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Ep.3 ファーストコンタクト(8)
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そして気付けば再び寝室だった。
彼女の姿はまだ無い。
やはり自分は焦っている。
何かしないと、そう思ったジョシュは辺りを見回した。
すると、机の上にある端末が目に入った。
触ると、何の認証も無く起動した。
ジョシュはなぜかそれについて疑問を抱かなかった。抱けなかった。
何か手がかりは無いか、そんなことを考えながら操作する。
そしてジョシュは一曲の音楽を見つけた。
それが手がかりになるとは思えなかったが、ジョシュはそれを再生した。
「I LOVE YOU ~♪」
それはあの曲だった。
そのメロディーに、ジョシュの焦りは強くなった。
「PLEASE LOVE ME ~♪」
そしてジョシュは遂に気付いた。
(そうだ、このメロディー! この歌!)
そしてジョシュはあの言葉を思い出した。
“その曲、『最近』売れてるやつでしょ?”
通信士が言った言葉。
思い出した。これは近い記憶だ。最近流行り出した曲、最近聞いた言葉だ。
そうだ思い出した! 俺はあの時、通信士と話しこんでから眠りについたんだ。
しかしそこからの記憶がぼやけてる。上手く思い出せない。
あの後、何があった?!
次々と記憶の断片が繋がっていく。
そしてそのパズルが完成した瞬間、
「!」
ドアが開いた音に、ジョシュは振り返った。
そこには彼女が立っていた。
「ジョシュ、お願い、話を聞いて」
彼女はジョシュの変化に気付いているようだった。
そして彼女はまるでジョシュを捕まえて引きとめようとするかのように、手を伸ばしながら足を前に出した。
「ジョ「近づくな!」
しかしジョシュはそれを拒絶した。
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