194 / 545
第三章 荒れる聖域。しかしその聖なるは誰がためのものか
第十七話 地獄の最後尾(11)
しおりを挟む アトリの周囲に散らばる死人と半死人は順調に数を増し、ついさっきも一人が首を刎ねられて新たに冥土の住人となった。
盗賊達は、自分らの優勢がいつの間にやら失われたどころか、逆転されつつあることが理解できず、戸惑いの表情で致命傷を負っていく。
素早さと正確さを兼ね備えたユキの弓と、一瞬の隙にでも乗じてくるアトリの刀は、対戦相手にとって悪夢のような組み合わせだった。
ユキの矢を受けるか避けるかして体勢を崩せば、直後にアトリの刀が振るわれて少なからぬ血が流れる。
「チッ――忌々しい糞アマ共がっ!」
飛来する矢を兜割で叩き落しながら、久四郎が毒吐く。
ユキによる文字通り矢継ぎ早の射撃で思い通りの場所取りが出来ず、アトリへの有効打を繰り出せないのが苛立ちの主な原因だ。
背後からは立て続けに銃声が響き、それもまた神経に障ってくる。
一矢万矢に銃を使える者は多数いるが、主武装にしているのは五人に過ぎない。
なのに、途絶えることのない発砲音は一体どういうことか。
「ぶっふ――おああっ!」
ユキに右腿の付け根を射られ、よろけた所をアトリの刀で腹を抉られた太った男が、苦痛に喚きながらもそのまま倒れず、気力を奮って突進する。
思いがけず死兵と化した相手に武器を奪われ、更に身動きも取れなくなるアトリ。
「油断したな、馬鹿めがっ!」
好機の到来を察して喜色を浮かべ、久四郎は兜割を放り捨てる。
そして銃爪を引けば撃てる状態に整えておいた、二挺の短筒を取り出し両手に構える。
短筒は威力と精度に難があるが、この至近距離ならば十分に有効だ。
「させぬっ!」
鋭い声と共に、二本の矢が立て続けに降ってくる。
久四郎は危ういところで体を躱し、改めてアトリに狙いをつけた。
好機に気を取られ過ぎて、危うく射られかけるとは――
己の迂闊さに苛立ちを募らせる久四郎だが、勝利が少し先に伸びただけだと気を取り直す。
「げぬっ」
腕を絡ませてくる太った男の頭を掴んで首をヘシ折り、アトリは返り血に染まりながらも窮地を脱する。
それから、久四郎の動きを確認すべく素早く視線を巡らせ――
「これで終わりだっ!」
勝ちを確信して叫び、銃弾を続けて放つ久四郎。
しかし、わざわざ予告するように声を上げた結果、僅かな猶予が生まれた。
アトリはその瞬間を見逃さず、地面に身を伏せて二発の銃弾を遣り過ごす。
攻撃が失敗に終わったと知った久四郎は、天を仰いで短筒を捨てる。
相手からの反撃を覚悟しつつ、次は跳びついて目を抉ろうとしていたアトリだったが、久四郎が戦意を喪失したと判断して構えを緩めた。
しかし、まだ諦めていなかった久四郎は、アトリに向けて妙な包みをいくつも投げる。
ユキの矢が久四郎を追うも、それを後ろ向きに宙返りしてひらりと回避。
そしてアトリとの距離を作ると、脛当に仕込んでいた刃の分厚い短刀を引き抜いた。
「くっ――ぶしょん、へっぷし!」
アトリは投げられた包みを全て叩き落したが、その正体は目潰し。
中に仕込まれた各種香辛料を混ぜ合わせた粉が、衝撃を受けて飛散した。
目こそ守れたアトリだが、かなりの量を吸い込んで、クシャミと鼻水が止まらなくなる。
「アトリッ! 久四郎が行くぞ!」
ユキの警告を耳にしたアトリは、懐に残ったクナイを投じて牽制に使い、呼吸が落ち着くまでの時間を稼ごうとした。
「ぅえっきしっ!」
「がっ――はばっ、なっ?」
意味を成さない音が、棒立ちになった久四郎の口から流れ出る。
投げた瞬間、クシャミで手元を盛大に狂わせたアトリだったが、デタラメに飛んだクナイは久四郎の左目に深々と食い込んでいた。
細かく痙攣しながら揺れるその背中に、ユキが追い撃ちの矢を放つ。
「おさらぶぇっくしっ――です!」
前のめりに倒れようとする久四郎から短刀を奪ったアトリは、クシャミ交じりの別れを告げながら、約束したのとは違う刀の切れ味を兄弟子に伝えた。
※※※
孫三郎の野辺送りが再び稼動し、褒賞金の十両欲しさに押し寄せた連中の体に、容赦なく鉛弾を撃ち込んでゆく。
「使っておいて――何だが――えげつないの」
渋い表情を浮かべ、そんな言葉を漏らしつつ三人を撃ち倒した所で、六郷が弾道を塞ぎながら孫三郎に突進してきた。
「ふざけた機械だぁっ!」
甲冑の装甲で二発を跳ね返して肉薄した六郷は、モルゲンステルンで野辺送りを叩き壊そうとする。
だが、目的にばかり気を取られていたせいで、足払いをかけられて豪快に転倒。
その隙に孫三郎は、六郷に従っていた二人を残弾で戦闘不能に陥れる。
そして野辺送りを足元に置くと、代わりに持ち主を失った十文字槍を拾い上げ、半ば戦意を喪失しているが逃げ出す勇気もない、愚かな盗賊達を次々に串刺しにして行く。
防御力に特化した重たい甲冑が仇となり、六郷は起き上がるまでに少なからぬ時間と労力を要した。
それでもどうにか体勢を立て直し戦闘を再開しようとするが、そこで不意に一矢万矢が既に壊滅状態になっていることを思い知らされる。
見知った顔がそこかしこで倒れ、白目を剥いて微動だにしなかったり、夥しい血を流して呻いていたりで、無傷な者はどこにもいない。
「そんな……馬鹿な事が……」
昨日までは七十を超える人数を擁していた一矢万矢が、たった五人を相手にどうして。
自分がいて久四郎もいて、何より右近がいるというのに、何故こんな。
混乱と自責と疑念と恐怖が、綯い交ぜになって六郷の心中に膨らむ。
「観念せい、六郷典膳。一矢万矢はもう終わりだ」
「まだだっ、まだ貴様等をっ――ぅあはっ」
不屈の精神を行動で示そうと、六郷はモルゲンステルンを振り翳したが、握る手の力が抜けて背後に転がしてしまう。
武器を取り落とさせた原因は、唐突に走った堪え難い激痛だった。
原因を確認しようと目線を落とせば、いつの間にかアトリが懐に潜り込んでいたのに気付く。
甲冑の隙間を縫うようにしてアトリが突き立てたのは、先程まで久四郎の手にあった分厚い短刀――『鎧通し』だ。
右腋の下にある鉄板の継ぎ目から侵入した刃は、深々と六郷の体内を裂いて何本もの太い血管を断裂させていた。
「これで……こんな所で……」
血が噴き、苦痛が拡がり、力が抜ける。
ここから、始まるはずだった。
なのに、ここで終わりなどと。
「お主もまぁ無念だろうがな、賊徒に与しておる時点で、遠からずこうなったろうて」
「うぅ、うぷぇ――」
右近は、右近は何をしているのだ。
奴がアレを使えば、こんな連中は――
六郷の意識はゆっくりと、深く深く沈んでいく。
孫三郎は微量の憐みを含んだ目で見遣りながら、血と砂に塗れたモルゲンステルンを拾い上げて両手で握る。
そして、両膝をついて聞き取り不能の繰言を呟いている六郷の兜を目掛け、体重を乗せた横殴りの一撃を叩き込んだ。
耳を劈く金属音と何かが折れる音、それと余人には秘した野望を置き土産に、六郷は彼岸に旅立った。
盗賊達は、自分らの優勢がいつの間にやら失われたどころか、逆転されつつあることが理解できず、戸惑いの表情で致命傷を負っていく。
素早さと正確さを兼ね備えたユキの弓と、一瞬の隙にでも乗じてくるアトリの刀は、対戦相手にとって悪夢のような組み合わせだった。
ユキの矢を受けるか避けるかして体勢を崩せば、直後にアトリの刀が振るわれて少なからぬ血が流れる。
「チッ――忌々しい糞アマ共がっ!」
飛来する矢を兜割で叩き落しながら、久四郎が毒吐く。
ユキによる文字通り矢継ぎ早の射撃で思い通りの場所取りが出来ず、アトリへの有効打を繰り出せないのが苛立ちの主な原因だ。
背後からは立て続けに銃声が響き、それもまた神経に障ってくる。
一矢万矢に銃を使える者は多数いるが、主武装にしているのは五人に過ぎない。
なのに、途絶えることのない発砲音は一体どういうことか。
「ぶっふ――おああっ!」
ユキに右腿の付け根を射られ、よろけた所をアトリの刀で腹を抉られた太った男が、苦痛に喚きながらもそのまま倒れず、気力を奮って突進する。
思いがけず死兵と化した相手に武器を奪われ、更に身動きも取れなくなるアトリ。
「油断したな、馬鹿めがっ!」
好機の到来を察して喜色を浮かべ、久四郎は兜割を放り捨てる。
そして銃爪を引けば撃てる状態に整えておいた、二挺の短筒を取り出し両手に構える。
短筒は威力と精度に難があるが、この至近距離ならば十分に有効だ。
「させぬっ!」
鋭い声と共に、二本の矢が立て続けに降ってくる。
久四郎は危ういところで体を躱し、改めてアトリに狙いをつけた。
好機に気を取られ過ぎて、危うく射られかけるとは――
己の迂闊さに苛立ちを募らせる久四郎だが、勝利が少し先に伸びただけだと気を取り直す。
「げぬっ」
腕を絡ませてくる太った男の頭を掴んで首をヘシ折り、アトリは返り血に染まりながらも窮地を脱する。
それから、久四郎の動きを確認すべく素早く視線を巡らせ――
「これで終わりだっ!」
勝ちを確信して叫び、銃弾を続けて放つ久四郎。
しかし、わざわざ予告するように声を上げた結果、僅かな猶予が生まれた。
アトリはその瞬間を見逃さず、地面に身を伏せて二発の銃弾を遣り過ごす。
攻撃が失敗に終わったと知った久四郎は、天を仰いで短筒を捨てる。
相手からの反撃を覚悟しつつ、次は跳びついて目を抉ろうとしていたアトリだったが、久四郎が戦意を喪失したと判断して構えを緩めた。
しかし、まだ諦めていなかった久四郎は、アトリに向けて妙な包みをいくつも投げる。
ユキの矢が久四郎を追うも、それを後ろ向きに宙返りしてひらりと回避。
そしてアトリとの距離を作ると、脛当に仕込んでいた刃の分厚い短刀を引き抜いた。
「くっ――ぶしょん、へっぷし!」
アトリは投げられた包みを全て叩き落したが、その正体は目潰し。
中に仕込まれた各種香辛料を混ぜ合わせた粉が、衝撃を受けて飛散した。
目こそ守れたアトリだが、かなりの量を吸い込んで、クシャミと鼻水が止まらなくなる。
「アトリッ! 久四郎が行くぞ!」
ユキの警告を耳にしたアトリは、懐に残ったクナイを投じて牽制に使い、呼吸が落ち着くまでの時間を稼ごうとした。
「ぅえっきしっ!」
「がっ――はばっ、なっ?」
意味を成さない音が、棒立ちになった久四郎の口から流れ出る。
投げた瞬間、クシャミで手元を盛大に狂わせたアトリだったが、デタラメに飛んだクナイは久四郎の左目に深々と食い込んでいた。
細かく痙攣しながら揺れるその背中に、ユキが追い撃ちの矢を放つ。
「おさらぶぇっくしっ――です!」
前のめりに倒れようとする久四郎から短刀を奪ったアトリは、クシャミ交じりの別れを告げながら、約束したのとは違う刀の切れ味を兄弟子に伝えた。
※※※
孫三郎の野辺送りが再び稼動し、褒賞金の十両欲しさに押し寄せた連中の体に、容赦なく鉛弾を撃ち込んでゆく。
「使っておいて――何だが――えげつないの」
渋い表情を浮かべ、そんな言葉を漏らしつつ三人を撃ち倒した所で、六郷が弾道を塞ぎながら孫三郎に突進してきた。
「ふざけた機械だぁっ!」
甲冑の装甲で二発を跳ね返して肉薄した六郷は、モルゲンステルンで野辺送りを叩き壊そうとする。
だが、目的にばかり気を取られていたせいで、足払いをかけられて豪快に転倒。
その隙に孫三郎は、六郷に従っていた二人を残弾で戦闘不能に陥れる。
そして野辺送りを足元に置くと、代わりに持ち主を失った十文字槍を拾い上げ、半ば戦意を喪失しているが逃げ出す勇気もない、愚かな盗賊達を次々に串刺しにして行く。
防御力に特化した重たい甲冑が仇となり、六郷は起き上がるまでに少なからぬ時間と労力を要した。
それでもどうにか体勢を立て直し戦闘を再開しようとするが、そこで不意に一矢万矢が既に壊滅状態になっていることを思い知らされる。
見知った顔がそこかしこで倒れ、白目を剥いて微動だにしなかったり、夥しい血を流して呻いていたりで、無傷な者はどこにもいない。
「そんな……馬鹿な事が……」
昨日までは七十を超える人数を擁していた一矢万矢が、たった五人を相手にどうして。
自分がいて久四郎もいて、何より右近がいるというのに、何故こんな。
混乱と自責と疑念と恐怖が、綯い交ぜになって六郷の心中に膨らむ。
「観念せい、六郷典膳。一矢万矢はもう終わりだ」
「まだだっ、まだ貴様等をっ――ぅあはっ」
不屈の精神を行動で示そうと、六郷はモルゲンステルンを振り翳したが、握る手の力が抜けて背後に転がしてしまう。
武器を取り落とさせた原因は、唐突に走った堪え難い激痛だった。
原因を確認しようと目線を落とせば、いつの間にかアトリが懐に潜り込んでいたのに気付く。
甲冑の隙間を縫うようにしてアトリが突き立てたのは、先程まで久四郎の手にあった分厚い短刀――『鎧通し』だ。
右腋の下にある鉄板の継ぎ目から侵入した刃は、深々と六郷の体内を裂いて何本もの太い血管を断裂させていた。
「これで……こんな所で……」
血が噴き、苦痛が拡がり、力が抜ける。
ここから、始まるはずだった。
なのに、ここで終わりなどと。
「お主もまぁ無念だろうがな、賊徒に与しておる時点で、遠からずこうなったろうて」
「うぅ、うぷぇ――」
右近は、右近は何をしているのだ。
奴がアレを使えば、こんな連中は――
六郷の意識はゆっくりと、深く深く沈んでいく。
孫三郎は微量の憐みを含んだ目で見遣りながら、血と砂に塗れたモルゲンステルンを拾い上げて両手で握る。
そして、両膝をついて聞き取り不能の繰言を呟いている六郷の兜を目掛け、体重を乗せた横殴りの一撃を叩き込んだ。
耳を劈く金属音と何かが折れる音、それと余人には秘した野望を置き土産に、六郷は彼岸に旅立った。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説

当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!

竜皇女と呼ばれた娘
Aoi
ファンタジー
この世に生を授かり間もなくして捨てられしまった赤子は洞窟を棲み処にしていた竜イグニスに拾われヴァイオレットと名づけられ育てられた
ヴァイオレットはイグニスともう一頭の竜バシリッサの元でスクスクと育ち十六の歳になる
その歳まで人間と交流する機会がなかったヴァイオレットは友達を作る為に学校に通うことを望んだ
国で一番のグレディス魔法学校の入学試験を受け無事入学を果たし念願の友達も作れて順風満帆な生活を送っていたが、ある日衝撃の事実を告げられ……

実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
カノン・レディ〜砲兵令嬢戦記〜
村井 啓
ファンタジー
ラーダ王国の武器商、カロネード商会の跡取りとして生まれ育ったエリザベスは、ひょんな事から軍人としての道を歩む事を決意する。
しかし女性が故に、軍隊への入隊志願を受け付けて貰えず、終いには家を継ぐ気が無いと判断され、彼女の父からも勘当を言い渡されてしまう。
エリザベスは最後の手段として、実家から大砲を盗み出し、隣国であるオーランド連邦の紛争地帯に乗り込み、実戦で戦果を挙げ、地方領主様に砲兵士官へと取り立てて貰うという、無謀極まり無い作戦を決行する。
血の繋がらない妹であるエレンを連れて、故郷のラーダ王国を出奔するエリザベス。
はたして彼女は、己の夢である軍団長の座へと上り詰めることが出来るのか!?
近世末期の異世界。世界の中心で産業革命の産声が上がる頃、そこから少し外れた北方大陸においても、砲兵令嬢(カノンレディ)の砲声が今まさに轟かんとしていた。
78~運命のカード
ルカ(聖夜月ルカ)
ファンタジー
一流の占い師を目指すダニエルは、ある時、おかしな老人に一組のカードをもらった。
それは、ダニエルの人生を大きく変える世にも珍しいカードだった…
※表紙画は、蓮冶様に描いていただきました。

地球から追放されたけど、お土産付きで帰ってきます。
火曜日の風
SF
何となく出かけた飛行機旅行、それは偶然の重なり、仕組まれた偶然。
同じく搭乗している、女子高校生3人組、彼女達も偶然だろう。
目を開けたら、そこは宇宙空間でした。
大丈夫だ、テレポートができる。
そこで気づいてしまった、地球に戻れないという事実を。
地球から追放したは、どこの誰だ?
多少の犠牲を払いながら、地球に戻ってきたら、今度は地球がピンチでした。
~~~~
カテゴリーはSFになってます。が、現代ファンタジーかもしれません。
しかし、お話の展開はインドアの人間ドラマが8割ほどです。
バトルはラスボス戦まで、一切ありません!
超能力の使用もほぼありません・・・
ーーーー
※男女の営みの描写はありません、空白になって情事後から始まります。
なろう、ツギクル、カクヨム転記してます。
続きの第2部をなろうにて始めました。
王子の片思いに気付いたので、悪役令嬢になって婚約破棄に協力しようとしてるのに、なぜ執着するんですか?
いりん
恋愛
婚約者の王子が好きだったが、
たまたま付き人と、
「婚約者のことが好きなわけじゃないー
王族なんて恋愛して結婚なんてできないだろう」
と話ながら切なそうに聖女を見つめている王子を見て、王子の片思いに気付いた。
私が悪役令嬢になれば、聖女と王子は結婚できるはず!と婚約破棄を目指してたのに…、
「僕と婚約破棄して、あいつと結婚するつもり?許さないよ」
なんで執着するんてすか??
策略家王子×天然令嬢の両片思いストーリー
基本的に悪い人が出てこないほのぼのした話です。

この星でいきぬく!
來帝
ファンタジー
元は傭兵のエースパイロットだったがとあるきっかけで生体兵器(アンドロイド)に造りかえられた主人公。実験移民船が事故でとある惑星へと墜落、運よく生き残った主人公はこの惑星で生きのこれるのか!?
残酷描写があるため苦手な方は注意して下さい。
SF物に魔法世界物をミックスしてみました。
小説家になろうで投稿しているものを再投稿している形になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる