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俺のスパダリはギャップがすごい ー立花蓮sideー
ある人からのメール
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昼間の景色とは全く違い、近くに建つビルの部屋の窓から光が漏れたり、暗くなっていたり。
空を見上げれば雲はないはずなのに、星は数えるほどしか見えず、月もモヤがかかったように見える。
真司からの折り返しの電話がないかと、携帯を確認したが着信はない。
その代わりに、メールが届いていた。
送り主を見ると、それは妹の『椿』からのもので…
「ふぅ~」
蓮は大きなため息をついてからメールを開く。
『お兄ちゃん、いつになったら実家に帰って来てくれるの?
いつになったら連絡くれるの?
いつになったら私の電話に出てくれるの?
私、お兄ちゃんに会いたいよ…』
2回ほど読み直して蓮はメールを閉じた。
蓮が実家に帰らない…、帰れない理由。
それを父親に説得できるようになるまでは…
ごめん椿。
まだしばらく帰れそうにないや……
空を見上げれば雲はないはずなのに、星は数えるほどしか見えず、月もモヤがかかったように見える。
真司からの折り返しの電話がないかと、携帯を確認したが着信はない。
その代わりに、メールが届いていた。
送り主を見ると、それは妹の『椿』からのもので…
「ふぅ~」
蓮は大きなため息をついてからメールを開く。
『お兄ちゃん、いつになったら実家に帰って来てくれるの?
いつになったら連絡くれるの?
いつになったら私の電話に出てくれるの?
私、お兄ちゃんに会いたいよ…』
2回ほど読み直して蓮はメールを閉じた。
蓮が実家に帰らない…、帰れない理由。
それを父親に説得できるようになるまでは…
ごめん椿。
まだしばらく帰れそうにないや……
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