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デート ③
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で、なんでホラーなんだ……
「先輩…、ホラー、俺苦手なんですけど……」
晶は神谷に言おうか言わまいか迷ったが、やはり言うことにした。
だって、俺、本当にホラー苦手‼︎
洋物、和物、全て‼︎
脳みそブシャーって出てきたり、高速で追いかけてきたり、後ろから急に出てきたり……
怖いじゃん‼︎
心臓に悪いよ……
「知らないよ。だって記憶無くなる前に買ってたし…。でも、ごめん…」
神谷は申し訳なさそうだ。
やっぱり言うんじゃなかったかな…
でも、どうしてこれチョイス?
「あ……」
晶はある事を思い出した。
あれはいつだったか、先輩に
『松原、いつもどんな映画見てる?』って聞かれたとき、
薫は見かけによらずグロいホラーが好きで、俺は薫に付き合わされてたから、
『薫と家でネット配信の、グロいホラー観てます』っていったっけ…
それでか………
「映画の件は、俺が悪かったです…。先輩はホラー大丈夫ですか?」
「大丈夫だと思う。もしかしたら、忘れてるかもだけどな」
しまった‼︎
先輩が記憶ないこと気にしてるのに、変な質問してしまった…
「あの、その…、えーっと……」
晶が慌ててると、
「そんなに焦るなって。俺、松原と記憶探していくの楽しいから、全然気にしてないよ」
晶の頭をポンポンと優しく叩く。
そして、
「さ、入るか」
晶の前を歩いて行き、その後を晶が追いかけて行った。
先輩の後ろ姿見慣れてるはずなのに、胸がキュンとする。
それに頭に心臓ないのに、先輩に触られたところ、ドキドキして脈打ってる感じがする。
晶は、神谷に叩かれたところが熱くなっていくのを感じた。
「先輩…、ホラー、俺苦手なんですけど……」
晶は神谷に言おうか言わまいか迷ったが、やはり言うことにした。
だって、俺、本当にホラー苦手‼︎
洋物、和物、全て‼︎
脳みそブシャーって出てきたり、高速で追いかけてきたり、後ろから急に出てきたり……
怖いじゃん‼︎
心臓に悪いよ……
「知らないよ。だって記憶無くなる前に買ってたし…。でも、ごめん…」
神谷は申し訳なさそうだ。
やっぱり言うんじゃなかったかな…
でも、どうしてこれチョイス?
「あ……」
晶はある事を思い出した。
あれはいつだったか、先輩に
『松原、いつもどんな映画見てる?』って聞かれたとき、
薫は見かけによらずグロいホラーが好きで、俺は薫に付き合わされてたから、
『薫と家でネット配信の、グロいホラー観てます』っていったっけ…
それでか………
「映画の件は、俺が悪かったです…。先輩はホラー大丈夫ですか?」
「大丈夫だと思う。もしかしたら、忘れてるかもだけどな」
しまった‼︎
先輩が記憶ないこと気にしてるのに、変な質問してしまった…
「あの、その…、えーっと……」
晶が慌ててると、
「そんなに焦るなって。俺、松原と記憶探していくの楽しいから、全然気にしてないよ」
晶の頭をポンポンと優しく叩く。
そして、
「さ、入るか」
晶の前を歩いて行き、その後を晶が追いかけて行った。
先輩の後ろ姿見慣れてるはずなのに、胸がキュンとする。
それに頭に心臓ないのに、先輩に触られたところ、ドキドキして脈打ってる感じがする。
晶は、神谷に叩かれたところが熱くなっていくのを感じた。
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