60 / 109
初夜 11
しおりを挟む
「アレク、様……アレ、様……はぁッ……あっ、ぁん……」
責める手を止めず、快楽が頂点に達しようとするたびにアレク様は指の速度を落とす。
「そこは……イヤ、です……やめて、ください……もう、イき、たい……あぁぁ……っ」
そう訴えても、
「やめては、やれない。『アレク』と呼べばイかせてやる」
より擦り上げる。
そんな……。
先ほど達したばかりだと言うのに楔は硬くなり、先端からはチロチロと蜜が流れ出しシーツにシミを作る。
身体が燃え上がるように熱く、今にも身体の中に集まった快楽が爆発しそうになっている。なのにイかせてもらえない。
「さぁ、アレクと呼べ」
「やっ……あっっ……アレク……アレク……っ!」
許しを乞うように振り返りアレク様を見上げると、
「……~~っ、ンン…」
顎を掴まれ、そのまま深く口を奪われる。
深すぎる口付けに、また意識を飛ばしそうになり、うつ伏せのままベッドに倒れ込む。
「そろそろか……」
アレク様は僕の中から指を抜き取ると服を全て脱ぎ捨て、太く硬く反り返った楔の先端を蕾に当てる。
「美しいユベール。安心しろ痛くはしない。全て俺に委ねてくれ……」
「っ!!」
そのままアレク様に腰を持ち上げられると、蕾からズズズと凶器のような楔が奥へと挿れられる。
あまりの圧迫感に息が止まりそうになる。
媚肉が限界まで押し広げられ少しの痛みはあったけど、その痛みでさえ気持ちいいと思ってしまうほど、アレク様の愛撫と媚薬で中も媚肉もトロトロになっていた。
「ユベール、力を抜け」
言われた通り口から息を吐き力を抜くと、
「そう、いい子だ」
褒められながら双丘を撫でられると、涙がこぼれる程に気持ちいい。
「いい子だユベール。……そう力を抜いて……ほら、どんどん挿入っている。そう力を抜いて……」
囁かれ、褒められながら双丘を撫でられ、楔を受け入れていく。
「はぁ……ああ……く、ウ……あ——……っ」
「もうすぐだ。もうすぐで、全部挿入いる」
全部挿入ったらどうなるの?
アレク様を受け入れ続け、全部挿入するとはどういうことなのかわからない。
ただ中をアレク様の形に広げられるごとに、指で広げられ愛撫されていた身体に電気が走るようで、全意識が美肉に注がれる。
「アレク……アレク……はぁぁ……アん……」
少しでも恐ろしいほどの快楽から逃れようと、シーツを握り締め喘ぐ。
「っ、あ——っ……あぁ……」
媚肉最奥の壁にアレク様の楔の先端が食い込み、一瞬ヒュッと喉がなった。
「っは……。全部挿入った……」
呟くようにアレク様が言い、動きを止める僕の身体やあたまを優しく撫でてくださる。
「ユベール、痛くないか?」
「は、い……。アレク……は、痛く…、ない……です、か……?」
「!」
顔は見えなかったが、背中でアレク様が息を呑むのを感じた。
「気持ちいいぞ」
気持ちいいのは僕だけじゃない。
アレク様も僕の中で気持ち良くなってくれてるのが嬉しい。
「よかった……。僕も……気持ち、いい……です……」
「!」
またアレク様が息を呑む気配を感じると、めいいっぱいアレク様の形に広げられた媚肉は、徐々に楔の太さと硬さに慣れていく。
責める手を止めず、快楽が頂点に達しようとするたびにアレク様は指の速度を落とす。
「そこは……イヤ、です……やめて、ください……もう、イき、たい……あぁぁ……っ」
そう訴えても、
「やめては、やれない。『アレク』と呼べばイかせてやる」
より擦り上げる。
そんな……。
先ほど達したばかりだと言うのに楔は硬くなり、先端からはチロチロと蜜が流れ出しシーツにシミを作る。
身体が燃え上がるように熱く、今にも身体の中に集まった快楽が爆発しそうになっている。なのにイかせてもらえない。
「さぁ、アレクと呼べ」
「やっ……あっっ……アレク……アレク……っ!」
許しを乞うように振り返りアレク様を見上げると、
「……~~っ、ンン…」
顎を掴まれ、そのまま深く口を奪われる。
深すぎる口付けに、また意識を飛ばしそうになり、うつ伏せのままベッドに倒れ込む。
「そろそろか……」
アレク様は僕の中から指を抜き取ると服を全て脱ぎ捨て、太く硬く反り返った楔の先端を蕾に当てる。
「美しいユベール。安心しろ痛くはしない。全て俺に委ねてくれ……」
「っ!!」
そのままアレク様に腰を持ち上げられると、蕾からズズズと凶器のような楔が奥へと挿れられる。
あまりの圧迫感に息が止まりそうになる。
媚肉が限界まで押し広げられ少しの痛みはあったけど、その痛みでさえ気持ちいいと思ってしまうほど、アレク様の愛撫と媚薬で中も媚肉もトロトロになっていた。
「ユベール、力を抜け」
言われた通り口から息を吐き力を抜くと、
「そう、いい子だ」
褒められながら双丘を撫でられると、涙がこぼれる程に気持ちいい。
「いい子だユベール。……そう力を抜いて……ほら、どんどん挿入っている。そう力を抜いて……」
囁かれ、褒められながら双丘を撫でられ、楔を受け入れていく。
「はぁ……ああ……く、ウ……あ——……っ」
「もうすぐだ。もうすぐで、全部挿入いる」
全部挿入ったらどうなるの?
アレク様を受け入れ続け、全部挿入するとはどういうことなのかわからない。
ただ中をアレク様の形に広げられるごとに、指で広げられ愛撫されていた身体に電気が走るようで、全意識が美肉に注がれる。
「アレク……アレク……はぁぁ……アん……」
少しでも恐ろしいほどの快楽から逃れようと、シーツを握り締め喘ぐ。
「っ、あ——っ……あぁ……」
媚肉最奥の壁にアレク様の楔の先端が食い込み、一瞬ヒュッと喉がなった。
「っは……。全部挿入った……」
呟くようにアレク様が言い、動きを止める僕の身体やあたまを優しく撫でてくださる。
「ユベール、痛くないか?」
「は、い……。アレク……は、痛く…、ない……です、か……?」
「!」
顔は見えなかったが、背中でアレク様が息を呑むのを感じた。
「気持ちいいぞ」
気持ちいいのは僕だけじゃない。
アレク様も僕の中で気持ち良くなってくれてるのが嬉しい。
「よかった……。僕も……気持ち、いい……です……」
「!」
またアレク様が息を呑む気配を感じると、めいいっぱいアレク様の形に広げられた媚肉は、徐々に楔の太さと硬さに慣れていく。
18
お気に入りに追加
282
あなたにおすすめの小説
「その想いは愛だった」騎士×元貴族騎士
倉くらの
BL
知らなかったんだ、君に嫌われていたなんて―――。
フェリクスは自分の屋敷に仕えていたシドの背中を追いかけて黒狼騎士団までやって来た。シドは幼い頃魔獣から助けてもらった時よりずっと憧れ続けていた相手。絶対に離れたくないと思ったからだ。
しかしそれと引き換えにフェリクスは家から勘当されて追い出されてしまう。
そんな最中にシドの口から「もうこれ以上俺に関わるな」という言葉を聞かされ、ずっと嫌われていたということを知る。
ショックを受けるフェリクスだったが、そのまま黒狼騎士団に残る決意をする。
夢とシドを想うことを諦められないフェリクスが奮闘し、シドに愛されて正式な騎士団員になるまでの物語。
一人称。
完結しました!
貴族軍人と聖夜の再会~ただ君の幸せだけを~
倉くらの
BL
「こんな姿であの人に会えるわけがない…」
大陸を2つに分けた戦争は終結した。
終戦間際に重症を負った軍人のルーカスは心から慕う上官のスノービル少佐と離れ離れになり、帝都の片隅で路上生活を送ることになる。
一方、少佐は屋敷の者の策略によってルーカスが死んだと知らされて…。
互いを思う2人が戦勝パレードが開催された聖夜祭の日に再会を果たす。
純愛のお話です。
主人公は顔の右半分に火傷を負っていて、右手が無いという状態です。
全3話完結。
孤独な王弟は初めての愛を救済の聖者に注がれる
葉月めいこ
BL
ラーズヘルム王国の王弟リューウェイクは親兄弟から放任され、自らの力で第三騎士団の副団長まで上り詰めた。
王家や城の中枢から軽んじられながらも、騎士や国の民と信頼を築きながら日々を過ごしている。
国王は在位11年目を迎える前に、自身の治世が加護者である女神に護られていると安心を得るため、古くから伝承のある聖女を求め、異世界からの召喚を決行した。
異世界人の召喚をずっと反対していたリューウェイクは遠征に出たあと伝令が届き、慌てて帰還するが時すでに遅く召喚が終わっていた。
召喚陣の上に現れたのは男女――兄妹2人だった。
皆、女性を聖女と崇め男性を蔑ろに扱うが、リューウェイクは女神が二人を選んだことに意味があると、聖者である雪兎を手厚く歓迎する。
威風堂々とした雪兎は為政者の風格があるものの、根っこの部分は好奇心旺盛で世話焼きでもあり、不遇なリューウェイクを気にかけいたわってくれる。
なぜ今回の召喚されし者が二人だったのか、その理由を知ったリューウェイクは苦悩の選択に迫られる。
召喚されたスパダリ×生真面目な不憫男前
全38話
こちらは個人サイトにも掲載されています。
[BL]王の独占、騎士の憂鬱
ざびえる
BL
ちょっとHな身分差ラブストーリー💕
騎士団長のオレオはイケメン君主が好きすぎて、日々悶々と身体をもてあましていた。そんなオレオは、自分の欲望が叶えられる場所があると聞いて…
王様サイド収録の完全版をKindleで販売してます。プロフィールのWebサイトから見れますので、興味がある方は是非ご覧になって下さい
【完結】オーロラ魔法士と第3王子
N2O
BL
全16話
※2022.2.18 完結しました。ありがとうございました。
※2023.11.18 文章を整えました。
辺境伯爵家次男のリーシュ・ギデオン(16)が、突然第3王子のラファド・ミファエル(18)の専属魔法士に任命された。
「なんで、僕?」
一人狼第3王子×黒髪美人魔法士
設定はふんわりです。
小説を書くのは初めてなので、何卒ご容赦ください。
嫌な人が出てこない、ふわふわハッピーエンドを書きたくて始めました。
感想聞かせていただけると大変嬉しいです。
表紙絵
⇨ キラクニ 様 X(@kirakunibl)

白金の花嫁は将軍の希望の花
葉咲透織
BL
義妹の身代わりでボルカノ王国に嫁ぐことになったレイナール。女好きのボルカノ王は、男である彼を受け入れず、そのまま若き将軍・ジョシュアに下げ渡す。彼の屋敷で過ごすうちに、ジョシュアに惹かれていくレイナールには、ある秘密があった。
※個人ブログにも投稿済みです。
高貴なオメガは、ただ愛を囁かれたい【本編完結】
きど
BL
愛されていないのに形だけの番になるのは、ごめんだ。
オメガの王族でもアルファと番えば王位継承を認めているエステート王国。
そこの第一王子でオメガのヴィルムには長年思い続けている相手がいる。それは幼馴染で王位継承権を得るための番候補でもあるアルファのアーシュレイ・フィリアス。
アーシュレイは、自分を王太子にするために、番になろうとしてると勘違いしているヴィルムは、アーシュレイを拒絶し続ける。しかし、発情期の度にアーシュレイに抱かれる幻想をみてしまい思いに蓋をし続けることが難しくなっていた。
そんな時に大国のアルファの王族から番になる打診が来て、アーシュレイを諦めるためにそれを受けようとしたら、とうとうアーシュレイが痺れを切らして…。
二人の想いは無事通じ合うのか。
現在、スピンオフ作品の
ヤンデレベータ×性悪アルファを連載中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる