな」
菜々美の頭に手を置いて、アルフレッドが微笑む。
「エルシーも今夜は楽しんでいって欲しい」
「ありがとうございます。お二人共今夜はとても素敵ですわ」
「あはは、転ばないようにするので精一杯だけどね。殿下のために頑張って慣れるよ。エルシーはダンスの申し込みが多すぎて大変じゃない?それじゃ、殿下。エルシーと踊ってきたら?あたしは伯爵に稽古の成果を見てもらわなきゃいけないし。もうあたしは殿下と踊ったからね、遠慮はいらないよ!」
菜々美は夕日のような裳裾を翻して、金褐色の髪の貴公子の元へ急いだ。
「あんなに急いで、躓かなければいいんだが」
心配そうに呟くアルフレッド。エルシーはくすくす笑った。
「菜々美はどこにいても元気ね」
「あぁ、彼女ならきっと王家の一員として頑張ってくれる。実際、物覚えが早いと大司教も……いや、今は貴女のお相手を努めよう」
「まぁ、わたくしでよろしいのですか?」
すました顔で尋ねるエルシーに、アルフレッドは微笑んだ。
「貴女に対して失礼な振る舞いはできない。お相手頂けるのを光栄に思うよ。実際、貴女ほどに美しい令嬢もなかなかいないからな。いずれ伯爵となるのだし、これから結婚の申し込みが殺到することだろう」
「結婚できるのは一人だけですもの、一人の方に申し込まれればそれで良いのですわ」
エルシーは静かに言った。
アルフレッドも頷いた。
「今は私と踊ってもらえるか?」
「はい、お願いいたします」
エルシーはアルフレッドと共に中央に進み出た。
踊っている紳士と淑女の中に、菜々美とセドリックがいた。
踊りの名手であるセドリックは巧みに菜々美をリードしつつ、ときおり試すように歩調を緩めたりしている。菜々美はステップを気にしながらも、エルシーやアルフレッドに近づくと笑いかけて来る。間違えそうになったのか、伯爵が何か囁いて、菜々美が慌てた様子を見せる。
バートランドも何人かの令嬢と踊っていた。
若き勇者もまた、宮廷の淑女達の注目の的だった。
エルシーと目が合うたびに、照れたような困ったような顔をするのが、エルシーにはおかしかった。
大司教は穏やかな表情で、踊る人々を見守っている。
レジナルドとチェスターも踊っていた。
宮廷魔術師は、魔法好きの伯爵令嬢と踊り終え、ドレスの染みに悩んでいた男爵令嬢と踊り始めたところだ。二人共踊りは得意ではないらしく、時々ステップを間違えたりしたが、楽しそうだった。
「彼らにも踊りに参加しておけと言っておいた。王宮勤めをするのなら、面倒でも人脈作りは必要だからな」
「皆喜びますわ。わたくしと一緒に活動していた時から、知り合いになりたい方がたくさんいらっしゃいましたもの」
チェスターは難なく踊りをこなしていた。相手の令嬢は、最近社交界に出たばかりの準男爵家の令嬢だ。可憐な容姿の若い令嬢は、金色の巻き毛を揺らしながら、輝くような目でダンスのパートナーを見上げている。
ダンスが終わった後も、彼女の夢見るような瞳はチェスターを追っていた。
その視線に気付いているのかいないのか、彼はそちらの方には目を向けず黒髪の貴婦人を踊りに誘う。
チェスターよりいくつか年上の子爵未亡人は、大人の色香の漂う仕草で彼の誘いに応じた。
「ほう、あいつもこれから厄介事に巻き込まれそうだな」
アルフレッドは楽しそうに言った。
エルシーはチェスターの弁護をする。
「チェスターさんなら、悪いようにはしないでしょう」
「だからこそ、だね。異性関係をもつれさせないためには、冷たく振舞うことも必要だよ」
踊り終えたセドリックが歩きながらエルシーに囁いた。
菜々美はぐったりと椅子に座り込む。
彼女に飲み物を渡し、伯爵は楽しそうに踊る人々を観察している。
「伯爵家の人々は、魔法に関心があるからね。レジナルドにとってはいい後援者になるよ。令嬢の方は、彼自身にも興味がありそうだね。男爵令嬢はレジナルドとはいい友人になりつつあるが、彼が爵位を得たら、両親の方は縁談を持ち込んで来るだろう」
「へー……」
菜々美はまだ息を切らしていた。
「あの準男爵家の令嬢は、今日はずっとチェスターに注目しているね。家の者は気に入らないだろうが、あれで中々根性のある娘だから、どうなるかな。未亡人の方は、悪い女性ではないけれど、一癖も二癖もある方だよ。恋人とは最近別れたことだし、そろそろ新しい恋をしたいんじゃないかな」
ようやく落ち着いた菜々美は、良い香りのする茶を飲み干し、口を開いた。
「新しい情報がたくさん入って結構だね。面白いことは面白いけどさ」
「では、とっておきの情報をお話ししましょうか。王太子殿下が異国の黒髪の淑女と―――」
「待ったー!あたしのことはいいんだってば!」
菜々美は狼狽えて伯爵の言葉を遮る。
「何を言う気だ」
アルフレッドは踊りを終えて菜々美の元に戻ってきた。
「いえ、無粋なことは申しません。どうぞ、お二人でお話の続きをお創り下さい」
セドリックは一礼すると、優雅な足取りで二人の元を離れた。
美しい青い瞳が興味深げに紳士淑女の群れを眺める。
「さて、これから始まるお話は―――」
藍色の髪に黒い瞳、セルザム王国第三王子のシミオンだった。今日は王子らしく立派な服装をしている。
彼は美しい顔立ちに少し愁いのある微笑を浮かべてエルシーに挨拶した。
「一曲お願いできますか、エルシー嬢」
「はい、もちろんですわ」
二人は大広間の中央に踊り出る。
こうして彼と共に踊るのは奇妙な感じだった。
本来なら彼と結ばれていたはずとルビィが言ったものの、「アイリーン様のため」と言っては何かと突っかかってきた彼だった。
ヴィクトリーヌの影響から解放されてからは、人が変わったように感じのいい青年になり、エルシーを助けてくれた。
「色々助けてくださってありがとうございます。お姉様と和解できたのも、貴方が協力してくださったお蔭ですわ」
「大したことではありません。過去の非礼の償いになれば良いのですが。私は祖国へ帰ることになりましたから」
「まぁ、これからはずっとセルザムでお暮しになるの?」
「はい、当分グリーンフィールドに来ることはないでしょう」
シミオンは静かに微笑んだ。
「……それでいいのですか?」
「えぇ、貴女の幸せを祈っています」
「きっと幸せになりますわ。貴方にも良い方が現れるといいですわね」
「……そう願います」
そっと目を伏せ、シミオンは呟いた。
そうして、運命の恋は始まることもなく終わりを告げた。
だが、きっと彼にも、故郷で別の運命が待っていることだろう。
「エルシー!」
駆け寄ってきたのは、黒髪の可愛らしい顔立ちの少女。
今日は鮮やかなオレンジ色のドレスを身にまとい、綺麗に化粧をしている。
宮廷にあっても生き生きした表情の豊かさは失われていない。
「もー、緊張したよ!聖女の演説、上手くできたかな?」
「えぇ、菜々美も聖女らしくなってきたわ」
「よかった、ずっと特訓で大変だったんだよ!町でお話しするのとは違うからね」
菜々美のつやつやした黒い髪とは対照的な輝く金髪の貴公子が歩み寄ってきた。
今日は見事な礼服に身を包み、一国の王太子らしい出で立ちであった。
周囲の令嬢達も憧れの眼差しで見つめている。
エルシーは淑女らしく腰を屈めた。
「菜々美は本当によく頑張ったからな」
菜々美の頭に手を置いて、アルフレッドが微笑む。
「エルシーも今夜は楽しんでいって欲しい」
「ありがとうございます。お二人共今夜はとても素敵ですわ」
「あはは、転ばないようにするので精一杯だけどね。殿下のために頑張って慣れるよ。エルシーはダンスの申し込みが多すぎて大変じゃない?それじゃ、殿下。エルシーと踊ってきたら?あたしは伯爵に稽古の成果を見てもらわなきゃいけないし。もうあたしは殿下と踊ったからね、遠慮はいらないよ!」
菜々美は夕日のような裳裾を翻して、金褐色の髪の貴公子の元へ急いだ。
「あんなに急いで、躓かなければいいんだが」
心配そうに呟くアルフレッド。エルシーはくすくす笑った。
「菜々美はどこにいても元気ね」
「あぁ、彼女ならきっと王家の一員として頑張ってくれる。実際、物覚えが早いと大司教も……いや、今は貴女のお相手を努めよう」
「まぁ、わたくしでよろしいのですか?」
すました顔で尋ねるエルシーに、アルフレッドは微笑んだ。
「貴女に対して失礼な振る舞いはできない。お相手頂けるのを光栄に思うよ。実際、貴女ほどに美しい令嬢もなかなかいないからな。いずれ伯爵となるのだし、これから結婚の申し込みが殺到することだろう」
「結婚できるのは一人だけですもの、一人の方に申し込まれればそれで良いのですわ」
エルシーは静かに言った。
アルフレッドも頷いた。
「今は私と踊ってもらえるか?」
「はい、お願いいたします」
エルシーはアルフレッドと共に中央に進み出た。
踊っている紳士と淑女の中に、菜々美とセドリックがいた。
踊りの名手であるセドリックは巧みに菜々美をリードしつつ、ときおり試すように歩調を緩めたりしている。菜々美はステップを気にしながらも、エルシーやアルフレッドに近づくと笑いかけて来る。間違えそうになったのか、伯爵が何か囁いて、菜々美が慌てた様子を見せる。
バートランドも何人かの令嬢と踊っていた。
若き勇者もまた、宮廷の淑女達の注目の的だった。
エルシーと目が合うたびに、照れたような困ったような顔をするのが、エルシーにはおかしかった。
大司教は穏やかな表情で、踊る人々を見守っている。
レジナルドとチェスターも踊っていた。
宮廷魔術師は、魔法好きの伯爵令嬢と踊り終え、ドレスの染みに悩んでいた男爵令嬢と踊り始めたところだ。二人共踊りは得意ではないらしく、時々ステップを間違えたりしたが、楽しそうだった。
「彼らにも踊りに参加しておけと言っておいた。王宮勤めをするのなら、面倒でも人脈作りは必要だからな」
「皆喜びますわ。わたくしと一緒に活動していた時から、知り合いになりたい方がたくさんいらっしゃいましたもの」
チェスターは難なく踊りをこなしていた。相手の令嬢は、最近社交界に出たばかりの準男爵家の令嬢だ。可憐な容姿の若い令嬢は、金色の巻き毛を揺らしながら、輝くような目でダンスのパートナーを見上げている。
ダンスが終わった後も、彼女の夢見るような瞳はチェスターを追っていた。
その視線に気付いているのかいないのか、彼はそちらの方には目を向けず黒髪の貴婦人を踊りに誘う。
チェスターよりいくつか年上の子爵未亡人は、大人の色香の漂う仕草で彼の誘いに応じた。
「ほう、あいつもこれから厄介事に巻き込まれそうだな」
アルフレッドは楽しそうに言った。
エルシーはチェスターの弁護をする。
「チェスターさんなら、悪いようにはしないでしょう」
「だからこそ、だね。異性関係をもつれさせないためには、冷たく振舞うことも必要だよ」
踊り終えたセドリックが歩きながらエルシーに囁いた。
菜々美はぐったりと椅子に座り込む。
彼女に飲み物を渡し、伯爵は楽しそうに踊る人々を観察している。
「伯爵家の人々は、魔法に関心があるからね。レジナルドにとってはいい後援者になるよ。令嬢の方は、彼自身にも興味がありそうだね。男爵令嬢はレジナルドとはいい友人になりつつあるが、彼が爵位を得たら、両親の方は縁談を持ち込んで来るだろう」
「へー……」
菜々美はまだ息を切らしていた。
「あの準男爵家の令嬢は、今日はずっとチェスターに注目しているね。家の者は気に入らないだろうが、あれで中々根性のある娘だから、どうなるかな。未亡人の方は、悪い女性ではないけれど、一癖も二癖もある方だよ。恋人とは最近別れたことだし、そろそろ新しい恋をしたいんじゃないかな」
ようやく落ち着いた菜々美は、良い香りのする茶を飲み干し、口を開いた。
「新しい情報がたくさん入って結構だね。面白いことは面白いけどさ」
「では、とっておきの情報をお話ししましょうか。王太子殿下が異国の黒髪の淑女と―――」
「待ったー!あたしのことはいいんだってば!」
菜々美は狼狽えて伯爵の言葉を遮る。
「何を言う気だ」
アルフレッドは踊りを終えて菜々美の元に戻ってきた。
「いえ、無粋なことは申しません。どうぞ、お二人でお話の続きをお創り下さい」
セドリックは一礼すると、優雅な足取りで二人の元を離れた。
美しい青い瞳が興味深げに紳士淑女の群れを眺める。
「さて、これから始まるお話は―――」
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
【完結】処刑後転生した悪女は、狼男と山奥でスローライフを満喫するようです。〜皇帝陛下、今更愛に気づいてももう遅い〜
二位関りをん
恋愛
ナターシャは皇太子の妃だったが、数々の悪逆な行為が皇帝と皇太子にバレて火あぶりの刑となった。
処刑後、農民の娘に転生した彼女は山の中をさまよっていると、狼男のリークと出会う。
口数は少ないが親切なリークとのほのぼのスローライフを満喫するナターシャだったが、ナターシャへかつての皇太子で今は皇帝に即位したキムの魔の手が迫り来る…
※表紙はaiartで生成したものを使用しています。
余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめることにしました
結城芙由奈@12/27電子書籍配信
恋愛
【余命半年―未練を残さず生きようと決めた。】
私には血の繋がらない父と母に妹、そして婚約者がいる。しかしあの人達は私の存在を無視し、空気の様に扱う。唯一の希望であるはずの婚約者も愛らしい妹と恋愛関係にあった。皆に気に入られる為に努力し続けたが、誰も私を気に掛けてはくれない。そんな時、突然下された余命宣告。全てを諦めた私は穏やかな死を迎える為に、家族と婚約者に執着するのをやめる事にした―。
2021年9月26日:小説部門、HOTランキング部門1位になりました。ありがとうございます
*「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
※2023年8月 書籍化
絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。
【書籍化確定、完結】私だけが知らない
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
書籍化確定です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
悪役令嬢ですが、当て馬なんて奉仕活動はいたしませんので、どうぞあしからず!
たぬきち25番
恋愛
気が付くと私は、ゲームの中の悪役令嬢フォルトナに転生していた。自分は、婚約者のルジェク王子殿下と、ヒロインのクレアを邪魔する悪役令嬢。そして、ふと気が付いた。私は今、強大な権力と、惚れ惚れするほどの美貌と身体、そして、かなり出来の良い頭を持っていた。王子も確かにカッコイイけど、この世界には他にもカッコイイ男性はいる、王子はヒロインにお任せします。え? 当て馬がいないと物語が進まない? ごめんなさい、王子殿下、私、自分のことを優先させて頂きまぁ~す♡
※マルチエンディングです!!
コルネリウス(兄)&ルジェク(王子)好きなエンディングをお迎えください m(_ _)m
2024.11.14アイク(誰?)ルートをスタートいたしました。
楽しんで頂けると幸いです。
どうして私が我慢しなきゃいけないの?!~悪役令嬢のとりまきの母でした~
涼暮 月
恋愛
目を覚ますと別人になっていたわたし。なんだか冴えない異国の女の子ね。あれ、これってもしかして異世界転生?と思ったら、乙女ゲームの悪役令嬢のとりまきのうちの一人の母…かもしれないです。とりあえず婚約者が最悪なので、婚約回避のために頑張ります!
『愛することはない』と婚約者に言われた私の前に現れた王子様
家紋武範
恋愛
私、エレナ・ドラードには婚約者がいる。しかし、その婚約者に結婚しても愛することはないと言われてしまう。
そんな私の前に隣国の王子様が現れ、求婚して来るのだった。
※この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる