俺のスパダリはギャップがすごい 〜いつも爽やかスパダリが豹変すると… 〜

葉月

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俺のスパダリはギャップがすごい ー立花蓮sideー

はじめての朝 ③

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「真司のリクエスト通り…サンドイッチだよ」
少し意地悪をしてみたくなった蓮は吐息まじりに耳元で囁き、その声で真司の体がビクッと反応して目覚める。

「蓮…その言い方、ずるい…」
少し照れ、そして少し拗ねる真司の事が、蓮は可愛くて仕方ない。
「でも、そうした方が真司すぐに起きるだろ?」
クスクスと笑いながら、蓮がもう一度真司の額にキスをした。
真司はそのまま蓮をベットに引っ張り込もうと手を伸ばすが、蓮はするりと避ける。

本当は俺もベットに潜り込みたいけど…

「早くしないと、仕事に遅れるよ」
「う…」
真司が渋い顔をする。

「キッチンで待ってるから、用意できたら来て」
「うん」
そして、少しシュンとした。

無自覚だから許すけど、その顔がどれだけ俺の理性を壊しそうになるの、知っててやってる?

蓮は心の中でぼやいてしまう。

「二人でゆっくり朝食、食べよ」
微笑みながら、蓮は部屋を出ていった。

『二人でゆっくり朝食、食べよ』
自分で言っておきながら、蓮は照れた。

これからは、こんな幸せが続いていくのか…

蓮は幸せを噛み締めていた。
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