αとβとΩと俺 〜αの番には運命のΩがいて… βの俺が出来ることは…〜

葉月

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接触 ② 伊吹sideー

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今日の晩ご飯はなににしようかな?
蒼の好きなビーフシチューにしようかな?

伊吹が献立と材料を考えながら、歩いていると。

「伊吹くん…だよね」
後ろから、伊吹の名前を呼ぶ声がした。
振り返ると、
「あ、孝司さん!ご無沙汰してます」
そこには、優しく微笑む孝司の姿があった。
「蒼くんは……一緒じゃないの?」
孝司は蒼の姿を探す。
「今は蒼と、別行動なんです」
「そうなんだ」
「あ、でも蒼とすぐに合流できますよ。電話しましょうか?」
伊吹が携帯を取り出すと、
「いや、いいよ。今日は伊吹くんに、聞きたいことがあって…。この後、何か予定ある?」

蒼じゃなくて、俺に聞きたいこと?
スーパーの買い物は、後で蒼と一緒に行ったらいいか。

「大丈夫です。でも、どうされたんですか?孝司さんが俺に相談なんて…」
「実は柚の事なんだけどね」
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