ロストスペル~記憶喪失の俺には平和な異世界でやることが多すぎる~

海老飛りいと

文字の大きさ
上 下
25 / 42
第二部 魔法学校の教師

二人の気持ち

しおりを挟む

 その日、実習室に籠って剣の手入れをすると言っていたアプスは苛立っていた。
 理由の大部分は、自分の元に現れた元教師(マグ)が、彼を失望させたことにある。

 マグが亡くなるまで……正確に言えば魔王討伐に駆り出されるまで、アプスは彼の力を借りて自分の願いを叶えようと努めていた。
 毎日勉学に励み、知識を蓄えて、自分とは性質の違う小さな精霊を呼べるようにもなった頃には、その課題を出したマグに改めて自分の夢を打ち明ける事だってした。それなのに。

(大体なんだよ……今さら戻ってきて記憶喪失だなんて。都合がいいとも思ったけどさ……)

 アプスの不満はマグが蘇って戻ってきた昨日に始まったことではない。
 生前のマグは彼の「復讐の手助けをして欲しい」という依頼を断り続けていた。

 それが教師としての彼への指導であり、当然かもしれないことはアプスも十分に理解していたが、それでも、未熟な彼にとってマグの魔法の技術や人脈は魅力的なもの。
 恩師は自分の強い味方でいてくれると信じて何度も何度もめげずに頼み込んだ。

(マグ先生は前と全然変わらないじゃないか。やっぱり僕の為になんて動いてくれやしない……)

 そして今日、彼は期待を持ってまた打診した。
 少し騙すようで躊躇いもしたが、マグが記憶を失っているのをいいことに、あたかも生前は協力的であったように彼に言ってみた。
 だが、アプスが願っていた彼にとっての最良の返事はなく、マグは戸惑う様子で話を止めてしまった。
 狙い通りにいかなかった。
 あの時のマグの顔を思い出すと益々苛立ちが掘り起こされてくる。

「あのさ……どうして先生たちは“ボクが死んじゃった”なんて言ったのかな……」

 そして、苛々しているアプスとは対照的な感情を持ってマグのことを考えている人物がもう一人。彼と同じ部屋にいた。
 その人物がまたマグと違った理由で今はアプスにストレスを与えている。

「あっくん、ねぇ……なんでかな?」

「あの時の会話を思い出して考えればわかるだろ? 僕に一々聞かないでくれよ」

 二人が実習室と呼んでいる場所にある小屋の中で、身を潜めるように隅に座っていたスーが口を開く。
 窓側を向いた作業机にむかい、剣を拭いているアプスは苛々の感情を出したまま彼女に返事をして溜め息をついた。

「先生は帰ってくるの……? ファレルファタルムって誰なの……? あっくん……」

「僕が知るはずないだろ。気になるならビアフランカ先生に聞けばいいじゃないか」

 アプスに問うても怒りっぽくなるだけだが、彼の声が返ってくるだけでもこの部屋にいてよかったとスーは思った。
 一人でいたら考えることが多すぎて思考に押し潰されてしまいそうだ。と。




 ―――話は今から数分前まで遡る。

 ずたぼろになったマグの上着を羽織り、上機嫌に尻尾を振って廊下を歩くスー。
 大好きな人の匂いが染み込んだ服は少し重たくて暖かい。
 温もりの正体は自分自身の体温なのに、まるで想い人の腕に包まれているような安心感に彼女は幸せな顔をしていた。

 自分が着ているぶかぶかでびりびりの長い外套はマグの物。
 破いてしまった自分が修繕して彼に返さなくてはならない。
 それを頭では理解しているが、今だけはもう少し好きな人の香りに包(くる)まっていたいなどと思いながら、スーは一人で笑っていた。

 場所は学校の玄関付近。
 セージュに頼まれ新しい教科書を探しに図書館へ向かう途中、通り掛かったそこでスーは複数人の会話を耳にして立ち止まった。

 騎士団からカナンと名乗る女騎士が訪ね、ビアフランカとマグが応対している。
 人気がないと思っていたので、それを偶然見掛けた彼女は自分のにやけた顔が急に恥ずかしくなった。
 気を取り直して外套を脱ぎ、大好きなマグのもとに行こうとしたのだが、

「せんせ……――――――」



『教諭、そのファレルファタルムの子、ストランジェットという子竜は今どちらにいるのですか?』

『ストランジェットならば死んでしまいました』

『そうなんです。連れ帰ったんですが、ストランジェットは酷く衰弱してしまっていて……』

 そのタイミングでビアフランカが嘘つく。
 マグもそれに合わせてそう続けたのを聞きスーは胸が痛くなった。

(なんで……?)

 二人の所に行けなくなってしまったのと同時に、息がきゅっと詰まって苦しくなる。

(どうして、先生……? ボクここにいるよ? 生きてるよ? どうしてそんな嘘をつくの……?)

 出ていきたい気持ちを押し込めて、心の中で呟いた。
 きっとマグ達には事情があるのだと、スーは聞き分けのよい自分を呼び出して言い聞かせるように繰り返す。

(……いいや。後で聞こう。……それより、あれは何だろう? あのお姉さんが言ってるファレルファタルムって……?)

 通過点だった柱の裏に引っ込み、咄嗟に身を隠して玄関の方を見守った。
 体を縮ませ、さっきまで愉快そうに動かしていた尻尾を跨いで隠しマグの横顔を見る。

 スーの視界に映っているマグは、女騎士が広げて見せているメッセージボードの中の絵に視線を注いでいた。
 何が描かれた絵なのかを知るにはここからでは距離が遠すぎる。

 そうしている間に玄関の三人の話は終わったようで、女騎士がボードを閉じて脇に抱え深いお辞儀をした。

 スーもようやく解放された気になり、少し威圧的な雰囲気を持つ女騎士が一人帰ったところでマグたちの所に改めて飛び出す準備に入る。
 マグが見ていた絵のことやファレルファタルムのことも、ビアフランカがスーは死んでしまったと嘘をついた理由も、全部先生二人にこのあと質問をぶつけまくって答えてもらわなければ。

 そう思って柱の後ろから飛び付いてやるんだと算段をしていたが、戸を潜って外に出ていこうとしているのは女騎士だけではなかった。
 彼女に連れられマグが後に続こうとしたのを見ると、スーは自分が隠れて覗き見ていることを瞬間的に忘れてしまった。
 頭が真っ白になり、無意識に足が動いて前に出る。

「せ、せんせ……っ!」

「しっ。ストランジェット、ダメだ」

 スーを制止したのはアプスだった。
 何処から現れたのか彼は飛び出しそうになったスーの背後から彼女を捕らえ、腕を掴み乱暴に引き寄せて言った。
 スーの長い髪が乱れて口に入ったが、彼はすぐ吐き出して口を一文字に結んだ。真剣な顔のままスーの腕を引っ張り、柱から遠ざけ、玄関から遠ざける。

「ち、ちょっと! あっくん……!?」

「いいから!」

 アプスが先導して転がり込むように二人は廊下を駆ける。駆け足のアプスに合わせて、手を引かれながらスーも彼についてゆく。
 少し行った先で左右を確かめると、アプスは実習室の扉を開け一息。草原に体を放り出した。
 彼に手を掴まれていたスーも一緒になって天然の草のベッドに倒れ込む。

「うわっ! い、いたたた……びっくりした……もうっ、あっくんてば急に何するの?!」

 眉間に皺を寄せている顔が常日頃のアプスでも、こんなに緊迫した様子は滅多に見せない。
 彼と同じ学び舎に入って長いスーはそのことをよく知っていた。知っていたからこそ訝しげに彼を見る。
 草原の上とはいえ打ち付けた臀部が痛い。と、腰をさすりながら怒るスーにアプスは黙って立ち上がり、服に付いた草を払った。
 そしてそのまま自分がもと居た小屋の方へと歩き出す。

「君は軽率すぎだ、ストランジェット。先生たちの様子を見ただろ? かばわれたのにあそこで追いかけてったら意味ないじゃないか」

「それはそう、だけど……!」

「だけどじゃない。そういうところだって言ってるんだ」

 確かに冷静さを失ってはいた。玄関での会話から察するに自分のことを隠して何かから守ってくれていたのだとはスーにも解っていた。
 それでいて、彼女は去っていくマグを引き留めようとし危険から救ってもらったことを忘れ、アプスが現れてくれなければ先生達の気遣いを台無しにしてしまうことだった。
 反省してしょげるスーを視界から外し、アプスは厳しく言った。



 そうして二人はそのまま実習室の小屋という空間を共にして時間を共有し今に至る。
 また暫くして再び二人の間に沈黙が流れ始め、刃を拭くアプスの背中を見上げていたスーは自分の尻尾を跨いで力無く床に寝そべった。
 聞きたいことも言いたいこともたくさん彼女の中にはあったが、アプスはそれを聞いて反応はくれても適切な答えをくれる相手ではない。スーもアプスも互いが互いをそう思っていた。

「大体、マグ先生なんてこれまでいなかったようなもんじゃないか……」

 話題に困ってしまったところでアプスが独り言のように小さな呟きを吐き、スーもそれをすかさず拾う。

「でも、帰ってきてくれたんだよ? ボクたちのために」

「僕たちのため……?」

「うん」

 彼女の言葉にアプスは剣を鞘の中にゆっくりと収め柄を鳴らして振り返った。
 視線の先で俯きながら頷くスーに、彼の特徴的な背伸びをした子供らしいため息を混じえ苦笑を返す。

「はっ。本当にお気楽な奴だな君は。そんなわけないだろ」

「あっくんこそ何でそんな風に強がるの? 先生が蘇ってきてくれて本当は嬉しいくせに」

 先述の通りアプスは苛立っていた。思い通りにならないマグに対して憤り、そんな彼から遠ざけてもまだその男の話ばかりするスーに対しても段々と怒りが込み上げてきていた。
 そんな彼にとって、純粋無垢で物事を良い方向に捉えるスーの言葉は自分の皮肉が凝り固まった思考と真逆なもので。とうとう彼は感情の爆発を引き起こした。

「いい加減にしろよ! 僕はあんな人何とも思ってない! 今更戻ってきて先生面なんかされても意味がわからない! 最初からいなくたってよかったし、帰ってこなくたってよかったんだ!」

 都合よく自分の夢を叶えてくれないばかりかいくら切り離そうとしても頭の中を支配する先生(マグ)なんて最初からいなかったように思いたい。
 語気を強めて思っていることをそのままの言葉に乗せ、怒りと困惑のままに頭を抱えるアプスは路地裏のときと同じように必死な自分に冷静な自分が取り込まれているのを感じた。
 
 真情をを吐露するアプスの尽きない悩みを自分の気持ちと重ね合わせると、スーは泣きたいほどにそれが無尽蔵だと感じた。

 黙って彼を見守りながら、やっと小さく笑う。子供の我儘のようにマグへの不平不満を並べるアプスをどう思ったかは知れないが、ゆっくりと上体を起こしてしゃがんだままスーは彼に近づく。

「一緒に先生のこと迎えに行こ。ボク、約束があるの」

 そう言ってアプスの靴の後ろをとんとんと突いた。

「……ビアフランカ先生には内緒ね? ボクが危なくなったら、またさっきみたいにあっくんが守ってよ」
 


しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

―異質― 邂逅の編/日本国の〝隊〟、その異世界を巡る叙事詩――《第一部完結》

EPIC
SF
日本国の混成1個中隊、そして超常的存在。異世界へ―― とある別の歴史を歩んだ世界。 その世界の日本には、日本軍とも自衛隊とも似て非なる、〝日本国隊〟という名の有事組織が存在した。 第二次世界大戦以降も幾度もの戦いを潜り抜けて来た〝日本国隊〟は、異質な未知の世界を新たな戦いの場とする事になる―― 日本国陸隊の有事官、――〝制刻 自由(ぜいこく じゆう)〟。 歪で醜く禍々しい容姿と、常識外れの身体能力、そしてスタンスを持つ、隊員として非常に異質な存在である彼。 そんな隊員である制刻は、陸隊の行う大規模な演習に参加中であったが、その最中に取った一時的な休眠の途中で、不可解な空間へと導かれる。そして、そこで会った作業服と白衣姿の謎の人物からこう告げられた。 「異なる世界から我々の世界に、殴り込みを掛けようとしている奴らがいる。先手を打ちその世界に踏み込み、この企みを潰せ」――と。 そして再び目を覚ました時、制刻は――そして制刻の所属する普通科小隊を始めとする、各職種混成の約一個中隊は。剣と魔法が力の象徴とされ、モンスターが跋扈する未知の世界へと降り立っていた――。 制刻を始めとする異質な隊員等。 そして問題部隊、〝第54普通科連隊〟を始めとする各部隊。 元居た世界の常識が通用しないその異世界を、それを越える常識外れな存在が、掻き乱し始める。 〇案内と注意 1) このお話には、オリジナル及び架空設定を多数含みます。 2) 部隊規模(始めは中隊規模)での転移物となります。 3) チャプター3くらいまでは単一事件をいくつか描き、チャプター4くらいから単一事件を混ぜつつ、一つの大筋にだんだん乗っていく流れになっています。 4) 主人公を始めとする一部隊員キャラクターが、超常的な行動を取ります。ぶっ飛んでます。かなりなんでも有りです。 5) 小説家になろう、カクヨムにてすでに投稿済のものになりますが、そちらより一話当たり分量を多くして話数を減らす整理のし直しを行っています。

素材採取家の異世界旅行記

木乃子増緒
ファンタジー
28歳会社員、ある日突然死にました。謎の青年にとある惑星へと転生させられ、溢れんばかりの能力を便利に使って地味に旅をするお話です。主人公最強だけど最強だと気づいていない。 可愛い女子がやたら出てくるお話ではありません。ハーレムしません。恋愛要素一切ありません。 個性的な仲間と共に素材採取をしながら旅を続ける青年の異世界暮らし。たまーに戦っています。 このお話はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。 裏話やネタバレはついったーにて。たまにぼやいております。 この度アルファポリスより書籍化致しました。 書籍化部分はレンタルしております。

スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜

櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。 パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。 車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。 ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!! 相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム! けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!! パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!

転生王子はダラけたい

朝比奈 和
ファンタジー
 大学生の俺、一ノ瀬陽翔(いちのせ はると)が転生したのは、小さな王国グレスハートの末っ子王子、フィル・グレスハートだった。  束縛だらけだった前世、今世では好きなペットをモフモフしながら、ダラけて自由に生きるんだ!  と思ったのだが……召喚獣に精霊に鉱石に魔獣に、この世界のことを知れば知るほどトラブル発生で悪目立ち!  ぐーたら生活したいのに、全然出来ないんだけどっ!  ダラけたいのにダラけられない、フィルの物語は始まったばかり! ※2016年11月。第1巻  2017年 4月。第2巻  2017年 9月。第3巻  2017年12月。第4巻  2018年 3月。第5巻  2018年 8月。第6巻  2018年12月。第7巻  2019年 5月。第8巻  2019年10月。第9巻  2020年 6月。第10巻  2020年12月。第11巻 出版しました。  PNもエリン改め、朝比奈 和(あさひな なごむ)となります。  投稿継続中です。よろしくお願いします!

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

異世界でリサイクルショップ!俺の高価買取り!

理太郎
ファンタジー
坂木 新はリサイクルショップの店員だ。 ある日、買い取りで査定に不満を持った客に恨みを持たれてしまう。 仕事帰りに襲われて、気が付くと見知らぬ世界のベッドの上だった。

とあるおっさんのVRMMO活動記

椎名ほわほわ
ファンタジー
VRMMORPGが普及した世界。 念のため申し上げますが戦闘も生産もあります。 戦闘は生々しい表現も含みます。 のんびりする時もあるし、えぐい戦闘もあります。 また一話一話が3000文字ぐらいの日記帳ぐらいの分量であり 一人の冒険者の一日の活動記録を覗く、ぐらいの感覚が お好みではない場合は読まれないほうがよろしいと思われます。 また、このお話の舞台となっているVRMMOはクリアする事や 無双する事が目的ではなく、冒険し生きていくもう1つの人生が テーマとなっているVRMMOですので、極端に戦闘続きという 事もございません。 また、転生物やデスゲームなどに変化することもございませんので、そのようなお話がお好みの方は読まれないほうが良いと思われます。

処理中です...