96 / 105
つがい ②
しおりを挟む
「レオナルド、愛してる」
耳元で熱のこもった声で名前を呼ばれて、キュンと子宮が疼く。
「もっとレオを愛させて。触れさせて。俺だけ見て。俺だけ愛して。俺の全てを受け止めて……」
サイモンの気持ちを正面からぶつけられて、胸が熱くなる。
「サイモンの全部、僕にくれるの?」
「ああ。身も心もレオだけに捧げるよ」
サイモンはこんなにも真っ直ぐに愛を伝えてくれた。
僕は愛されてる。
サイモンの愛に包まれている。
僕はこんなにも幸せでいいのだろうか?
嬉しくて涙が溢れる。
「泣かないでレオ。俺の愛しいレオ」
したから見上げられ、腰に腕を回される。丁度、僕の乳首がサイモンの口のあたりにくると、ぷくりと尖った乳首をサイモンが口にふくみ、前歯で甘噛みをする。
「ああッ…!」
ビクンと大きく背中が飛び跳ねると、今度はもう片方の乳首を指で摘まれ、少し力を入れてこねられた。
ピリっとした痛みが一瞬乳首の根本から走ったが、その小さな痛みがもう片方の乳首から与えられる甘い刺激と合わさって、快楽に変わる。
数回舌で舐められ、指でこねられ、快感が徐々に上り詰めそうになると、いったん舌と手を止められる。
そして身体の熱が少し引くと、また攻められる。
その繰り返しがだんだんとより刺激を、ダイレクトに身体の中に伝えられ、もっとそれを欲しがるようにサイモンの口に胸を押しあてる。
「乳首でいきそうになってる?」
まだ乳首しか責められてないのに、子宮が疼くほど身が悶えているのを言うのは恥ずかしくて、首を横にふる。
「本当に?」
きつく乳首を吸われ、身体がビクンと跳ね上がり楔の先端から白い蜜がとぷりと流れ出、サイモンの体には倒れ込み、ハァハァと荒い息をした。
「軽くイッてしまったんだね。気持ちよさそうによがって、レオは感度が良くて可愛いよ」
優しく頭を撫でてくれてから、ちゅっと鎖骨あたりに赤い跡をつけられる。
「本当……に…?」
「ああ、本当に。可愛くて、美しくて最高だ。レオの身体全部、舐めまわしたいぐらいだ」
全身を舐め回す?
想像しただけで、これより濃い快楽の中に身を任せるなんて、自分が正気でいられる自信がない。
でも、そんな快楽の中に落ちていきたい。
より胸を突き出す。
「レオ、こっち見て」
言われるがまま下を向くと、美味しそうに僕の乳首を下から何度も舐めあげ、指先で乳首の先端を優しく撫でるサイモンと目が合った。
羞恥心が湧き上がり、思わず目を逸らす。
耳元で熱のこもった声で名前を呼ばれて、キュンと子宮が疼く。
「もっとレオを愛させて。触れさせて。俺だけ見て。俺だけ愛して。俺の全てを受け止めて……」
サイモンの気持ちを正面からぶつけられて、胸が熱くなる。
「サイモンの全部、僕にくれるの?」
「ああ。身も心もレオだけに捧げるよ」
サイモンはこんなにも真っ直ぐに愛を伝えてくれた。
僕は愛されてる。
サイモンの愛に包まれている。
僕はこんなにも幸せでいいのだろうか?
嬉しくて涙が溢れる。
「泣かないでレオ。俺の愛しいレオ」
したから見上げられ、腰に腕を回される。丁度、僕の乳首がサイモンの口のあたりにくると、ぷくりと尖った乳首をサイモンが口にふくみ、前歯で甘噛みをする。
「ああッ…!」
ビクンと大きく背中が飛び跳ねると、今度はもう片方の乳首を指で摘まれ、少し力を入れてこねられた。
ピリっとした痛みが一瞬乳首の根本から走ったが、その小さな痛みがもう片方の乳首から与えられる甘い刺激と合わさって、快楽に変わる。
数回舌で舐められ、指でこねられ、快感が徐々に上り詰めそうになると、いったん舌と手を止められる。
そして身体の熱が少し引くと、また攻められる。
その繰り返しがだんだんとより刺激を、ダイレクトに身体の中に伝えられ、もっとそれを欲しがるようにサイモンの口に胸を押しあてる。
「乳首でいきそうになってる?」
まだ乳首しか責められてないのに、子宮が疼くほど身が悶えているのを言うのは恥ずかしくて、首を横にふる。
「本当に?」
きつく乳首を吸われ、身体がビクンと跳ね上がり楔の先端から白い蜜がとぷりと流れ出、サイモンの体には倒れ込み、ハァハァと荒い息をした。
「軽くイッてしまったんだね。気持ちよさそうによがって、レオは感度が良くて可愛いよ」
優しく頭を撫でてくれてから、ちゅっと鎖骨あたりに赤い跡をつけられる。
「本当……に…?」
「ああ、本当に。可愛くて、美しくて最高だ。レオの身体全部、舐めまわしたいぐらいだ」
全身を舐め回す?
想像しただけで、これより濃い快楽の中に身を任せるなんて、自分が正気でいられる自信がない。
でも、そんな快楽の中に落ちていきたい。
より胸を突き出す。
「レオ、こっち見て」
言われるがまま下を向くと、美味しそうに僕の乳首を下から何度も舐めあげ、指先で乳首の先端を優しく撫でるサイモンと目が合った。
羞恥心が湧き上がり、思わず目を逸らす。
32
お気に入りに追加
908
あなたにおすすめの小説
出来損ないのオメガは貴公子アルファに愛され尽くす エデンの王子様
冬之ゆたんぽ
BL
旧題:エデンの王子様~ぼろぼろアルファを救ったら、貴公子に成長して求愛してくる~
二次性徴が始まり、オメガと判定されたら収容される、全寮制学園型施設『エデン』。そこで全校のオメガたちを虜にした〝王子様〟キャラクターであるレオンは、卒業後のダンスパーティーで至上のアルファに見初められる。「踊ってください、私の王子様」と言って跪くアルファに、レオンは全てを悟る。〝この美丈夫は立派な見た目と違い、王子様を求めるお姫様志望なのだ〟と。それが、初恋の女の子――誤認識であり実際は少年――の成長した姿だと知らずに。
■受けが誤解したまま進んでいきますが、攻めの中身は普通にアルファです。
■表情の薄い黒騎士アルファ(攻め)×ハンサム王子様オメガ(受け)
「君と番になるつもりはない」と言われたのに記憶喪失の夫から愛情フェロモンが溢れてきます
grotta
BL
【フェロモン過多の記憶喪失アルファ×自己肯定感低め深窓の令息オメガ】
オスカー・ブラントは皇太子との縁談が立ち消えになり別の相手――帝国陸軍近衛騎兵隊長ヘルムート・クラッセン侯爵へ嫁ぐことになる。
以前一度助けてもらった彼にオスカーは好感を持っており、新婚生活に期待を抱く。
しかし結婚早々夫から「つがいにはならない」と宣言されてしまった。
予想外の冷遇に落ち込むオスカーだったが、ある日夫が頭に怪我をして記憶喪失に。
すると今まで抑えられていたαのフェロモンが溢れ、夫に触れると「愛しい」という感情まで漏れ聞こえるように…。
彼の突然の変化に戸惑うが、徐々にヘルムートに惹かれて心を開いていくオスカー。しかし彼の記憶が戻ってまた冷たくされるのが怖くなる。
ある日寝ぼけた夫の口から知らぬ女性の名前が出る。彼には心に秘めた相手がいるのだと悟り、記憶喪失の彼から与えられていたのが偽りの愛だと悟る。
夫とすれ違う中、皇太子がオスカーに強引に復縁を迫ってきて…?
夫ヘルムートが隠している秘密とはなんなのか。傷ついたオスカーは皇太子と夫どちらを選ぶのか?
※以前ショートで書いた話を改変しオメガバースにして公募に出したものになります。(結末や設定は全然違います)
※3万8千字程度の短編です

BL世界に転生したけど主人公の弟で悪役だったのでほっといてください
わさび
BL
前世、妹から聞いていたBL世界に転生してしまった主人公。
まだ転生したのはいいとして、何故よりにもよって悪役である弟に転生してしまったのか…!?
悪役の弟が抱えていたであろう嫉妬に抗いつつ転生生活を過ごす物語。
事故つがいの夫は僕を愛さない ~15歳で番になった、オメガとアルファのすれちがい婚~【本編完結】
カミヤルイ
BL
2023.9.19~完結一日目までBL1位、全ジャンル内でも20位以内継続、ありがとうございました!
美形アルファと平凡オメガのすれ違い結婚生活
(登場人物)
高梨天音:オメガ性の20歳。15歳の時、電車内で初めてのヒートを起こした。
高梨理人:アルファ性の20歳。天音の憧れの同級生だったが、天音のヒートに抗えずに番となってしまい、罪悪感と責任感から結婚を申し出た。
(あらすじ)*自己設定ありオメガバース
「事故番を対象とした番解消の投与薬がいよいよ完成しました」
ある朝流れたニュースに、オメガの天音の番で、夫でもあるアルファの理人は釘付けになった。
天音は理人が薬を欲しいのではと不安になる。二人は五年前、天音の突発的なヒートにより番となった事故番だからだ。
理人は夫として誠実で優しいが、番になってからの五年間、一度も愛を囁いてくれたこともなければ、発情期以外の性交は無く寝室も別。さらにはキスも、顔を見ながらの性交もしてくれたことがない。
天音は理人が罪悪感だけで結婚してくれたと思っており、嫌われたくないと苦手な家事も頑張ってきた。どうか理人が薬のことを考えないでいてくれるようにと願う。最近は理人の帰りが遅く、ますます距離ができているからなおさらだった。
しかしその夜、別のオメガの匂いを纏わりつけて帰宅した理人に乱暴に抱かれ、翌日には理人が他のオメガと抱き合ってキスする場面を見てしまう。天音ははっきりと感じた、彼は理人の「運命の番」だと。
ショックを受けた天音だが、理人の為には別れるしかないと考え、番解消薬について調べることにするが……。
表紙は天宮叶さん@amamiyakyo0217

オメガバα✕αBL漫画の邪魔者Ωに転生したはずなのに気付いた時には主人公αに求愛されてました
和泉臨音
BL
落ちぶれた公爵家に生まれたミルドリッヒは無自覚に前世知識を活かすことで両親を支え、優秀なαに成長するだろうと王子ヒューベリオンの側近兼友人候補として抜擢された。
大好きな家族の元を離れ頑張るミルドリッヒに次第に心を開くヒューベリオン。ミルドリッヒも王子として頑張るヒューベリオンに次第に魅かれていく。
このまま王子の側近として出世コースを歩むかと思ったミルドリッヒだが、成長してもαの特徴が表れず王城での立場が微妙になった頃、ヒューベリオンが抜擢した騎士アレスを見て自分が何者かを思い出した。
ミルドリッヒはヒューベリオンとアレス、α二人の禁断の恋を邪魔するΩ令息だったのだ。
転生していたことに気付かず前世スキルを発動したことでキャラ設定が大きく変わってしまった邪魔者Ωが、それによって救われたα達に好かれる話。
元自己評価の低い王太子α ✕ 公爵令息Ω。
【完結・ルート分岐あり】オメガ皇后の死に戻り〜二度と思い通りにはなりません〜
ivy
BL
魔術師の家門に生まれながら能力の発現が遅く家族から虐げられて暮らしていたオメガのアリス。
そんな彼を国王陛下であるルドルフが妻にと望み生活は一変する。
幸せになれると思っていたのに生まれた子供共々ルドルフに殺されたアリスは目が覚めると子供の頃に戻っていた。
もう二度と同じ轍は踏まない。
そう決心したアリスの戦いが始まる。

【完結】可愛いあの子は番にされて、もうオレの手は届かない
天田れおぽん
BL
劣性アルファであるオズワルドは、劣性オメガの幼馴染リアンを伴侶に娶りたいと考えていた。
ある日、仕えている王太子から名前も知らないオメガのうなじを噛んだと告白される。
運命の番と王太子の言う相手が落としていったという髪飾りに、オズワルドは見覚えがあった――――
※他サイトにも掲載中
★⌒*+*⌒★ ☆宣伝☆ ★⌒*+*⌒★
「婚約破棄された不遇令嬢ですが、イケオジ辺境伯と幸せになります!」
が、レジーナブックスさまより発売中です。
どうぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m

キンモクセイは夏の記憶とともに
広崎之斗
BL
弟みたいで好きだった年下αに、外堀を埋められてしまい意を決して番になるまでの物語。
小山悠人は大学入学を機に上京し、それから実家には帰っていなかった。
田舎故にΩであることに対する風当たりに我慢できなかったからだ。
そして10年の月日が流れたある日、年下で幼なじみの六條純一が突然悠人の前に現われる。
純一はずっと好きだったと告白し、10年越しの想いを伝える。
しかし純一はαであり、立派に仕事もしていて、なにより見た目だって良い。
「俺になんてもったいない!」
素直になれない年下Ωと、執着系年下αを取り巻く人達との、ハッピーエンドまでの物語。
性描写のある話は【※】をつけていきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる