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俺のスパダリはギャップがすごい ー立花蓮sideー

カフェで ①

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いつもは1人での買い物。
けれども今日は真司と2人での買い物。
蓮には同じ買い物でも、全く違う物だった。
『これは、真司と一緒に使いたいな』や、『今度、真司が家に来てくれる時に飾る花を生ける花瓶は、これがいいな~』なんて考えているうちに、蓮の買い物袋の数はどんどん増えていき……
そこまで重くないのに真司は、そっと蓮の荷物を持ってくれる。
服を見に店に入ると『これ、似合うんじゃない?』と真司は色々なタイプの服を持ってきて、蓮が試着すると『似合う』と言いつつ照れる…を何回も繰り返していた。
真司があまりにも真剣に考えて応えてくれるので、蓮は今まで気になっていたがチャレンジする勇気がなかったコーディネートを真司に見せ『これはどう思う?』と聞くと、『蓮はなんでも似合うかけど、それを差し置いても似合うと思う!いや、絶対に似合う!」と言い放つ。
そんな真司の姿に萌えながらも、蓮は嬉しそうにその服を買う。

真司が選んでくれた服は特別。
今度のデートの時に着ようかな?

蓮はもう次のデートが楽しみで仕方なかった。



ほぼ買い物が終わったので、カフェで休憩をする事にした。

「結構買ったなー」
蓮は買い物袋の数を数えながら見る。
「買い物ってこんなに楽しかったっけ?」
蓮につられて真司も紙袋を見た。

真司は全部で4つ。
蓮は…沢山。
蓮はお泊まりセット以外も色々買っていたからだ。

「蓮って買い物好き?」
「皆んなには知られてないけど、実はな」

しかもこんなに楽しい買い物は初めてだ。
でも今日は真司の特別を沢山見れたのが、一番嬉しい。

俺の前で無防備な笑顔を見せてくれたり、照れたり、そっと気遣ってくれたり、初めてを大切にしてくれたり……
それが本当に嬉しくて、愛おしかった。
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