『手紙を書いて、君に送るよ』  

葉月

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重なり合う ③

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神谷が切ない声で囁くと、晶の楔がビクンと震える。

「俺…もっ…、せん……ぱい……はぁぁ…っ……」

熱い吐息を漏らしながら、晶は気持ちを伝える。

好きです、
先輩。
好きです、
先輩……

その言葉が胸を締め付ける。

苦しい、
切ない、
気持ちいい…
俺だけ見て……

「せん…っぱい……はぁぁ…あぁ……」

色々な感情が入り混じり、腰をしならせながら、瞳からは涙が流れる。

自然腰が揺れ、後孔が疼き出す。

触って、先輩。
ここも…
全部…

晶は神谷に乳首をいじめられながら、ズボンの中で硬くなっている神谷の楔を、ズボンの上から摩る。

「っつ…。晶……」

神谷は晶を抱き上げベットに押し倒し、服を全て脱がす。

「綺麗だよ、晶……」

「ふぁぁ…ぁぁっん……」

神谷は晶の楔を口いっぱいに含む。

「んん…っぅん…せん…パイ…っあ……」

温かな神谷の口の中で、晶の楔は吸われ、裏側を尖らせた舌先で舐め上げられる。
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