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俺のスパダリはギャップがすごい ー立花蓮sideー
飲み会で… ④
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「あの……その……。チーフが隣に座ってくださるって聞いて…、その…嬉しくなって…しまいました…」
「え⁉︎それが原因?」
「…はい…。だから、その……、チーフ、俺の隣に座っていただけませんか?」
大山は座ったまま、顔を真っ赤にしながらも蓮の様子を伺うように見上げ…、そして、また俯いた。
「じゃあ、お言葉に甘えて」
蓮はふわっと微笑むと、大山の隣に座る。
「でも、本当に酔ったら教え欲しい。いいかい?」
「はい…」
俯いていた大山だったが、やっと笑顔で顔を上げた。
「よかった。やっと顔を上げてくれたね」
再び蓮が笑顔で大山を見ると……
「きゃっ‼︎」
どこからともなく、短い悲鳴が上がった。
⁇
蓮は誰が悲鳴をあげたのか辺りを見回すと、
「林さん…大丈夫?」
蓮と大山の真向かいに座っていた林が、耳まで真っ赤にして両手で顔を隠していた。
「大丈夫?」
蓮がもう一度、林に声をかけると、林はまだ両手で顔を隠したまま。
「……。私の事はお気になさらず……、続けてください……」
⁇
「私の事は、そのあたりに咲いている草木だと思って、無視して……続けてください……」
そういうと、林は悶えた。
「え⁉︎それが原因?」
「…はい…。だから、その……、チーフ、俺の隣に座っていただけませんか?」
大山は座ったまま、顔を真っ赤にしながらも蓮の様子を伺うように見上げ…、そして、また俯いた。
「じゃあ、お言葉に甘えて」
蓮はふわっと微笑むと、大山の隣に座る。
「でも、本当に酔ったら教え欲しい。いいかい?」
「はい…」
俯いていた大山だったが、やっと笑顔で顔を上げた。
「よかった。やっと顔を上げてくれたね」
再び蓮が笑顔で大山を見ると……
「きゃっ‼︎」
どこからともなく、短い悲鳴が上がった。
⁇
蓮は誰が悲鳴をあげたのか辺りを見回すと、
「林さん…大丈夫?」
蓮と大山の真向かいに座っていた林が、耳まで真っ赤にして両手で顔を隠していた。
「大丈夫?」
蓮がもう一度、林に声をかけると、林はまだ両手で顔を隠したまま。
「……。私の事はお気になさらず……、続けてください……」
⁇
「私の事は、そのあたりに咲いている草木だと思って、無視して……続けてください……」
そういうと、林は悶えた。
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