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突然のヒート ②
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晴人は瑞稀から視線を外し、ギリっと歯を噛み締める。
「瑞稀飲める?」
瑞稀の上半身を晴人が起こすと、口を開けるように促すが、潤んだ瞳で晴人を見上げる瑞稀には、晴人の声は聞こえていないように見える。
「瑞稀、口開けて……」
瑞稀の息遣いが荒くなってくる。
「ごめん……」
マスターが用意してくれた水と瑞稀のヒート抑制剤を晴人は口に含むと、瑞稀に覆い被さるようにキスをし、
「んっ……!」
水と共に薬を瑞稀の口の中に流し込み、瑞稀はそれを飲み込んだ。
はぁはぁと荒かったの息は少しずつ整ってくるが、瑞稀のフェロモンの香りは濃くなってっくるばかり。
突然のヒート。
しかも前回のヒートから五年も経っている。
急激な変化に、瑞稀の身体はついていかない。
身体が疼き、楔はズボンの中で硬くなりどくどく脈打つのがわかるぐらいで、後孔からは蜜がとろりと流れ出すのがわかった。
怖い……。
無意識の間に、瑞稀は晴人の胸にしがみつく。
「タクシーで家まで必ず送り届けるから、安心して」
昔のように大きな手で頭を撫でられると、氷が溶けるように恐怖心が溶けていく。
晴人さんと一緒なら、大丈夫……。
晴人の香に包まれ、幸せな気持ちになる。
5月の木漏れ日のような暖かさと、草原で感じるような爽やかで清々しい香りがする。
愛しい人の香りが……。
どんなに足掻いても無理だった。
晴人に抱きしめられると、そのまま何もかも流されたくなる。
自分が晴人にどんな仕打ちをしているのかわかっているのに、晴人の優しさに飲み込まれたくなる。
瑞稀は自分の意思で晴人の背中に腕を回すと、晴人は無言のまま瑞稀を抱きしめ返し、そっと髪にキスをした。
「心配いらない……。俺は何もしないから」
晴人は自分のことを心底拒否し続けていると思い込んでる瑞稀の気持ちを汲み、そう言った。
「瑞稀飲める?」
瑞稀の上半身を晴人が起こすと、口を開けるように促すが、潤んだ瞳で晴人を見上げる瑞稀には、晴人の声は聞こえていないように見える。
「瑞稀、口開けて……」
瑞稀の息遣いが荒くなってくる。
「ごめん……」
マスターが用意してくれた水と瑞稀のヒート抑制剤を晴人は口に含むと、瑞稀に覆い被さるようにキスをし、
「んっ……!」
水と共に薬を瑞稀の口の中に流し込み、瑞稀はそれを飲み込んだ。
はぁはぁと荒かったの息は少しずつ整ってくるが、瑞稀のフェロモンの香りは濃くなってっくるばかり。
突然のヒート。
しかも前回のヒートから五年も経っている。
急激な変化に、瑞稀の身体はついていかない。
身体が疼き、楔はズボンの中で硬くなりどくどく脈打つのがわかるぐらいで、後孔からは蜜がとろりと流れ出すのがわかった。
怖い……。
無意識の間に、瑞稀は晴人の胸にしがみつく。
「タクシーで家まで必ず送り届けるから、安心して」
昔のように大きな手で頭を撫でられると、氷が溶けるように恐怖心が溶けていく。
晴人さんと一緒なら、大丈夫……。
晴人の香に包まれ、幸せな気持ちになる。
5月の木漏れ日のような暖かさと、草原で感じるような爽やかで清々しい香りがする。
愛しい人の香りが……。
どんなに足掻いても無理だった。
晴人に抱きしめられると、そのまま何もかも流されたくなる。
自分が晴人にどんな仕打ちをしているのかわかっているのに、晴人の優しさに飲み込まれたくなる。
瑞稀は自分の意思で晴人の背中に腕を回すと、晴人は無言のまま瑞稀を抱きしめ返し、そっと髪にキスをした。
「心配いらない……。俺は何もしないから」
晴人は自分のことを心底拒否し続けていると思い込んでる瑞稀の気持ちを汲み、そう言った。
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