俺のスパダリはギャップがすごい 〜いつも爽やかスパダリが豹変すると… 〜

葉月

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俺のスパダリはギャップがすごい ー立花蓮sideー

後悔 ③

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蓮は真司の家の最寄駅に向かう途中にある中華料理店で、蓮はチャーハンに合うような料理をテイクアウトし、
電車に乗る前、連絡を入れ電車に乗り込んだ。

まさか真司の家に行くのが、こんな形になるなんて…

電車内は混んではおらず、席はたくさん空いていたが、蓮はあえてドア付近に立ち、流れゆく外の景色を眺めていた。


まだ真司は…来てないか…

蓮が改札から出た蓮が辺りをキョロキョロ見渡すと、真司が駆け寄ってくる。

あ、本当に来てくれたんだ。

「飲み会大丈夫だった⁇」
そう言ってくれる真司を見ると嬉しくなる。

「大丈夫。急に会いたいだなんて、ごめん…」
「俺も会えてよかったよ」

真司に直接会えて、蓮の不安は少し和らいだ。

あー、やっぱり俺は真司が好きだ。

蓮は心からそう思った。


「家まで近いし、その間にコンビニで惣菜買ってく?」
真司に笑い掛けられ、蓮の胸はキュンとなる。
「うん。実は俺、途中で買ってきたものがあるんだ」
蓮がテイクアウトした袋の中身を真司にみせる。
「真司がチャーハン作ってくれるって言ってたから、中華にした」
「さすが蓮だな。じゃあ、コンビニでビールでも買っていくか」
二人で笑い合ってコンビニ向かった。

こんな時間がずっと続けばいのに…
2人で買い物に行ったり、お互いの家で、ゆっくり食事を楽しんだり…

真司。
真司は、どう思った?
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