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第四章 神秘はさらに輝きを増し、呪いとなってアランを戦いの場に連れ戻す
第二十六話 ディアナからサラへ(3)
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◆◆◆
リチャードが襲撃された――
この報せはすぐにクリスの耳に入った。
当然のように縁談は中止となった。クリスは広間のソファーに腰掛け、片付けに併走する従者達の姿を眺めながら、傍に控える臣下ハンスに尋ねた。
「この事件、どう思う? ハンス」
「……レオン将軍が裏で何か手を引いた可能性はありますが、証拠はありませぬ」
クリスは訝しげな顔をしながら再び尋ねた。
「賊を率いていた男は南の貴族だったそうだ。……ハンス、この貴族の家はこの後どうなる?」
「……このようなことをした以上、ただでは済みますまい。王から厳しい処罰が下されるでしょう。最悪、家は潰されることになるかもしれませぬ」
ハンスの言葉にクリスはやるせない表情を浮かべながらただ一言、
「……そうか」
とだけ口にした。
◆◆◆
次の日の夜――
ディーノは町のはずれで素振りをしていた。
何百回目かになるその行為を終えたあと、ディーノは汗を拭きながら独り言を呟いた。
「そろそろ帰るか」
槍斧を担ぎながらディーノが帰り道に足を向けると、そこには一人の女が立っていた。
その格好にディーノは息を呑んだ。
その女はぼろぼろであった。服はあちこち破けており、瑞々しい素肌を外気に晒していた。
しかしその姿に艶かしさは感じられなかった。何度も転んだのか、その体は泥に塗れており、あちこちに擦り傷と引っかき傷ができていたからだ。
その様子からディーノは、
(この女はきっと男に乱暴されてしまったんだろう)
と考えた。
そしてディーノは困った。この女に何と声を掛ければ良いのかわからなかったからだ。
(とりあえず何があったのかは聞かないほうが良さそうだな)
そう思ったディーノは、怪我について尋ねようとしたが、ディーノが口を開くよりも早くその女は声を上げた。
「追われているんです、助けて下さい!」
女がそう言うや否や、後ろに広がる夜暗の中から二人の男が姿を現した。
これにディーノは女を庇う様に前に歩み出ながら口を開いた。
「おいお前ら、この女をどうするつもり……!」
ディーノは自身の台詞を最後まで喋ることができなかった。その二人の男が突然光弾を女に向けて放ったからだ。
ディーノは咄嗟に女を突き飛ばした後、槍斧を構えつつ二人の男に向かって踏み込んだ。
二人の男は突っ込んでくるディーノを見て防御魔法を展開したが、それは何の意味も成さなかった。手加減無く放たれたディーノの一撃はその壁を容易に突破し、二人の男の胴をなぎ払った。
二人の男が物言わぬ躯になったことを確認したディーノは、槍斧に付いた血を拭った後、地面に倒れたままの女に声を掛けた。
「もう大丈夫だ。怪我は無いか?」
既にぼろぼろなのにこんなことを聞くのはちょっと変だな、とディーノは思ったが、女は小さくもはっきりとした頷きを返した。
しかし、何故か倒れたまま動こうとしない女に対し、心配したディーノは再び声を掛けた。
「どうした、立てないのか?」
言われた女は、少し慌てた様子で立ち上がった。
ディーノは女の傍に歩み寄り、その体に大きな傷が無いかどうかを調べた。
「……派手な傷はねえが、泥が付いた傷口はちゃんと洗っておいたほうがいいな。足は大丈夫か? 歩けるか?」
これに女が頷きを返したのを見たディーノは、兵舎の方を指差しながら口を開いた。
「近くに俺の家がある。そこで手当てしてやるから、付いて来い」
そう言ってディーノは女の返事も聞かず歩き出した。女はそんなディーノの後ろに黙って付いていった。
◆◆◆
兵舎に戻ったディーノは女をベッドに座らせ、慣れた手つきで傷の手当をしていった。
見える部分の治療を手早く済ませたディーノは、「見えない部分」をどうすべきか悩んだ。
相手は女性なのだ。その「見えない部分」には女性らしさを象徴するものがある。さすがのディーノでも、その部分に安易に手を出すことはできなかった。
(……子供じゃねえんだし、あとは自分でできるだろう)
そう思ったディーノは棚から替えの服を取り出し、女の隣に投げ置いた後、口を開いた。
「見えない部分は自分でやってくれ。俺がやったのと同じようにすればいい。そいつは着替えだ。俺の服だからちょっと
でかいかもしれないが、それは我慢してくれ」
ディーノはまくしたてるようにそう喋った後、「終わったら呼んでくれ」と言い残して部屋を後にした。
◆◆◆
しばらくして、「終わりました」という女の声を聞いたディーノは、再び部屋の中に戻った。
着替え終わった女は恥ずかしそうにベッドに座っていた。
予想通りディーノの服は女には大きく、その胸元はぶかぶかであった。
女はそれが気になるのか、見えそうになる胸元を隠そうと手で押さえていた。
その初々しい反応はディーノの心を掻き立てたが、ディーノはそれを振り払うかのように口を開いた。
「とりあえず今日はもう寝よう。明るくなったら自分の家に帰るといい。俺は床で寝るから、お嬢さんはそのままそのベッドを使ってくれ」
そう言ってディーノは明かりを消し、ボロ布を纏いながら床に寝転がった。
ディーノは女に対し背を向ける姿勢を取った。それは「これ以上干渉するつもりは無い」という意思の表れであった。
そして、暫くしてベッドから聞こえてきた衣擦れの音を最後に、夜は静かに過ぎていった――
◆◆◆
次の日の朝、目を覚ましたディーノはあちこち痛む体をほぐしていた。固い床の上で寝たせいであろう、体の節々に鈍い痛みが残っていた。
女は既に目を覚ましていた。よく眠れなかったのか、その顔には疲れが表れていた。
疲れた顔をしているのはディーノも同じであったが、ディーノは自身に活を入れるかのように口を開いた。
「……じゃあ俺はこれから出かけるが、お嬢さんは好きな時に出て行ってくれ。戸締りはしなくても大丈夫だからな」
女は何も答えなかったが、言いたいことはちゃんと伝わっているだろうと思ったディーノは女に背を向け、
「じゃあな。気をつけて帰れよ」
という、とても味気無い別れの言葉を背中越しに投げ掛けた後、部屋を後にした。
◆◆◆
夜が更け始めた頃、その日の仕事と訓練を終えたディーノは、疲れた体を引き摺りながら兵舎へと戻ってきた。
女はまだ部屋にいた。ずっとそうしていたのだろうか、女はベッドの上にディーノが部屋を出た時と変わらぬ姿勢で座っていた。
「……なんでまだ帰ってねえんだ?」
疲れからか、ディーノの口調には少し棘があった。
女はおずおずと頭を下げながら口を開いた。
「……どうかお願いします、私をここに置いて下さい」
これをディーノは予想していたが、実際こうなるとどうしていいか分からなかった。
「それは……」
駄目だ、ディーノはそう言おうとしたが、女は頭を下げたまま再び口を開いた。
「帰りたくないんです。お願いします、ここに置いて下さい」
女の肩は震えていた。これがディーノの情を揺さぶったのか、ディーノはあきらめた顔で口を開いた。
「……わかった、俺の負けだ。ただしずっとここに居てもいい、という意味じゃねえぞ。暫くの間だけだ。いつかは出て行ってもらうからな」
これに女は顔を上げ、
「ありがとうございます」
と感謝の言葉を述べながら、出会ってから初めての笑顔をディーノに見せた。
その素直な感情表現に何故か照れたディーノは、目を背けながら口を開いた。
「……今日はもう疲れた。先に休ませてもらう」
ディーノはそう言って昨日と同じボロ布にくるまりながら床の上に横になろうとしたが、突然思い出したかのような顔で口を開いた。
「そう言えばまだお互いの名前も知らなかったな。俺はディーノ。お嬢さん、あんたの名前は?」
「……サラと申します」
ディアナは咄嗟にサラの名前を使った。
「そうか。じゃあお休み、サラ」
「お休みなさい、ディーノ様」
その言葉を最後に、夜は昨日と同じように静かに過ぎて行った。
こうしてディアナはサラとなり、ディーノとの奇妙な生活を始めることになったのであった。
リチャードが襲撃された――
この報せはすぐにクリスの耳に入った。
当然のように縁談は中止となった。クリスは広間のソファーに腰掛け、片付けに併走する従者達の姿を眺めながら、傍に控える臣下ハンスに尋ねた。
「この事件、どう思う? ハンス」
「……レオン将軍が裏で何か手を引いた可能性はありますが、証拠はありませぬ」
クリスは訝しげな顔をしながら再び尋ねた。
「賊を率いていた男は南の貴族だったそうだ。……ハンス、この貴族の家はこの後どうなる?」
「……このようなことをした以上、ただでは済みますまい。王から厳しい処罰が下されるでしょう。最悪、家は潰されることになるかもしれませぬ」
ハンスの言葉にクリスはやるせない表情を浮かべながらただ一言、
「……そうか」
とだけ口にした。
◆◆◆
次の日の夜――
ディーノは町のはずれで素振りをしていた。
何百回目かになるその行為を終えたあと、ディーノは汗を拭きながら独り言を呟いた。
「そろそろ帰るか」
槍斧を担ぎながらディーノが帰り道に足を向けると、そこには一人の女が立っていた。
その格好にディーノは息を呑んだ。
その女はぼろぼろであった。服はあちこち破けており、瑞々しい素肌を外気に晒していた。
しかしその姿に艶かしさは感じられなかった。何度も転んだのか、その体は泥に塗れており、あちこちに擦り傷と引っかき傷ができていたからだ。
その様子からディーノは、
(この女はきっと男に乱暴されてしまったんだろう)
と考えた。
そしてディーノは困った。この女に何と声を掛ければ良いのかわからなかったからだ。
(とりあえず何があったのかは聞かないほうが良さそうだな)
そう思ったディーノは、怪我について尋ねようとしたが、ディーノが口を開くよりも早くその女は声を上げた。
「追われているんです、助けて下さい!」
女がそう言うや否や、後ろに広がる夜暗の中から二人の男が姿を現した。
これにディーノは女を庇う様に前に歩み出ながら口を開いた。
「おいお前ら、この女をどうするつもり……!」
ディーノは自身の台詞を最後まで喋ることができなかった。その二人の男が突然光弾を女に向けて放ったからだ。
ディーノは咄嗟に女を突き飛ばした後、槍斧を構えつつ二人の男に向かって踏み込んだ。
二人の男は突っ込んでくるディーノを見て防御魔法を展開したが、それは何の意味も成さなかった。手加減無く放たれたディーノの一撃はその壁を容易に突破し、二人の男の胴をなぎ払った。
二人の男が物言わぬ躯になったことを確認したディーノは、槍斧に付いた血を拭った後、地面に倒れたままの女に声を掛けた。
「もう大丈夫だ。怪我は無いか?」
既にぼろぼろなのにこんなことを聞くのはちょっと変だな、とディーノは思ったが、女は小さくもはっきりとした頷きを返した。
しかし、何故か倒れたまま動こうとしない女に対し、心配したディーノは再び声を掛けた。
「どうした、立てないのか?」
言われた女は、少し慌てた様子で立ち上がった。
ディーノは女の傍に歩み寄り、その体に大きな傷が無いかどうかを調べた。
「……派手な傷はねえが、泥が付いた傷口はちゃんと洗っておいたほうがいいな。足は大丈夫か? 歩けるか?」
これに女が頷きを返したのを見たディーノは、兵舎の方を指差しながら口を開いた。
「近くに俺の家がある。そこで手当てしてやるから、付いて来い」
そう言ってディーノは女の返事も聞かず歩き出した。女はそんなディーノの後ろに黙って付いていった。
◆◆◆
兵舎に戻ったディーノは女をベッドに座らせ、慣れた手つきで傷の手当をしていった。
見える部分の治療を手早く済ませたディーノは、「見えない部分」をどうすべきか悩んだ。
相手は女性なのだ。その「見えない部分」には女性らしさを象徴するものがある。さすがのディーノでも、その部分に安易に手を出すことはできなかった。
(……子供じゃねえんだし、あとは自分でできるだろう)
そう思ったディーノは棚から替えの服を取り出し、女の隣に投げ置いた後、口を開いた。
「見えない部分は自分でやってくれ。俺がやったのと同じようにすればいい。そいつは着替えだ。俺の服だからちょっと
でかいかもしれないが、それは我慢してくれ」
ディーノはまくしたてるようにそう喋った後、「終わったら呼んでくれ」と言い残して部屋を後にした。
◆◆◆
しばらくして、「終わりました」という女の声を聞いたディーノは、再び部屋の中に戻った。
着替え終わった女は恥ずかしそうにベッドに座っていた。
予想通りディーノの服は女には大きく、その胸元はぶかぶかであった。
女はそれが気になるのか、見えそうになる胸元を隠そうと手で押さえていた。
その初々しい反応はディーノの心を掻き立てたが、ディーノはそれを振り払うかのように口を開いた。
「とりあえず今日はもう寝よう。明るくなったら自分の家に帰るといい。俺は床で寝るから、お嬢さんはそのままそのベッドを使ってくれ」
そう言ってディーノは明かりを消し、ボロ布を纏いながら床に寝転がった。
ディーノは女に対し背を向ける姿勢を取った。それは「これ以上干渉するつもりは無い」という意思の表れであった。
そして、暫くしてベッドから聞こえてきた衣擦れの音を最後に、夜は静かに過ぎていった――
◆◆◆
次の日の朝、目を覚ましたディーノはあちこち痛む体をほぐしていた。固い床の上で寝たせいであろう、体の節々に鈍い痛みが残っていた。
女は既に目を覚ましていた。よく眠れなかったのか、その顔には疲れが表れていた。
疲れた顔をしているのはディーノも同じであったが、ディーノは自身に活を入れるかのように口を開いた。
「……じゃあ俺はこれから出かけるが、お嬢さんは好きな時に出て行ってくれ。戸締りはしなくても大丈夫だからな」
女は何も答えなかったが、言いたいことはちゃんと伝わっているだろうと思ったディーノは女に背を向け、
「じゃあな。気をつけて帰れよ」
という、とても味気無い別れの言葉を背中越しに投げ掛けた後、部屋を後にした。
◆◆◆
夜が更け始めた頃、その日の仕事と訓練を終えたディーノは、疲れた体を引き摺りながら兵舎へと戻ってきた。
女はまだ部屋にいた。ずっとそうしていたのだろうか、女はベッドの上にディーノが部屋を出た時と変わらぬ姿勢で座っていた。
「……なんでまだ帰ってねえんだ?」
疲れからか、ディーノの口調には少し棘があった。
女はおずおずと頭を下げながら口を開いた。
「……どうかお願いします、私をここに置いて下さい」
これをディーノは予想していたが、実際こうなるとどうしていいか分からなかった。
「それは……」
駄目だ、ディーノはそう言おうとしたが、女は頭を下げたまま再び口を開いた。
「帰りたくないんです。お願いします、ここに置いて下さい」
女の肩は震えていた。これがディーノの情を揺さぶったのか、ディーノはあきらめた顔で口を開いた。
「……わかった、俺の負けだ。ただしずっとここに居てもいい、という意味じゃねえぞ。暫くの間だけだ。いつかは出て行ってもらうからな」
これに女は顔を上げ、
「ありがとうございます」
と感謝の言葉を述べながら、出会ってから初めての笑顔をディーノに見せた。
その素直な感情表現に何故か照れたディーノは、目を背けながら口を開いた。
「……今日はもう疲れた。先に休ませてもらう」
ディーノはそう言って昨日と同じボロ布にくるまりながら床の上に横になろうとしたが、突然思い出したかのような顔で口を開いた。
「そう言えばまだお互いの名前も知らなかったな。俺はディーノ。お嬢さん、あんたの名前は?」
「……サラと申します」
ディアナは咄嗟にサラの名前を使った。
「そうか。じゃあお休み、サラ」
「お休みなさい、ディーノ様」
その言葉を最後に、夜は昨日と同じように静かに過ぎて行った。
こうしてディアナはサラとなり、ディーノとの奇妙な生活を始めることになったのであった。
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