俺のスパダリはギャップがすごい 〜いつも爽やかスパダリが豹変すると… 〜

葉月

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俺のスパダリはギャップがすごい ー立花蓮sideー

真司との電話

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またしばらく経ってから、蓮は真司に電話をかけた。
今真司がどうしてるのか気になってではなく、椿からのメールに心が痛んだから。
だからか真司の声が無性に聞きたくなった。

何度目かの呼び出し音の後、真司の携帯に繋がった。

「もしもし真司。今大丈夫?」
『大丈夫。蓮、今仕事中なんじゃないか?』
そう答える真司の声と共に、ガヤガヤとした音が混ざる。

真司、まだ外かな?

「もう少しかかるかも…真司は今、外⁇」
『松野っていう後輩…あ、朝会った奴な。そいつと飲みに行ってて、酔っ払ってるから今から送って行くとこ』

真司1人で帰るなら一緒に帰りたかったけど、松野さん酔っぱらってしまったかは、送るのか…
酔っぱらった松野さん1人では帰せないもんな。

「そうなんだ…」
『また、家に着いたらメールする。蓮、あんまり無理するなよ』
「……真司も気をつけて、俺も連絡するよ」

真司の声が聞けただけよかった……

そう言い聞かせるが、蓮はやはり少し寂しかった。
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