上 下
145 / 217
俺のスパダリはギャップがすごい ー立花蓮sideー

2人して…

しおりを挟む
真司……来てるかな?
でも待ち合わせの時間まで、まだあと少しあるからまだかもな……
それより、今日の服大丈夫か?
無難な物にしたけど、無難すぎる?

蓮が選んだコーディネートは、スラックスのアンクルパンツに白T、上にジャケットを羽織り、ローファー。

多分、真司がどんな服装で来ても合うと思うんだけど……

改札を出た蓮は真司を探し、辺りをキョロキョロと見渡している。

やっぱり真司まだか……
声かけられるの嫌だから目立ちすぎず、でも真司に気がついてもらいやすいところは…?
って、そんなところあるのか?

蓮があれこれ考えていると。

「蓮?」
真司は蓮の前に回り込み覗き込んだ。
「‼︎真…司?」
驚いたという風に蓮が真司を見つめる。
「髪…切った?」
驚いたまま、蓮は切ったばかりの真司の前髪を触った。

真司の髪型は少し明るめカラーの短めマッシュになっていた。

え‼︎
真司、髪切ってる‼︎
しかも似合いすぎ‼︎

「髪、伸び過ぎてたから蓮と会う前に切っておこうと思って…やっぱり変だよな…」
真司は切ったばかりの髪を気にして隠そうとする。
「似合ってる!俺はよく似合ってると思うよ」

似合いすぎて、今すぐ抱きしめたくなる‼︎

無意識のうちに気持ちが先走り、蓮がグイッと真司の方に近づく。
「よかった…蓮と初デートが嬉しみすぎて、気合入れてしまった…」
蓮に褒められて真司は顔を真っ赤にして俯いた。
「嬉しみすぎてって…」

それって真司もデート楽しみにしてくれてたってこと?
美容院に行ってくれるぐらい⁉︎
嬉しすぎて真司の顔が見れない‼︎

蓮の胸の奥からの、キュンキュンが止まらない。
蓮も真司から顔を背ける。

「蓮、お泊まりセット、探しに行こう」
「そうだな」

これからが真司とのデート、スタート‼︎
楽しみすぎる‼︎

二人して赤面したまま、買い物にむかった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

隣人、イケメン俳優につき

タタミ
BL
イラストレーターの清永一太はある日、隣部屋の怒鳴り合いに気付く。清永が隣部屋を訪ねると、そこでは人気俳優の杉崎久遠が男に暴行されていて──?

平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです

おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの) BDSM要素はほぼ無し。 甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。 順次スケベパートも追加していきます

守護獣騎士団物語 犬と羽付き馬

葉薊【ハアザミ】
BL
一夜にして養父と仲間を喪い天涯孤独となったアブニールは、その後十年間たったひとり何でも屋として生き延びてきた。 そんなある日、依頼を断った相手から命を狙われ気絶したところを守護獣騎士団団長のフラムに助けられる。 フラム曰く、長年の戦闘によって体内に有害物質が蓄積しているというアブニールは長期間のケアのため騎士団の宿舎に留まることになる。 気障な騎士団長×天涯孤独の何でも屋のお話です。

僕を拾ってくれたのはイケメン社長さんでした

なの
BL
社長になって1年、父の葬儀でその少年に出会った。 「あんたのせいよ。あんたさえいなかったら、あの人は死なずに済んだのに…」 高校にも通わせてもらえず、実母の恋人にいいように身体を弄ばれていたことを知った。 そんな理不尽なことがあっていいのか、人は誰でも幸せになる権利があるのに… その少年は昔、誰よりも可愛がってた犬に似ていた。 ついその犬を思い出してしまい、その少年を幸せにしたいと思うようになった。 かわいそうな人生を送ってきた少年とイケメン社長が出会い、恋に落ちるまで… ハッピーエンドです。 R18の場面には※をつけます。

【完結・BL】DT騎士団員は、騎士団長様に告白したい!【騎士団員×騎士団長】

彩華
BL
とある平和な国。「ある日」を境に、この国を守る騎士団へ入団することを夢見ていたトーマは、無事にその夢を叶えた。それもこれも、あの日の初恋。騎士団長・アランに一目惚れしたため。年若いトーマの恋心は、日々募っていくばかり。自身の気持ちを、アランに伝えるべきか? そんな悶々とする騎士団員の話。 「好きだって言えるなら、言いたい。いや、でもやっぱ、言わなくても良いな……。ああ゛―!でも、アラン様が好きだって言いてぇよー!!」

好きなあいつの嫉妬がすごい

カムカム
BL
新しいクラスで新しい友達ができることを楽しみにしていたが、特に気になる存在がいた。それは幼馴染のランだった。 ランはいつもクールで落ち着いていて、どこか遠くを見ているような眼差しが印象的だった。レンとは対照的に、内向的で多くの人と打ち解けることが少なかった。しかし、レンだけは違った。ランはレンに対してだけ心を開き、笑顔を見せることが多かった。 教室に入ると、運命的にレンとランは隣同士の席になった。レンは心の中でガッツポーズをしながら、ランに話しかけた。 「ラン、おはよう!今年も一緒のクラスだね。」 ランは少し驚いた表情を見せたが、すぐに微笑み返した。「おはよう、レン。そうだね、今年もよろしく。」

何故か正妻になった男の僕。

selen
BL
『側妻になった男の僕。』の続きです(⌒▽⌒) blさいこう✩.*˚主従らぶさいこう✩.*˚✩.*˚

強制結婚させられた相手がすきすぎる

よる
BL
※妊娠表現、性行為の描写を含みます。

処理中です...