αとβとΩと俺 〜αの番には運命のΩがいて… βの俺が出来ることは…〜

葉月

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クリスマス会 ②

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今日はクリスマス会。

外は暗くなりはじめ、クリスマス会が開かれる大広間はより活気を増していっていた。
その広間には大きなクリスマスツリーが飾られいて、ツリーには小人やプレゼント、サンタクロースにトナカイなどの飾りや、ピカピカと光るイルミネーションが輝いている。
天井からは潤やナズナ達、未就学児が一生懸命作った輪飾りや、モールが飾られていて、調理室からは、パーティーで出されるであろう夕食の美味しい香りがし、一気に室内をクリスマス一色に変えていっていた。


2年生になった柚もこの日を心待ちにし、毎晩指折り数えていた。
なぜなら今年のサンタからのプレゼントは、柚がどうしても、どうしても叶えて欲しかった事を、叶えてくれるからだ。
それは、毎年…、いや、毎日願っていた事。

『お母さんと一緒に暮らせますように』

それを、今回はサンタが叶えてくれたのだ。

このクリスマス会が終わった翌日。
柚の母親が一緒に暮らすため、柚を迎えに来る。
そのような手はずになっていた。
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