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ーーフェロモンにあてられて…② 蒼sideーー <エロス>

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「‼︎」

蒼は伊吹をグルンとうつ伏せにし、腰をぐいっと持ち上げた。
そして淡い桜色の後孔に中指を挿れ、激しく掻き回し始める。

「や、ああぁぁ……っ」

伊吹の腰が跳ね上がり、蒼の指を締め付ける。
蒼の指は伊吹の弱いところを強く押したり、優しく撫でたり…
出し入れしながら指を奥へと進めていく。
そうされるたびに伊吹の後孔や中は快楽から痺れだす。


⁇ 
伊吹、いつもより濡れてる…

伊吹の中は、もうすでにしっとり濡れていて、後孔も柔らかかった。

「あお…い…。はげし…い…」

伊吹が蒼の指を止めようと、片腕を伸ばす。

そんなことはさせない!

「ダメ、伊吹…よがって見せて…」
「っや…はぁぁ……っ」

伊吹が伸ばした腕を蒼が掴み、そのまま伊吹の背中に押さえ込み、後孔に人差し指と薬指、二本同時に差し込んだ。

伊吹の中に入った3本の指は、不規則に動きつつ、だが伊吹の弱いところを掠めていく。
後孔からは中の液体が流れ出し、中をぐちゅぐちゅと掻き回す蒼の掌へと伝っていった。
伊吹の中がトロトロになるにつれ、伊吹から発せられるフェロモンの香りは濃くなっていく。

伊吹は…ベータなのに…

そう思う反面、

本当は伊吹がオメガであったなら……
その白くきめ細やかな頸に自分の歯形を濃く残せたなら……
始めた会った時の衝撃のまま、伊吹と共にこれからも一緒にいられたなら…
俺の運命の番は伊吹なんだから。

そう思うと、蒼の胸は苦しくなった。

伊吹。
俺以外、見えないようにしてあげる。
だから俺だけ見て…

止まる事を知らない蒼の指は、指が届く限界まで押し込まれる。

「あお…い…っあぁぁ…」

蒼は中をかき乱し大きく広げ、後孔も柔らかく大きく広げられ…
指がぬるりと引き抜かれたかと思うと

「っやぁぁ……」

伊吹の後孔が蒼の指によって広げられ、

「っダメ…あおい…っ」

蒼は舌を伊吹の後孔の中に入れた。

「ひゃぁぁぁ……」

後孔の入り口近くを、柔らかく暖かな蒼の舌が内壁を舐め回すと、指とは違う刺激が樹の体の中をかき巡る。
尖らせた舌で内壁を、グッと押されると腰の奥底まで響き、伊吹の体液と蒼の口から溢れ出す液体と混ざれば、いやらしい音をかなで、
その度に伊吹の背中に電気が走り、後孔に蒼が息を吹きかければ、伊吹の腰が浮く。

絶え間なく与えられる快楽に伊吹の身体は、痙攣し、そして奥の疼きが最高潮に達した。

「蒼っ……おねが…いっ…挿れ…って……。むちゃくちゃ…に…つい…て……っ」

目から涙を、口からは液体を流しながら、身体全身が紅葉仕切った伊吹は、強請るように蒼に懇願する。

「っつ…‼︎」

蒼はそんな伊吹の姿を見て、ゾクリっと体を揺らした。

伊吹が俺を求めてる。

いつもより無自覚に蒼を誘う伊吹は、艶めく女神のよう。

「煽ったのは伊吹だからな……」

蒼は反りたった楔を、伊吹の後孔の入り口に当て、2回ほど浅く出し入れしたかと思うと……

「あああぁぁぁぁ……」

一気にズンッと伊吹の一番奥の壁まで押し込んだ。

トロトロに蕩けきりながらも蒼の楔を締め付け離さない。
伊吹が汗をかくたび、甘いフェロモンが伊吹を、蒼を包み込み蒼をより夢中にさせた。

伊吹の中、俺でいっぱいになって。

蒼は伊吹の奥を思いっきりつき、指はとどかず広げられてなかった伊吹の中を、蒼の硬く反り上がった楔でこじ開けられる。
蒼の楔は伊吹の中でも脈打っているのがわかるほど…
伊吹の中はすぐに蒼の楔を受け入れる形となり、蒼の楔をきゅうきゅうと締め上げる。

「いぶき……ちから…ぬいて…」

蒼は伊吹の中の暖かさや、締め上げですぐにでも達してしまいそうになる。

「きもち…良すぎて…むっ…り…」

最初の一突きで、伊吹の身体は力を抜き取られ、ベットに身体ごと沈み、うつ伏せとなる。

「伊吹…愛してるよ…」

蒼が伊吹に覆いかぶさり囁くと、繋がっている楔を伊吹の上から、ズンっとさらに押し込んだ。

「あ"あぁぁん……」

一番奥に押し当てられて蒼の楔の先端が、内壁をより押しやる。
そして、硬く熱い楔は伊吹の一番弱いところを圧迫し、奥からの刺激と弱いところからの刺激と混ざり合い、伊吹の意識を飛ばそうとする。

蒼が楔を蒼の後孔近くまで引き抜くと、弱いところに蒼の先端が引っかかり、強い快楽へと誘う。

「っや……あお…い…ゆっ…くり……」

このままでは、すぐにでもおかしくなってしまいそうな伊吹は、喘ぎ声を抑え、蒼の方を見た。
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