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俺のスパダリはギャップがすごい ー立花蓮sideー

飲み会で… ①

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「チーフ‼︎こっちです!」

店の外で待っていた大山が会議で少し遅れた蓮を見つけると手を振り、蓮は大山と一緒に店内に入った。


「申し訳ない。思いの外、会議が長引いて…」
急いできた蓮は、少し乱れた前髪を直すかのように髪をかきあげると、その場にいた人達の視線をいっせいに集めた。

??

周りからの視線に蓮も気がついたが、その原因を当の本人はわからず、首を傾げている。

「チーフ、色気撒き散らしすぎですよ」
そんな様子を一番近くで見ていた大山が、蓮のその無自覚ぶりにクスッと笑った。
「色気を撒き散らしているのは、大山くんだろ?」
蓮が大山に微笑みかけると、
「‼︎」
火がついたように、大山が顔を真っ赤にし俯いた。

あれ?
最近、大山くんのこの表情よく見るけど…
また俺、変なこと言ったかな?

「イケメン同士で褒め合いは見ていて美しいですけど、皆さんがチーフの事お待ちかねですよ」
林が蓮と大山を迎えにきた。
「林さん、遅くなってごめんね」
「いえ、遅くまでお疲れ様でした。チーフが言われた通り、先に始めさせていただいていて…。心苦しいです」
「そんな。俺の都合でみんなを待たせるわけにはいかないからね」
みんなが待つ個室へ向かうイケメン2人と美女1人。
店内の人々は、うっとりしながら3人を見送った。
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