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カゴメのエバーエッグを食べてみたのでレビューしたい
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家に謎の小包みが届いた。
差出人を見ると、前回電気セイロを送りつけてきた熱狂的なフォロワーである。(前話「血染めの御手」を参照ください)
中身は「エバーエッグ」と書いてある。
エバーエッグとはカゴメ株式会社から4/4に新発売された、所謂「代替食品」だ。
別に案件記事じゃないです。案件ください。
以下、公式HPより引用。
たまごじゃないたまご「エバーエッグ」
圧倒的ふわとろ食感と、本来のたまごの優しい風味でいろんな料理にベストマッチ。
たまごだけど、実は野菜を食べている不思議な感覚。
私たちが目指すやわらかい食感は、大豆などの従来の原料ではなかなか 実現することができず、 圧倒的なふわとろ食感と本来の たまごの優しい風味を 叶えるため、大豆を使わない選択をしました。
最終的にEver Egg(エバーエッグ)では人参や白いんげん豆を原料として使用することに決めました。
2foodsとカゴメの新たな独自技術「野菜半熟化製法」(国内特許出願中)で、たくさんの方に愛される、プラントベースエッグ「Ever Egg(エバーエッグ)」をつくり上げました。
2foods ONLINE SHOP商品ページより
まぁ要するに、人参とインゲン豆のペーストをゲル状にまとめたものである。
動物性原料不使用、カロリー・コレステロールが低い……、と健康志向のユーザーに向けた商品だろう。
私は特別健康志向の生活をしているわけではないが、常温保存可能の卵かつ調理不要という点はなにかと便利そうだなと思った。
それが届いた。
「面白そうだったので食べてください」という理由だけで20袋届いた。
これで案件じゃないってことある??? 業者の回し者じゃないの怖くない???
試しにそのまま食べてみることにする。
パウチの袋を開けると中にそのまま半熟卵が入っている感じだ。
レンジで加熱しても半熟食感のままなのは、理屈は分かっていても奇妙な感じである。
味は「卵……卵?」みたいな感じだ。
タンパク質っぽい口当たりで思ったよりも卵。
コクの無さと後味にあるインゲンの甘さで別の食品っぽさも出ている。
ただ先入観もありそうだ。
山芋を混ぜてやわらかくした卵デス、とか言われれば納得するレベルではある。
食感に関してはほぼ卵。
パッケージにはスクランブルエッグとあるが、トロミを出すために「あんかけ」っぽさがあるので、半熟をウリにしているオムライスの卵といった方が近いか。
レンジアップしてそのまま食べれるのもウリなようだが、卵でないという印象をどうしても抱いてしまう。
今度は調理してみることにする。
結局は野菜ペーストなわけで、加熱しても卵のようには固まらない。
公式のアレンジレシピには親子丼やオムライスなど「ふわとろ」な食感を活かすような料理が挙げられていた。
どうやっても「ふわとろ」にしかならないというのは利点でもある。
レンジでの再加熱や調理時の火通しすぎ問題を簡単に解決できる点は有用だろう。
自分で作るとふわとろにするのは難しい親子丼とオムライスを作ってみることにする。
鶏肉とネギを醤油とみりんで煮た後、卵は加熱調理の必要がないので最後に上からかけるだけである。
固まらないのでツユが余るかと思ったが、エバーエッグに含まれているトロミがうまく作用し、程よい仕上がりとなった。
そのまま食べると違和感のある「あんかけ」感が丼ものになることで上手く噛みあっている。
お店の親子丼並みにふわとろである。
食べてみる。
卵だ。
もも肉を使ったのとタレを濃いめの味付けにしたので全然分からない。
後味の甘さもみりんの甘味と混じって分からなくなった。
確かにいんげんの風味を感じるのだが、言われなければ気づかないだろう。
試しに同居人の「姫」に何も言わずに食べさせてみると気が付かなかった。
その卵は卵じゃないんだよ、という説明が全然通じないくらいには気が付かなかった。
またヘンなこと言ってるよ、という顔をされた。
話を戻そう。
調理の楽さに関しては言わずもがな、だ。
ふわとろ親子丼は丁寧に作れば家庭でも難しいわけではないが、数人前を大きなフライパンで一気に作ったり、具材に玉ねぎやごぼうを入れてみたり、とすると一気に難易度が上がる。
そこはかなり便利な点だろう。
オムライスも作る。
エバーエッグは加熱で固まらないのでチキンライスを巻くことはできない。
ので、近年流行りの半熟卵をかける感じのオムライスにする。
公式レシピを見てみると、とろけるチーズを加熱して混ぜろと書いてある。
こちらも簡単にお店のようなふわとろ卵が完成した。
オムライスは卵が前面に出てくる料理なので、やはり本物の卵との風味の違いを感じる。
ただデミグラスソースをかければ分からなくなるだろう。
チーズを混ぜることで、コクの無さと後味の甘みも違和感が少ないと思う。
食感の方は相変わらず完璧だ。
柔らかくゆるい卵のタイプのオムライスといった感じだ。エバーエッグのふわとろ食感を上手く活かせたと思う。
世間ではすっかり柔らかいオムライスが主流となったが、硬い卵のオムライスもたまに食べたくなるよね。
二品作ってみた感想だが、やはり半熟感を活かす卵料理がよく合うと思う。
常温保存可能で、袋を切って混ぜるだけで簡単にふわとろ卵料理を作れるのは便利である。
濃いめの味付けなら風味も上手く隠せる。
もっとも、エバーエッグの風味をどうしても隠さなければならないというわけでもない。
本物の卵との差異が気になるだけで、そのまま食べても味が悪いわけではない。
野菜の甘みが卵ではないという違和感を生むだけで、別の料理だと思えば美味しいだろう。
こういう野菜の甘味とトロトロした料理を好む人も多い気がする。
卵の完全な代替食品とは言い切れないが、他の代替食品と違って「これはこれで美味しい」のがエバーエッグの強みであるのかもしれない。
あと18袋あるので、しばらくはフォエバーエッグですね!
差出人を見ると、前回電気セイロを送りつけてきた熱狂的なフォロワーである。(前話「血染めの御手」を参照ください)
中身は「エバーエッグ」と書いてある。
エバーエッグとはカゴメ株式会社から4/4に新発売された、所謂「代替食品」だ。
別に案件記事じゃないです。案件ください。
以下、公式HPより引用。
たまごじゃないたまご「エバーエッグ」
圧倒的ふわとろ食感と、本来のたまごの優しい風味でいろんな料理にベストマッチ。
たまごだけど、実は野菜を食べている不思議な感覚。
私たちが目指すやわらかい食感は、大豆などの従来の原料ではなかなか 実現することができず、 圧倒的なふわとろ食感と本来の たまごの優しい風味を 叶えるため、大豆を使わない選択をしました。
最終的にEver Egg(エバーエッグ)では人参や白いんげん豆を原料として使用することに決めました。
2foodsとカゴメの新たな独自技術「野菜半熟化製法」(国内特許出願中)で、たくさんの方に愛される、プラントベースエッグ「Ever Egg(エバーエッグ)」をつくり上げました。
2foods ONLINE SHOP商品ページより
まぁ要するに、人参とインゲン豆のペーストをゲル状にまとめたものである。
動物性原料不使用、カロリー・コレステロールが低い……、と健康志向のユーザーに向けた商品だろう。
私は特別健康志向の生活をしているわけではないが、常温保存可能の卵かつ調理不要という点はなにかと便利そうだなと思った。
それが届いた。
「面白そうだったので食べてください」という理由だけで20袋届いた。
これで案件じゃないってことある??? 業者の回し者じゃないの怖くない???
試しにそのまま食べてみることにする。
パウチの袋を開けると中にそのまま半熟卵が入っている感じだ。
レンジで加熱しても半熟食感のままなのは、理屈は分かっていても奇妙な感じである。
味は「卵……卵?」みたいな感じだ。
タンパク質っぽい口当たりで思ったよりも卵。
コクの無さと後味にあるインゲンの甘さで別の食品っぽさも出ている。
ただ先入観もありそうだ。
山芋を混ぜてやわらかくした卵デス、とか言われれば納得するレベルではある。
食感に関してはほぼ卵。
パッケージにはスクランブルエッグとあるが、トロミを出すために「あんかけ」っぽさがあるので、半熟をウリにしているオムライスの卵といった方が近いか。
レンジアップしてそのまま食べれるのもウリなようだが、卵でないという印象をどうしても抱いてしまう。
今度は調理してみることにする。
結局は野菜ペーストなわけで、加熱しても卵のようには固まらない。
公式のアレンジレシピには親子丼やオムライスなど「ふわとろ」な食感を活かすような料理が挙げられていた。
どうやっても「ふわとろ」にしかならないというのは利点でもある。
レンジでの再加熱や調理時の火通しすぎ問題を簡単に解決できる点は有用だろう。
自分で作るとふわとろにするのは難しい親子丼とオムライスを作ってみることにする。
鶏肉とネギを醤油とみりんで煮た後、卵は加熱調理の必要がないので最後に上からかけるだけである。
固まらないのでツユが余るかと思ったが、エバーエッグに含まれているトロミがうまく作用し、程よい仕上がりとなった。
そのまま食べると違和感のある「あんかけ」感が丼ものになることで上手く噛みあっている。
お店の親子丼並みにふわとろである。
食べてみる。
卵だ。
もも肉を使ったのとタレを濃いめの味付けにしたので全然分からない。
後味の甘さもみりんの甘味と混じって分からなくなった。
確かにいんげんの風味を感じるのだが、言われなければ気づかないだろう。
試しに同居人の「姫」に何も言わずに食べさせてみると気が付かなかった。
その卵は卵じゃないんだよ、という説明が全然通じないくらいには気が付かなかった。
またヘンなこと言ってるよ、という顔をされた。
話を戻そう。
調理の楽さに関しては言わずもがな、だ。
ふわとろ親子丼は丁寧に作れば家庭でも難しいわけではないが、数人前を大きなフライパンで一気に作ったり、具材に玉ねぎやごぼうを入れてみたり、とすると一気に難易度が上がる。
そこはかなり便利な点だろう。
オムライスも作る。
エバーエッグは加熱で固まらないのでチキンライスを巻くことはできない。
ので、近年流行りの半熟卵をかける感じのオムライスにする。
公式レシピを見てみると、とろけるチーズを加熱して混ぜろと書いてある。
こちらも簡単にお店のようなふわとろ卵が完成した。
オムライスは卵が前面に出てくる料理なので、やはり本物の卵との風味の違いを感じる。
ただデミグラスソースをかければ分からなくなるだろう。
チーズを混ぜることで、コクの無さと後味の甘みも違和感が少ないと思う。
食感の方は相変わらず完璧だ。
柔らかくゆるい卵のタイプのオムライスといった感じだ。エバーエッグのふわとろ食感を上手く活かせたと思う。
世間ではすっかり柔らかいオムライスが主流となったが、硬い卵のオムライスもたまに食べたくなるよね。
二品作ってみた感想だが、やはり半熟感を活かす卵料理がよく合うと思う。
常温保存可能で、袋を切って混ぜるだけで簡単にふわとろ卵料理を作れるのは便利である。
濃いめの味付けなら風味も上手く隠せる。
もっとも、エバーエッグの風味をどうしても隠さなければならないというわけでもない。
本物の卵との差異が気になるだけで、そのまま食べても味が悪いわけではない。
野菜の甘みが卵ではないという違和感を生むだけで、別の料理だと思えば美味しいだろう。
こういう野菜の甘味とトロトロした料理を好む人も多い気がする。
卵の完全な代替食品とは言い切れないが、他の代替食品と違って「これはこれで美味しい」のがエバーエッグの強みであるのかもしれない。
あと18袋あるので、しばらくはフォエバーエッグですね!
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