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第五章 アランの力は留まる事を知らず、全てを巻き込み、魅了していく
第三十八話 軍神降臨(8)
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鏡にも同じ画(え)が映り始める。
映像にあるのは大勢の貧民達の姿。
しかしそのほとんどが暴徒。
ある者は石を投げ、ある者は刃物を振り回し、またある者は叫びながら逃げている。
暴れている者達の多くは、クラウスが連れてきた奴隷兵、仲間達だ。
なぜこんなことになったのか。
彼らは欲していた。
ある者は屋根のある住居を求めていた。
またある者は食糧を求めていた。
またある者は酒を求めていた。
カルロの妻は与えられるだけ与えた。
しかし足りなかった。いくら探しても無いものは無かった。
それでも彼らは際限なく求め続けた。
それはある時を境に傲慢に変わり、そして間も無く残酷に変貌した。
「なんと愚かな――」
クラウスはまたしても言葉を漏らした。
なんてありさまだ。
なんと醜い。
あるものだけで耐え忍ぶことを知らぬ愚か者達。
求めることしか知らぬ、生み出すことを知らぬ者達。
そんな愚かな者達は欲するあまり、考えられる中で最悪の手段を取った。
そしてその結果――
「……」
場面が変わる。
鏡の中にあるのは、妻の亡骸を抱きかかえるカルロの姿。
暴走は最悪な形での結末を引き起こしたのだ。
思い込んでいた。悪しき教会に立ち向かっているのだから、我らは善だと。
確かに「その一点においてだけ」はそうなのだろう。しかし全てにおいて、完全な善たる存在ではないことが証明されてしまった。弱いものが、虐げられているもの全てが善とは限らない。本当に、あたりまえのことだ。
それ自体に悔しさは無い。この摂理に支配された世界の中で完全な善を成せる存在というのは、それこそ御伽噺に出てくる神様くらいだろう。今の人間に出来ることは天秤をどちらに傾けるかくらいのものだ。
悔しさは別のところにある。醜い姿を晒したことだ。それがなによりも無念。
巨大な悪に立ち向かったのだから、最期まで高潔でありたかった。
だからあの場で玉砕しておけば良かったと思った。
「うぅ……」
その事実に屈したクラウスは、嗚咽を漏らしながらうつむいた。
「―い」
誰かがクラウスを呼んでいる。
しかし己の過去を悔いているクラウスの耳には届かない。
「おい」
再びの呼び声。
しかしまだクラウスは気付かない。
だからその者は声を張った。
「おい、クラウス!」
その声にクラウスはようやく「はっ」となった。
気付けば、目の前にあるのは鏡ではなく師の姿。
「クラウス、夢を見ている場合ではないぞ」
師は続けて口を開き、尋ねた。
「まさか『また』逃げるつもりなのか?」
『また』という言葉に、クラウスは肩をわずかに震わせた。
その様子に、クラウスの心を察した恩師は、言葉を付け加えた。
「違う。お前を責めるつもりでは無い。私はお前を恨んでなどいない。お前のあの時の選択は間違ってはいないと、私も思っている」
師は優しい目でそう言った後、今度は眉間にしわをよせながら口を開いた。
「だが、ここは逃げてはならないのだ。ここで逃げてもおそらく次か、その次の戦いでお前はきっと殺される。アランと一緒に」
アラン様が死ぬ? 一体どういうことだ。
クラウスがそう尋ねるよりも早く、師は答えた。
「アランは強力な能力に目覚めたせいである連中から目を付けられ始めている。そしてそれが『暗殺』という形で行動に移される時はそう遠くない。……そして、その時にお前がちゃんと目覚めていなければ、全て、終わりだ。今のお前とアランではあの『刺客』には絶対に勝てない」
そう言った直後、師は目を細めながら顎に手を当て、「いや、これは少し違うな」と直前の言葉を否定した。
そして師はあごひげをいじりながら考えを練り直した後、再び口を開いた。
「……お前が自分の能力を完全に使いこなせるようになったとしても、多分、あの『女』には勝てない。ディーノの力を借りて五分、いや、三分というところだ。だが勝てないにしても、お前が目覚めていれば生き残る確立がはね上がる」
(……?)
この時、クラウスはディーノの名が出たことに違和感を覚えた。ディーノの力はアランよりも下に位置しているように思えたからだ。
クラウスの顔に困惑の色が滲む。
なぜディーノなのだ。アンナでは駄目なのか。
クラウスはそれを尋ねようとしたが、またしても師が口を開く方が早かった。
「クラウス、もう一度言うぞ。これは試練なんだ。越えなくてはならない試練なのだ」
念を押すような口調で耳に届いたのは、以前にも聞いた言葉。
試練とは能力を自覚することでは無かったのか。
では、師はリーザを倒せと言っているのか。
「……」
クラウスの顔が真顔に戻る。
クラウスは真剣にリーザとの戦いについて思考を重ねた。
「……」
しかしクラウスの口から言葉が出ない。
難しい、という結論しか導き出せなかったからだ。
まず接近することが難しい。
では、近づけないのであれば飛び道具で、ということになるがこれも困難。
並の攻撃は爆風で吹き飛ばされてしまうからだ。範囲と連射力を増したリーザの爆発魔法は攻防一体の域に達している。自分にも強力な飛び道具が――アンナ様が馬上から放って見せた、あの圧倒的な一撃があれば話は別だが。
そも、自分はアラン様やアンナ様のように刀から光る刃を上手く飛ばすことが出来ない。
いや、出来ないというのは少し語弊がある。三日月型の刃を放つこと自体は出来る。出来るのだが、その三日月はすぐに空中でバラバラになり、霧散してしまうのだ。要は射程があまり無いのだ。
つまり現実的な手は、遠距離から光弾を上手く通すか、ある程度接近してからの三日月、ということになってしまう。
「……」
思考重ねて生まれた結論に対し、クラウスの心は全く晴れなかった。
それも当然。遠距離からの攻撃など、先の戦いの最中、ずっと狙っていたからだ。
しかし好機がまったく無かった。回避のみで精一杯だった。
やはり別の手を考えるべきだ。
(となると、やはり……)
あの線を使えということなのか。
しかし一体どう使えと――
クラウスがそれを考え始めた直後、師が口を開いた。
「それは違う」
この言葉に対し、クラウスが「なにが?」という視線を返すと、師は答えた。
「線では無いのだクラウス。あれはお前の脳がそう見せているだけだ。方向性を分かりやすくするために、わざわざ線の形に書き変えているのだ」
これにクラウスは当然の質問をぶつけた。
「では、本当の形は何なのですか?」
師が答える。
「それは、―だ」
また肝心なところが聞こえなかった。
そしてクラウスの表情から察した師は口を開いた。
「しまった、――――か!」
焦りの色を浮かべながら師が言葉を続ける。
「お前はそのやり方をもう知っている! あの時、――」
もう知っている? あの時?
師の言葉に意識を集中させる。
「――」
しかしもう何を言っているか分からない。
思わず自分も口を開き、叫ぶ。
「――」
しかし自分の声も響かない。
視界が歪み、そしてぼやける。
一体何が、そう叫ぼうとしたところでクラウスの意識は切れた。
映像にあるのは大勢の貧民達の姿。
しかしそのほとんどが暴徒。
ある者は石を投げ、ある者は刃物を振り回し、またある者は叫びながら逃げている。
暴れている者達の多くは、クラウスが連れてきた奴隷兵、仲間達だ。
なぜこんなことになったのか。
彼らは欲していた。
ある者は屋根のある住居を求めていた。
またある者は食糧を求めていた。
またある者は酒を求めていた。
カルロの妻は与えられるだけ与えた。
しかし足りなかった。いくら探しても無いものは無かった。
それでも彼らは際限なく求め続けた。
それはある時を境に傲慢に変わり、そして間も無く残酷に変貌した。
「なんと愚かな――」
クラウスはまたしても言葉を漏らした。
なんてありさまだ。
なんと醜い。
あるものだけで耐え忍ぶことを知らぬ愚か者達。
求めることしか知らぬ、生み出すことを知らぬ者達。
そんな愚かな者達は欲するあまり、考えられる中で最悪の手段を取った。
そしてその結果――
「……」
場面が変わる。
鏡の中にあるのは、妻の亡骸を抱きかかえるカルロの姿。
暴走は最悪な形での結末を引き起こしたのだ。
思い込んでいた。悪しき教会に立ち向かっているのだから、我らは善だと。
確かに「その一点においてだけ」はそうなのだろう。しかし全てにおいて、完全な善たる存在ではないことが証明されてしまった。弱いものが、虐げられているもの全てが善とは限らない。本当に、あたりまえのことだ。
それ自体に悔しさは無い。この摂理に支配された世界の中で完全な善を成せる存在というのは、それこそ御伽噺に出てくる神様くらいだろう。今の人間に出来ることは天秤をどちらに傾けるかくらいのものだ。
悔しさは別のところにある。醜い姿を晒したことだ。それがなによりも無念。
巨大な悪に立ち向かったのだから、最期まで高潔でありたかった。
だからあの場で玉砕しておけば良かったと思った。
「うぅ……」
その事実に屈したクラウスは、嗚咽を漏らしながらうつむいた。
「―い」
誰かがクラウスを呼んでいる。
しかし己の過去を悔いているクラウスの耳には届かない。
「おい」
再びの呼び声。
しかしまだクラウスは気付かない。
だからその者は声を張った。
「おい、クラウス!」
その声にクラウスはようやく「はっ」となった。
気付けば、目の前にあるのは鏡ではなく師の姿。
「クラウス、夢を見ている場合ではないぞ」
師は続けて口を開き、尋ねた。
「まさか『また』逃げるつもりなのか?」
『また』という言葉に、クラウスは肩をわずかに震わせた。
その様子に、クラウスの心を察した恩師は、言葉を付け加えた。
「違う。お前を責めるつもりでは無い。私はお前を恨んでなどいない。お前のあの時の選択は間違ってはいないと、私も思っている」
師は優しい目でそう言った後、今度は眉間にしわをよせながら口を開いた。
「だが、ここは逃げてはならないのだ。ここで逃げてもおそらく次か、その次の戦いでお前はきっと殺される。アランと一緒に」
アラン様が死ぬ? 一体どういうことだ。
クラウスがそう尋ねるよりも早く、師は答えた。
「アランは強力な能力に目覚めたせいである連中から目を付けられ始めている。そしてそれが『暗殺』という形で行動に移される時はそう遠くない。……そして、その時にお前がちゃんと目覚めていなければ、全て、終わりだ。今のお前とアランではあの『刺客』には絶対に勝てない」
そう言った直後、師は目を細めながら顎に手を当て、「いや、これは少し違うな」と直前の言葉を否定した。
そして師はあごひげをいじりながら考えを練り直した後、再び口を開いた。
「……お前が自分の能力を完全に使いこなせるようになったとしても、多分、あの『女』には勝てない。ディーノの力を借りて五分、いや、三分というところだ。だが勝てないにしても、お前が目覚めていれば生き残る確立がはね上がる」
(……?)
この時、クラウスはディーノの名が出たことに違和感を覚えた。ディーノの力はアランよりも下に位置しているように思えたからだ。
クラウスの顔に困惑の色が滲む。
なぜディーノなのだ。アンナでは駄目なのか。
クラウスはそれを尋ねようとしたが、またしても師が口を開く方が早かった。
「クラウス、もう一度言うぞ。これは試練なんだ。越えなくてはならない試練なのだ」
念を押すような口調で耳に届いたのは、以前にも聞いた言葉。
試練とは能力を自覚することでは無かったのか。
では、師はリーザを倒せと言っているのか。
「……」
クラウスの顔が真顔に戻る。
クラウスは真剣にリーザとの戦いについて思考を重ねた。
「……」
しかしクラウスの口から言葉が出ない。
難しい、という結論しか導き出せなかったからだ。
まず接近することが難しい。
では、近づけないのであれば飛び道具で、ということになるがこれも困難。
並の攻撃は爆風で吹き飛ばされてしまうからだ。範囲と連射力を増したリーザの爆発魔法は攻防一体の域に達している。自分にも強力な飛び道具が――アンナ様が馬上から放って見せた、あの圧倒的な一撃があれば話は別だが。
そも、自分はアラン様やアンナ様のように刀から光る刃を上手く飛ばすことが出来ない。
いや、出来ないというのは少し語弊がある。三日月型の刃を放つこと自体は出来る。出来るのだが、その三日月はすぐに空中でバラバラになり、霧散してしまうのだ。要は射程があまり無いのだ。
つまり現実的な手は、遠距離から光弾を上手く通すか、ある程度接近してからの三日月、ということになってしまう。
「……」
思考重ねて生まれた結論に対し、クラウスの心は全く晴れなかった。
それも当然。遠距離からの攻撃など、先の戦いの最中、ずっと狙っていたからだ。
しかし好機がまったく無かった。回避のみで精一杯だった。
やはり別の手を考えるべきだ。
(となると、やはり……)
あの線を使えということなのか。
しかし一体どう使えと――
クラウスがそれを考え始めた直後、師が口を開いた。
「それは違う」
この言葉に対し、クラウスが「なにが?」という視線を返すと、師は答えた。
「線では無いのだクラウス。あれはお前の脳がそう見せているだけだ。方向性を分かりやすくするために、わざわざ線の形に書き変えているのだ」
これにクラウスは当然の質問をぶつけた。
「では、本当の形は何なのですか?」
師が答える。
「それは、―だ」
また肝心なところが聞こえなかった。
そしてクラウスの表情から察した師は口を開いた。
「しまった、――――か!」
焦りの色を浮かべながら師が言葉を続ける。
「お前はそのやり方をもう知っている! あの時、――」
もう知っている? あの時?
師の言葉に意識を集中させる。
「――」
しかしもう何を言っているか分からない。
思わず自分も口を開き、叫ぶ。
「――」
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