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俺のスパダリはギャップがすごい ー立花蓮sideー
真司の忘れ物 ③
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「もしもし、真司」
真司が電話を受け取った。
『ん?』
いつもと変わらず優しい真司の声がする。
「今日、合鍵持っていくの忘れてるよ」
「‼︎」
蓮が言うと、電話の向こうで焦る真司の気配がした。
「今、真司の店の近くにいるから、取りに来られる?」
『…』
「俺が行ってもいいんだけど…真司、仕事場の人に見られるの…嫌だろう?」
自分で言っておきながら…
自分に言い聞かせておきながら…
蓮は真司との関係を隠しておかないといけないことが、やはり少し寂しかった。
『…』
少し、真司が電話口で黙る。
⁇
何か不都合あったかな?
やっぱり、俺が店の近くにいるのは嫌だったのかな?
蓮の中で寂しい気持ちと、真司に迷惑をかけたくない気持ちと、店まで来てしまった後悔が入り混じる。
ここは謝って、真司が帰る時間には俺が家に入れるようにしよう……
蓮が真司にそう伝えようとした時、
『今後輩いるけど、蓮が良ければもってきてくれる?』
‼︎
電話の向こうから、真司の予想しない言葉が蓮の耳に飛び込んできた。
今なんて⁉︎
「え⁉︎後輩いるのに⁉︎」
驚きすぎて、蓮の声は大きくなった。
真司に手渡すのは鍵だよ⁉︎
そんなことしたら、大変なことになる‼︎
『いいよ。こいつには俺が付き合ってる人の家に居候してるって事も言ってあるし』
!!!!
あまりのことに、蓮はもう少しで携帯を落としそうになった。
付き合ってるって言ってる⁉︎
一緒に住んでるって言ってる⁉︎
俺が持って行ったら、確実に同性と付き合ってる事が真司の後輩に知られてしまう…
そんなことになったら…
なったら……
真司の立場が………
『だからいいよ。持ってきて。蓮』
蓮の心配を気遣ってか、真司はキッパリと蓮に言った。
真司が電話を受け取った。
『ん?』
いつもと変わらず優しい真司の声がする。
「今日、合鍵持っていくの忘れてるよ」
「‼︎」
蓮が言うと、電話の向こうで焦る真司の気配がした。
「今、真司の店の近くにいるから、取りに来られる?」
『…』
「俺が行ってもいいんだけど…真司、仕事場の人に見られるの…嫌だろう?」
自分で言っておきながら…
自分に言い聞かせておきながら…
蓮は真司との関係を隠しておかないといけないことが、やはり少し寂しかった。
『…』
少し、真司が電話口で黙る。
⁇
何か不都合あったかな?
やっぱり、俺が店の近くにいるのは嫌だったのかな?
蓮の中で寂しい気持ちと、真司に迷惑をかけたくない気持ちと、店まで来てしまった後悔が入り混じる。
ここは謝って、真司が帰る時間には俺が家に入れるようにしよう……
蓮が真司にそう伝えようとした時、
『今後輩いるけど、蓮が良ければもってきてくれる?』
‼︎
電話の向こうから、真司の予想しない言葉が蓮の耳に飛び込んできた。
今なんて⁉︎
「え⁉︎後輩いるのに⁉︎」
驚きすぎて、蓮の声は大きくなった。
真司に手渡すのは鍵だよ⁉︎
そんなことしたら、大変なことになる‼︎
『いいよ。こいつには俺が付き合ってる人の家に居候してるって事も言ってあるし』
!!!!
あまりのことに、蓮はもう少しで携帯を落としそうになった。
付き合ってるって言ってる⁉︎
一緒に住んでるって言ってる⁉︎
俺が持って行ったら、確実に同性と付き合ってる事が真司の後輩に知られてしまう…
そんなことになったら…
なったら……
真司の立場が………
『だからいいよ。持ってきて。蓮』
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