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俺のスパダリはギャップがすごい ー立花蓮sideー
蓮の気持ち ④
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「やっぱり何かあったんだ…」
蓮は抱きしめている真司の腕を振り払い、部屋から出て行こうとした。
「蓮待って‼︎」
慌てて真司が蓮の腕を掴むが、
「…」
黙ったまま蓮は振り向かない。
真司はそんな蓮の背中に向かって真話しかけ始めた。
「…松野に好きだって告白された…」
やっぱり何かあったんじゃないか…
でも、それは松野さんが悪いわけでも、
真司が悪いわけでもない。
ただ…怖いんだ…
真司を失うのが……
俺の目の前からいなくなるのが……
真司の言葉を聞いても蓮は微動だにしない。
「ごめんって断ってきた…それだけ…」
本当にそれだけ?
「それだけだったら、なんでこんなに時間がかかるんだよ…」
「…」
「俺、言われたんだ…松野さんに…真司のこと好きだって…諦めないって…」
蓮の声がだんだん震えてきた。
蓮は抱きしめている真司の腕を振り払い、部屋から出て行こうとした。
「蓮待って‼︎」
慌てて真司が蓮の腕を掴むが、
「…」
黙ったまま蓮は振り向かない。
真司はそんな蓮の背中に向かって真話しかけ始めた。
「…松野に好きだって告白された…」
やっぱり何かあったんじゃないか…
でも、それは松野さんが悪いわけでも、
真司が悪いわけでもない。
ただ…怖いんだ…
真司を失うのが……
俺の目の前からいなくなるのが……
真司の言葉を聞いても蓮は微動だにしない。
「ごめんって断ってきた…それだけ…」
本当にそれだけ?
「それだけだったら、なんでこんなに時間がかかるんだよ…」
「…」
「俺、言われたんだ…松野さんに…真司のこと好きだって…諦めないって…」
蓮の声がだんだん震えてきた。
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